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昨日の府中球場は、薄い雨雲に日が遮られ、とてもしのぎやすい気候になりました。本校野球部が臨んだ夏の甲子園大会初戦、すでに結果が報道されているので、あえてここに書くことはいたしません。得点経過が示す通り手に汗を握る接戦で、最後まで互いに主導権を渡すまいと、激しいつばぜり合いが続きました。途中、雨が本降りになる場面もありましたが、まったく動揺することなく冷静に投げ続けた久保田くん、そして後を受けた中村くんは、実に立派な投球でした。
失点は打たれたというよりも、ちょっとした隙をつかれての結果であり、改めて野球の難しさを思わせられます。実力が伯仲している時は、ほんのわずかな綻びが勝敗を左右することを、まざまざと目のあたりにしました。それでも強豪の呼び声高い相手に、がっぷり四つで組み合ったのは、努力の結果ではないでしょうか。チャンスで完ぺきにとらえた当たりが、相手の正面を突いたり、わずかに切れてファールになった場面もありました。ほんの少しの勝負の綾で、女神が微笑んでくれなかったのは残念でなりません。スタンドで声を振り絞っていた応援団の下級生が「先輩の気持ちを引き継いで甲子園に行きます!」と決意を述べていましたので、その意言葉通りがんばってください。今日は一日休み、また明日から新し戦いが始まるようですから、新チームの躍進を楽しみにしています。