遥か彼方のひとり言

いろいろな出来事、出会いなど、少しずつ、気楽につづります。
空を見上げながら、彼方の日々に想いを…

重力ピエロ

2010-03-07 23:06:26 | 読書あれこれ
伊坂幸太郎さんの「重力ピエロ」を読みました。

以前、ご紹介した「レインツリーの国」を教えてくれた同僚が、この人の出す本は必ず読んでいると、とても熱心に話していて「何冊か貸しますよ!」と言われたものの、とりあえずその時は、名前だけをメモして、しばらくしてから立ち寄った本屋さんで、自分が気になる本を数冊を購入しましたが、うちの一冊をやっと読みました。

「重力ピエロ」かぁ~上手いことタイトルつけるなぁ~と思いましたし、重い内容でありながら、読み終えた後にそれほど疲れていない自分が、とても不思議な感じがしています。

「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」と、あと一つ、最初と最後に登場する一文がとても印象的でした。それから、最後まで一貫した家族愛。

こういう本を書かれる方の頭の中では、どういう順番で物語が出来上がっていくのだろうととても興味深く考えてしまいました。
しばらくは、今の読後感に浸っていたいので、少し時間を置いてから、もう一冊も読んでみようと思います。

同時進行で、読んでいる本もあるのですが、これも別の意味で、とても興味深く、面白いです。後日、またご紹介いたします。

以前から、たくさんの本を読んでいたと言うわけではないのです。
数年前、同年代のとても尊敬する方に出会いまして、その方の影響で読書量がかなり増えました。本屋さんにはよく立ち寄っていましたが、こんなにも多くの種類に興味を持つようになったのは、やはりその方の影響です。

そして、もう一方、うちのトップと出張した時、飛行機の中や少しの時間でも本を開く姿を間近で見て、かなり影響されました。

少しでも近づきたい、少しでも自分の世界を広げたいと思ったのです。

いろいろ悔やんでしまったり、どうしようもなく考えてしまったり、いろいろと思うこともありますが、今、気付けたことが一番だと思い直し、気付けた今から少しずつでも始めて見ようと…。
心友とも、日々精進を互いに声かけ合って過ごしていますが、残りの人生で、自分自身の何かをつかめるように、次の世界に旅立つときに、良い人生だったと思えるようになりたいものです。