直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
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日々想うことを書き記します

2016 ヒロシマの日

2016年08月06日 | 日記
8月6日
ヒロシマの日

昔から8月6日は、晴れが多い感覚があります。
今朝も、ぎらぎらとした太陽が照りつけ、セミが鳴いていました。
そして、8時15分。市内一斉に黙とうのサイレンが鳴り響きました。

あの日のことは、私には想像もできないのですが、71年前も今日のような暑い夏の朝だったようです。
一発の原子爆弾によって多くの罪のない人たちの人命が奪われた事実は、ずっとずっと後世に語り継いでいかなくてはいけません。

原爆投下の命令にサインしたのは、当時のトルーマン大統領。
トルーマンは、原爆投下の命令を出すわずか4か月前、当時のルーズベルト大統領が突然亡くなったことで副大統領から昇格した大統領。
ルーズベルトが極秘裏で推し進めたマンハッタン計画(原爆を製造する計画)についても、あまり理解できていなかったと、伝えられています。

軍部が推し進めた計画。
トルーマンは軍事拠点に攻撃目標を定めるように指示したようですが、兵器の効果を確かめたかった軍部は、「より効果を得られる目標」に攻撃目標を定めた結果が、ヒロシマだったようです。
後に、トルーマンは「多くの市民の人命が奪われたことを後悔している」と、日誌に記しているようですが、公式には戦争を終わらせるために必要な攻撃であったと述べています。

原爆投下のような想像を絶する決断が、意思決定が曖昧なままに「計画だから」ということで進められたことに、驚いてしまいます。
でも、日本も同じような状況下で、戦争への道を進んでいったのです。

・・・

やってはいけないことを「やってはいけない」と言える国であることを、心から願っています。