丘の上のつれづれ(2016年6月まで) ~飯田市知久町の陶器店かのうやのブログ

南信州、飯田市丘の上の陶器店「かのうや」の店員sunnyの器とお料理のブログです。

丼ものはやっぱり蓋付きどんぶりで

2014-09-06 15:05:15 | 器のこと
こんにちは。
わが家に、うなぎで有名な静岡の親戚からうなぎの蒲焼が届きました。
早速、昨晩の夕飯はうな丼です。



乱獲や海流の変化で生息数が激減してしまい、もし条約で規制されるようなことがあれば今後食べることが難しくなると言われている鰻。
ありがたくいただきました。

さて、先ほどの写真に登場した器。


わが家ではしばしば丼ものを食べる際に使われる有田焼の蓋付き丼です。

上から見るとこんな感じ。


現在は、「生活の道具は少ない方が良い」と考えられ、大抵の家庭では蕎麦などを食べる丼で共用している場合が多いと思います。
実際、ある老舗のメーカーでも『ご飯茶碗』と言う概念のものの生産は少なくなり、代わりにご飯を含む色んなものの盛り付けに使える『フリーボウル』と言う中くらいの大きさの碗を主力商品に移行する動きがあるそうです。

確かに合理的に考えれば食器棚もスッキリすることだしそれでも良いと思いますが、やはりうなぎなどを食べるときにこの蓋付き丼を使う文化を完全に捨て去ってしまうのはもったいないな、と感じる私です。

料理や器に精通した北大路魯山人さんは「器は料理の着物である」と言っていたそうです。
蓋付き丼でうな丼を食べた時に感じた満足感。
魯山人さんの言葉を使わせていただくなら、「あたかも器からだしが出ているような」感じ。
これは、経験したひとにしかわかりません。

そうは言っても、税金や物価がどんどん値上げされている割に収入の上がらない現在の日本でこれから蓋付き丼を購入しようと言う方はそう多くはないですよね。

そうそう、丼もののどんぶりと言えば、牛丼チェーン店の吉野家さんで使用されている丼も有田焼なんだそうですよ!!


この丼は、一般の人が購入することは出来ないそうです。
数年前に吉野家創業111周年記念ではこのようなオリジナル丼をプレゼントするキャンペーンを行ったようですが。


ということで、蓋付き丼は丼料理を美味しく感じられるとっても素晴らしい道具であるけれど、なかなか一般の家庭では縁がない道具と言うことが言えそうです。
外食の際などで使用する機会がありましたら、よ~く見てみたり味わってみたりしてみてくださいね♪
そちらで気に入って購入をお考えの際は是非当店へ!!

以上sunnyの蓋付き丼の考察でした。

読んでいただいてありがとうございます。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハリーさん☆ (sunny)
2014-09-07 20:27:02
どんぶりを誉めていただいてありがとうございます。「蓋付きどんぶりがなければ丼料理にあらず」というところまで行ってしまうと堅苦しいですが、「捨て去ってしまうにはもったいない文化だ」ということです。料理を、感謝の気持ちを持ってありがたくいただけば色んな食卓があって良いと思います^^
返信する
Unknown (ハリーです。)
2014-09-07 19:46:11
丼ものは、蓋付きでなければならない、というのは、やはり陶器屋さんのこだわりを感じさせますね。

あんな立派などんぶりだと、どんな料理もご馳走に見えそうですね。
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