風はエーゲブルー・・・にしたい

愛車の307SWのことや、興味のある様々なことをダラダラと書いていきたいです。

自分の家が火事に遭うなんて、思ってもみないよな~

2006年03月12日 | たわごと
 ここんとこ、家の前で側溝工事をしており、やらんでもいいのに、ついでに舗装工事までしている。それが何故か週末に作業をするようで、先週の土曜は舗装を剥ぐ工事、今週は舗装工事をしている。
 で、自分の家の前は結構微妙な位置づけで、うちが舗装した分は、うちの土地である・・・はずなのだが、盛岡市は「あんたんとこの建物は、境界線ギリギリに建っている」と言う。だがそれが正しいとすると、お隣さんの建物はうちの土地を侵害していることになる。でも、そこにはかつて盛岡市が打ち込んだ土地の境界杭があったんですが・・・
 ってなことで、家の前ギリギリ、っていうか、壁まで舗装することになるわけで、生活している方からすれば、外出するのも面倒くさいことになる。昨日の土曜日、朝仕事で出勤して、昼前に仕事を終わらせて飯を食って買い物をして帰宅。そしたら舗装工事の真っ最中なので、部屋に閉じこもってゲームでもするか、ということになった。
 ところが、しばらくすると外がなにかとうるさい。消防車のサイレンも聞こえる。うちは消防署のすぐ近くで、主要道路沿いと言うこともあって、救急車や消防車には慣れっこである。あ、警察署も近いから、パトカーも慣れっこだな。
 それで、自分の家はかつてアパートだった名残があるため、自分の部屋は家の中でも「離れ」みたいな場所になる。居間に行くにも、トイレに行くにも靴を履く必要があるという、奇妙な構造。で、あんまりうるさいんで、「何事だあ?」と押っ取り刀で、居間に行く。すると、目の前に消防車がいる。ありゃりゃりゃと思い、外に出ると「いたいた!」と近所の人にふんづかまり、消防の人に質問責めにされる。
 状況を見ると、舗装工事で火が外壁の内側に入り、建物の角の柱周辺を焦がしたようだ・見たときには残火処理の真っ最中で、じゃばじゃば放水している。まあ、火事といってもボヤ程度である。残火処理をしても、内装にはとくに問題もなく、個人的にはこの程度で済んでラッキーだったと思う。
 こちらも突然の状況に動揺するのだが、何よりも周囲の人がテンパっているというか、ハイになっているというか、そういう精神状況である(妙にテンション高いというか、うまく伝えられないなあ)。消防の人も現場じゃああなのね。そうなると、精神の作用反作用で、こちらは冷静にならざるを得なくなる(もちろん、そう勤めようとしているのもあるけれど)。いやあ、消防の人達も、下手に状況終了ってな感じだけに、動きがてんでんバラバラ。とっかえひっかえに同じようなことを聞いてくる(これが深刻な状況だったら全然違ったはず)。さらには、そこに警察も混じる。困るのは、消防は服装で「消防」とわかるけど、警察は制服じゃない人達だっただけにわからん。それも一人目は良いが、二人目となると怪しさ爆発である。ジト目で「あなた、どちら様ですか!?」と聞いたところで、「ああ、もう聞いた聞いた」と先に聞いた人が登場。もう現場は(人だけが)グチャグチャです。
 そこから、現場写真撮影大会に突入。当然のように、消防と警察は別々。ああ面倒くさい。消防はただ撮るだけなんだけれど、警察は「すいません、そこに立っていてください」という。まるで犯人かなにかのようで、非常に気分が悪い。こちとら被害者だっつーの!挙げ句に、「焦げた部分を指さしてください」と言い出す始末。あんまりに面白くない。下向きに指を指しながら、『これで頭からタオルかぶって、リングのパロにしたろか!』などとくだらんことを考えてしまうのが悪い癖である。
 今回の件だけれど、最終的には舗装工事のバーナーが原因ということで、弁償してくれるようだ。
 さて、うちの親であるが、当時は温泉に行っていた。で、当然連絡したら「すぐ戻る」とのこと。そのうち現場検証っも終わりになってきたら、所有者である父に事情聴取の必要が出てくる。ところが、電話して30分経っても帰ってくる気配なし。「どこにいるんだ?」と思い、電話してみると「今出たばっかり」。オイオイ、なんぼ鎮火していると言ったとはいえ、あまりに呑気すぎる。結局着いたのは、長々と居た消防が帰る直前。困ったものである。
 そして困ったものの仕上げは、今朝の岩手日報である。うちの火事が記事になっていて、しかもただ「火事」とだけ書いていて、状況が良くわからないような記事である。そりゃそうだ、現場に記者なんて来ていないもの。間違いなく、警察への電話取材だけで書いた記事だ。おかげで、今朝からジャンジャカ電話が鳴りっぱなしだわ、客は来るわの大騒ぎである。中には泣きながら電話してくる親戚もいたりするので大弱りである。こっちなんか、「こんなんで済んで良かった良かった」と、夕飯は寿司にしたくらいの火事である。新聞ってのも、こちらが記事の当事者になると迷惑この上ない存在になるってことがよ~くわかった一件でした。
 てなことで、今回の教訓。ちょっとした火事なら、警察には新聞には載せないで欲しいと言った方が良いぞ(ただ、言うことを聞いてくれるかどうかはわからんが)。

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2 コメント

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こんなことなら (Jubei)
2006-03-12 23:29:20
京都土産の清明神社の暦を早めに差し上げておけば良かったですね。

それとも,火除けは愛宕神社か。
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晴明神社ですか (karinon)
2006-03-16 00:49:47
晴明神社って火に関しては無力そう。

っていうか、本当に軽かったので、十分御利益的なものはあったかと。何はともあれ、感謝感謝です。
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