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脳内麻薬は存在するのか?

 4.脳内麻薬は存在するのか?

  • 脳内神経系にアヘン剤受容体のあることが確認された。
  • マウスの脳のある部分を電気刺激すると、痛みに対する反応を大幅に減らせる。

  電気刺激により脳のモルヒネ類似物質を活性化し、痛みを和らげる神経系が

  働くのでは?

 

       脳がアヘン類似物質を生産しているはずだ。

    脳の中にモルヒネそっくりの生化学系が存在しているに違いない!

 

  スコットランドのアバーディーン大学では、二人の研究者がこの課題に

 取り組んでいた。

  ハンス・コスターリッツ教授と講師のジョン・ヒューズである。

 

  二人は、脳の中にある無数のモルヒネ類似物質候補を、ふるいにかける

 ことから始めた。

  屠殺場から毎日30頭分のブタの脳を持ってきて部位をすりつぶし、

 いろいろな化学物質を抽出する。

  これには、ヒューズの抽出に関する化学知識が役立った。

  mg単位のわずかな量の化学物質を抽出して、モルモットを使い、

 モルヒネ類似効果があるかどうか確かめる。

  根気のいる仕事だ。

 

 「先生、モルヒネ類似物質と受容体の結合はゆるいので、

 すぐ離れてしまうため、効果が確認できないのではありませんか?」

 「いや、モルヒネの強力な効果を見れば、それはないはずだ。」

 「受容体が鍵穴とすれば、モルヒネ類似物質は鍵だ。ぴったりあう鍵が必ずある。」

 

     

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