免疫細胞は、異物を識別する抗体の他に、免疫応答の制御にかかわる分子を持つ。
免疫を活性化させる(車でいえばアクセル)役目を行う分子が発見された。
これを使い、隠れたがん細胞を攻撃することが試みなれた。
しかし、うまくいかない。
「アクセルがあるなら、ブレーキがあるはずだ!」
京都大学の本庶佑博士は、免疫細胞表面のPD-1分子に目を付けた。
「この分子は、免疫系の中で、何か特別な役割を果たしているのでは?」
「この分子は、免疫細胞の情報伝達に関わっているのではないか?」
参考図:「がん免疫療法の突破口」、口絵写真、チャールズ・グレーバー、早川書房、2020
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