京都大火編(るろうに剣心)で使われた世界遺産の万田坑跡

2020年04月22日 | 風景

タイトル通りで、るろうに剣心の撮影に使われた万田坑です。

京都大火編の最初のシーンで、長時間映し出されます。

暗い場面が多いので見難いですが、「ここが使われた場所だな」は何となく分かります。

とにかく、セット物ではない本物レンガ造りの建物が "明治" を感じさせます。

 

事務所と奥が竪坑櫓

 

間近で見る竪坑櫓

 

竪坑櫓の中は今 こんなふうに塞がれています

当時ここは 約274メートルの深さで 閉山時に土砂で全て埋められました

 

竪坑櫓と機械棟。

 

機械棟の中にある巻き上げ機

 

映画の最初50秒ほどのシーンで使われた修理工作機械棟。

 

映画では上の鉄骨奥の方からこちら向きにカメラが据えられ撮影。

左の建物が窓格子の見える修理工作機械棟で 奥に竪坑櫓の鉄骨。 (映画るろうに剣心より拝借)

 

撮影に使われた、炭鉱夫たちの通路とトンネル。

 

実写を画像処理で作成

 

 

ここのトンネルは見ての通り軌道が敷かれています。

残念ながら、今は通れません。

 

映画 るろうに剣心より拝借のワンカット 上のトンネルはこう使われています

 

三池炭鉱・万田坑跡は熊本県荒尾市ですが、ここから北へ1.4kmほどの所には、同じ三池炭鉱・宮原坑跡(福岡県大牟田市)も残されています。

どちらも一見の価値ありです。

 

竪坑櫓の横には、三池港まで石炭を運んだ軌道敷跡が朽ちるままに残されています。

 

勿論ここを歩くことも出来ます。

 

こんな風景が残っていて、ここに立つと感慨深いものがあります。

 

とにかく広いです。

除草など最低限の管理もこの広さでは大変なはずで、それでも「今まで残して来た贅沢さ、余裕は何だ?」を感じさせられます。

 

九州に来たら是非立ち寄って欲しい、こんな遺物が好きな人にはたまらない所でしょう。

幼い頃、まだ動いていたこの炭鉱列車に乗れたのは幸いでした。

 

AdobeStock

PIXTA

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