goo blog サービス終了のお知らせ 

猫日和

のんきな徒然語り

新しい家族

2014-04-28 19:41:41 | 


さくらが死んで、半年が過ぎた。


そして4月17日、我が家に新しい家族がやってきた。

サビ柄の女の子。

名前はたま。

とってもお転婆でやんちゃな子。
好奇心旺盛で人見知りも物怖じもしない。
この子は肝が据わっている。




足が太くて大きい。
まだ2ヵ月だけどこれからどんどん大きくなりそう。


鏡台に上って櫛にちょっかい。一時もじっとしていない。




正直、最初はたまを見ていてさくらのことばかり思い出していた。
さくらの小さかった頃を思い出しては、ああだったな、こうだったなと。

新しい子を迎えたことをさくらに申し訳なく思ってしまっていた。

たまがやんちゃをしたときに、「コラ!さくら!」と言ってしまい
ひどくうろたえてしまったこともあった。

飼い猫に代々同じ名前を付ける、という人の気持ちがわかった気がした。


うちに来て約2週間。

初日からあっという間にうちに馴染んでしまったたま。

私の方が戸惑っていた。いつまでもさくらを恋しがって。


でもたまはたま。

私はこれから20年くらいはこの子の世話をしていく。
この子がおばあちゃんになって動けなくなって息を引き取るまで。

ちゃんと看取る。


だから今は子猫のたまを精一杯可愛がろう。


・・・・もう手も足も傷だらけだわw

子猫のパワフルさを久々に思い知ってる(^_^;)








眠り寝子

2014-02-18 22:52:14 | 


見た瞬間に惚れてしまった、九谷焼の眠り寝子。

黒と白の二色を買って二匹並べている。
可愛い。


さくらが死んで4カ月が過ぎた。

お墓を作るべきなのだろうか。
こんなことも考えられるくらいには、私はさくらの不在に慣れた。
慣れるしかなかった。

調べてみると、近隣にいくつかペット霊園があった。
しかしどこも人里離れた辺鄙なところにあり、そんなところに
さくらを葬りたくはなかった。
だって寂しい。

いっそ庭に埋めたらどうだろう、とも思った。
そして何かきれいな花の苗を植えてあげよう。

しかしそれも寂しい。


結局私はさくらをどこにもやりたくないのだ。

いつまでも遺骨を置いておいてはいけないのかもしれない。
ちゃんと供養してあげたら?という人もいる。

でも寂しいのだから。

寂しいうちは手元に置いておこう。

いつか気持ちの踏ん切りがつく時がくるまでは。



陶器の猫が生身の猫の代わりになるわけもない。

でも十分、私の心を慰めてくれた。











あけましておめでとうございます

2014-01-08 20:58:18 | 
去年の秋、さくらが死んだ。

夏頃からずっと具合を悪くして、やせ細っていくばかりだった。

しかし私はブログにその事は書かなかった。
書けなかった。

書くのが怖かったのだ。「病気」とか「死」とか書くのが。

書くと不安が現実になりそうで怖かった。

そしてさくらは死んだ。17歳だった。

翌々日に火葬にした。

遺骨はまだ私の部屋にある。


17年間、生活を共にした者がいなくなる。
もう二度と会えない。

なかなかそれに慣れることが出来ずにいる。

今でも部屋のドアを少しだけ開けておく。
さくらが出入り出来るように。

もうそんな必要はないというのに。


喪った痛みはいずれ薄れていくのだろう。

でも私にはまだ、時間が必要だ。











猫まんま

2012-11-08 16:52:00 | 
  
      ↑私の腹の上でくつろぐさくら

さくらがなかなかご飯を食べてくれない。
色んなキャットフードを買ってきて何とか食べさせようとしているが、
何が気に入らないのかほとんど食べない。

口内炎かと思ったがそうでもない。ドライフードをばりぼり食べることも
ある。一体何だったら食べるんだよお前は~~!

何か食べさせないとと、ある日サーモンの刺身を買って帰ってやってみた。
それはペロリと完食。もっとないの~?と非難がましい目でじとりと
睨まれた。
・・・・何だよ刺身なら食べるっての?!

しかし毎日刺身は無理だ。でも比較的安めの魚なら何とかなるか。
鍋用に売ってた鱈を軽くゆでてほぐしてやってみる。
一切れちゃんと食べた。皿が空になるなんて久しぶりのことだ。
嬉しくなって次はブリをやってみた。これも鱈以上に気に入ったみたいで
ペロリ。
だんだん食べる調子が出てきたのか、それまで見向きもしなかったドライ
フードにも口をつけるようになった。
よかった。これでバランスのいい食事になったかな。

キャットフードって人間のご飯に例えるとインスタントラーメンみたいな
ものだってきいたことある。栄養的には完璧かもしれないけど飽きるって。
私はキャットフードは完全食だと思ってたから、これをやっていれば間違い
ないと思ってきた。でもそう単純なものでもないのかな。

そう考えると生の魚の方が数段美味しいのは当然なのか。
もっと早くやればよかった。
しばらくは鱈とブリを交互にやってみよう。
ブリは脂っぽいからたくさんやるのはちょっと不安だし。

とにかく食べてくれてよかったー(*^_^*)










日々思うこと

2012-11-01 15:12:23 | 


さくらがあまりごはんを食べなくなった。
便秘は相変わらずだが、食べないから出すものもないのかもしれない。

何をやっても気に入らないみたいで、いろんなフードを試したけど
どれもちょびっとしか食べてくれない。
何とかだましだまし食べさせてる状態だ。

歳をとったなと思う。
一年前より確実に衰えてる。
もう16歳だもんな。


この間早朝5時くらいだった。外に出たがるから出してやった。
庭の水道の桶にたまった水を飲むのが好きなのだ。
見ていると水をぴちゃぴちゃ飲んでいた。

しばらく目を離した間にいなくなっていた。
いつも外に出るといっても家の敷地の中だけ、庭を歩く程度なのに
探しても庭にいない。
道路に出ることなんて絶対ないのに。でもいないのだ。

懐中電灯を持って近所を探し回った。
「さくら~、さくら~!」って朝っぱらから迷惑だったかもしれないが
私は必死だった。
多分見つけてやらないとさくらは家に戻ってこない。
もう自力では帰って来れない。それがわかった。


探し始めて1時間くらいたった頃、見つかった。

まさかこんな所までは、と思った家から結構離れた家の庭にいた。
その庭にある水道の下の水桶の水を飲んでいた。

お前はどんだけ水が飲みたいんだ!
安堵のあまり力が抜けた。

私が後ろから近付いてもさくらは振り返りもしない。水を飲み続けている。
耳も遠くなってるし目も悪くなっている。

何でこんなに弱っている猫を外に出してしまったんだろう。

私のせいだ。

抱き上げて家に帰った。
歩いてる間さくらを抱きしめながら涙が出た。
さくらは寒さの為か細かく震えていたから。

道がわからなくなったんだね。寒いのに家に帰れなかったんだね。

ごめんね。
もっとちゃんと見ていればよかった。


さくらの衰えを見るたび自分の衰えも感じる。
歳をとったのはお互い様か。

さくらが天寿を全うするまでは私も元気でいなくちゃね。
口元にフードを手で持っていってやらないと食べないとしても、
家人に「お猫様ww」とからかわれようと、私は最後までこの子の
面倒を見るのだ。

文太のときのように後悔したくない。


そんなことを日々思う今日この頃。