カニさんの家

I wanna become a person who can feel small happiness a lot!

間違いだらけの英語学習(長文注意☆)

2007年12月09日 17時50分43秒 | Weblog

昨日、、やることなくてまたBOOKOFFをぷ~らぷらしてた。

<購入した本>
・『間違いだらけの英語学習』 常識38のウソとマコト  小学館    近江誠
・『なぜ、あなたは働くのですか?』              ビジネス社 五十棲剛史
・『男性学』 FEMINISM IN JAPAN 日本のフェミニズム 岩波書店  上野千鶴子(他)

まず昨日一日で『間違いだらけの英語学習』って本を読破♪
世間一般で言われている「日本人の英語力が伸びない理由」や「英語教育のありかた」などについての常識について言及してる。全体的に感じられることは現在の日本人の勉強不足&「意味が伝われば良いよ」的な幻想が問題だということ。 英会話コンプレックスといえる程の日本人の会話能力不足は日本人の恥ずかしがる性格のせいだとか、英語は慣れだから話されてる国に住めばOKとか、日本人英語でいいとか、結局才能だとか・・・。
根本には日本人の英語コンプレックスが未練がましく、ただ「勉強不足が原因だ!!」という事を言えない。。
最近ではファッション的な要素として英語が話せることがカッコいいという考えが先行しがちである事もまた問題。。 
膨大な入力があって初めて、それ相応の出力があるのであって、話すことに慣れれば自然と言葉が出てくるというものではないことも指摘している。 「英語は勉強するな!」とかそーゆー類の本をよく見かけるけど、それで英語ができれば皆英語が喋れてるはずである。 受験英語の否定がよくなされるけど、M-catさんの言うとおり文法の勉強をもっとするべきである。 
「英語を話せない」のは環境のせいでも文法のせいでも恥ずかしがる性格のせいでもなく、日本の英語教育の貧さの産物以外の何物でもない。 でなければ中学高校の6年間の英語教育でアジア最下位の英語力の理由がみつからない。 
今気になるのが「小学校からの英語教育」
正直、脳科学の面から考えても、日本語と英語では脳内の処理機構が違う。
大脳生理学や神経言語学の分野も、完全に解明されていない現段階で未分化の脳に母語以外の言語を刺激として与えるということがどうなるか完全に説明できるのだろうか? 特に日本語はひらがなとカタカナと漢字と3種類の文字を使い、特に漢字は脳内での局在は、音よりも意味として記憶される場所が優位であり、純粋な日本語話者の失語症患者のなかでも「ひらがな」はわからないが「漢字」はわかる。という人も多い。
仮名と漢字の乖離が起こるほど脳内の局在は微妙であるのに、そこで「アルファベット(英語)」が入ってきたときにどのようなことが起こるのわからない。 実際、この本によると早期の多言語刺激によって母語の喪失が起きた例があると書かれている。早い段階で英語教育をすれば喋れるようになるというのは親や教師たちの幻想、手抜きに他ならない。 小学校から英語を始めれば受験英語も簡単に解け、英会話もスムーズにできるようになると文部科学省や早期英語教育推進者は本気で思っているんだろうか?? 早期教育自体は否定しないけど、週1時間の英語の授業で、授業の専門性のない小学校教師がどうやって英語を教えるのかがすごい気になる。(俺の記憶だと小学校は担任の先生が全教科やってた気がする)
俺が小学校の頃の担任の先生は50歳を過ぎたおじいちゃん先生だったけど、もしその時代に英語教育開始!!!なーーんてなってたら、その先生は十分な英語教育を小学生に与えることができただろうか?? 授業のコマ数に「英語」って入れただけで、深く考えず安心してる現代の親やお役所の役人の顔が浮かぶわ~。。
ゆとり教育といい、なんだかよく考えないで決めて同じ間違いを繰り返しそうな気がする。

俺もかなりの英語コンプレックス持ちでそれを解消しようと本屋さんの英語のコーナーをいっつもウロウロしてるけど、やっぱり最終的には地道に勉強するしかないって気付く
努力することから逃げてちゃ、それなりのものしか得られない。

最近は勉強のペースがあがってます