★第9次 21世紀の朝鮮通信使 ソウルー東京 友情ウオーク      (2023・4・1~5・23)★

ソウルから東京まで(約2,000㌔)、毎日30㌔の道を日本人・韓国人・在日韓国人ウオーカーが共に歩き日韓交流を深めます

4月25日 下蒲刈 探訪

2009-04-25 17:55:40 | 朝鮮通信使ウオーク

下鎌刈の「ご馳走一番館」には通信使一行が乗った、精緻な船の模型
(縮尺10分の1)が展示されていた


船のへさきに書かれた絵



三代将軍・家光から「どこが一番のご馳走だったのか」と聞かれた、
対馬藩主は「下鎌刈が一番のご馳走」と答えたという。
その内容を再現した食事メニューが模型で展示され、その豪華さは目を
見張るものだった


午後からは雨が上がった島を地元のウオーカーの先導で歩いた



瀬戸内の海は穏やかで、曇り空の下でツツジの花が鮮やかに咲いていた

4月24日 対馬ー博多ー呉

2009-04-25 17:55:01 | 朝鮮通信使ウオーク

対馬から博多へは早朝に高速船で移動。
博多に向かう朝、対馬の厳原港桟橋には元厳原町助役の橘さんたちが
見送りに来てくれた


通信使が上陸した下関(赤間宮)には、記念碑が建てられていた。
この赤間宮では、源平の戦いで安徳天皇が幼くして没したが、
その霊を弔うために、通信使たちが数多くの詩を残している



バスの中での昼食弁当は第一次に参加した大村美奈子さん(福岡在住)が
準備してくれた。
彩り鮮やかで、おいしく、韓国の食事に慣れた我々の目には実に新鮮な印象
の「日本の味」だった



博多港からは貸し切りバスで、下関の通信使上陸地、広島・平和公園に立ち
寄った。
平和公園では、原爆ドームを見て、原爆の犠牲になった朝鮮人の慰霊碑に、
韓国人と在日のウオーカーが黙祷し、冥福を祈った


慰霊碑にはこのウオークの記念ペナントがささげられた

4月22日 釜山ー対馬

2009-04-25 17:53:44 | 朝鮮通信使ウオーク
4月22日
釜山まで参加して日本へ帰るウオーカーを見送り、朝の釜山市街地の通勤ラッシュを
さけて港まで地下鉄で移動。
出国口で今までサポートしてくれた、韓さん、柳さん、鄭さんの3人が並んで、去りゆく友と
抱き合ったり、かたい握手をかわして別れを惜しんでくれた。
対馬までの高速船はかなり揺れた。
波とうねりをかわすために減速して30分遅れて対馬北部の比田勝港の入港。
ところが入国手続きに1時間もかかった。
4人の係官はいるものの、韓国人旅行者は指紋検査をするためで、いつも船での入国手続には
「泣かされる」。
おかげで頼んでいた食堂のカツカレーは少し固まりかけ、ごはんは冷たくなっていた。
貸し切りバスで南部の厳原に移動、対馬市役所では   副市長ほか職員が玄関両側に並び拍手で
歓迎してくれた。「正使」の宣相圭・韓国チーム隊長に花束が贈られ、庁舎2階で歓迎式が行こなわれた。
宿での夕食会では、朝鮮通信使縁地連絡協議会の松原さんが「ソウルでの朝鮮通信使の行列セレモニーで
皆さんのウオークを紹介したら、参加者から「ウオー!」というどよめきがおきていました」と、紹介してくれた。
日本での第1日、杯を交わして、みなほっと一息ついていた。




対馬に渡る釜山港の乗り場の壁には、日本での朝鮮通信使行列が描かれていた



韓国スタッフとの別れには、皆感動の涙が浮かんだ


対馬が見えた。この日海の状況はうねり、波とも高く、かなり揺れた。
朝鮮通信使の船の大揺れを思い、厳しさの一端を経験したようだった


日本での最初の食事は「カツカレー」


対馬市役所に到着

4月20日 釜山にゴール(梁山市熊上ー釜山=25㌔)

2009-04-21 15:56:54 | 朝鮮通信使ウオーク
20日、雨の中を韓国での目的地、釜山に到着した。
今までの好天が嘘のように、天気が変わり、本格的な雨降りの中の歩行で、
スピードは次第に速くなり、午後4時前に釜山市東莱区にある「東莱東軒」に
到着した。近くの東菜区庁での歓迎式では韓国隊の宣相圭隊長と日本隊の遠藤靖夫
副隊長に花束が渡された。また韓国隊のコースリーダーから日本隊の阿部コースリーダーに隊旗が
引き継がれた。みなゴールの喜びを分かち合い、抱き合い、肩を組み合って喜んでいた。
24日には対馬へ高速船で移動し、大阪までゆかりの地を訪問し。28日に大阪から国内ルートを歩き出す。


雨の中、バイパスの道端を一列で進む


季節は新緑の緑に変わった



雨の中を釜山市東莱区庁に到着した


共にに歩いた感激を、そして喜びを分かち合った



隊旗が韓国側から日本側(左)に引き継がれた


韓国ルートの終了祝賀夕食会では、韓国コース参加のウオーカーに歩行証明書が渡された



夕食会では韓国式結婚式の寸劇が日本、韓国、在日のウオーカーが競演して演じられ、笑いの渦に包まれた


「アリラン」の大合唱ではみな肩を組合い、手を握り合って、ゴールの感激を新たにしていた



連日、毎日のコース説明から食事、足のマメの治療など、さまざまにわれわれをサポートしてくれた、
韓国スタッフの韓楠洙(ハンナムス)さんにはただただ感謝!!! 韓(ハン)ちゃん、ありがとう カムサハムニダ!