神奈川絵美の「えみごのみ」

35年後の照れ笑い - 山本達彦 Hiver(イヴェール)ライブ 2015 -

(前回の続き)

ランチでのワタシ……


そして
カフェでのSNさん……

黒ベースの小紋に、臙脂色の八掛。
間道風な格子帯が辛口。
そして何より、帯揚げがゴールドで
クリスマスチック。

Bさんのアップ写真は撮れなかったのですが

お顔映りの良い、パウダーオレンジ系の紅花紬に
椿の型染めの帯。

この日のランチは、表参道駅徒歩1分の


ココ。小さな入口から地下に入ると……


シャーロックホームズのような
不思議の国のアリスのような(ティム・バートン風の)。

ちょっと若者向けかなー。
でも、面白いモノ好きさんにはいいお店かも!

そして、ティータイムは

外苑前のパティスリータカギで。

「精神的、冬のボーナス!」
と、張り切るSNさんは、はるばる九州からとんできた。
3人で集まるのは、4月のコンサート以来。今回で4回目かな?
みなそれぞれ、仕事を持っていて
年末の慌ただしい中、束の間の休日……。


-------------------

(ここからはライブの感想を好き勝手に書いています。
着物の話題は出てきませんので、ご興味のある方だけどうぞ)


さて、出かけたライブは2日目で、ファンクラブの方が
客席の大半を占める回。
開演前に、クラブの方が「良かったらご協力を…」と
私たちにLEDスティックを手渡してくださった。

こんな感じの、色は青と白。

アンコール時に振りましょう、ということで
当日券で入った人にも一人ひとりに丁寧に、
主旨を説明しながら配っていらして
私もありがたく頂戴しました。
100数十本のスティックの購入や搬入手配を思うと
頭が下がります。こうしたクラブの方に支えられて
達彦さんは幸せだな。


クリスマスシーズンらしい「シャンパーニュ・スノウ」
小雨が降ってきたので急遽差し替えたという「ピアニスト」
抒情的なピアノソロナンバーで始まったライブ。
スイング/シャッフル、8ビート、ラテン系、3連系と
多彩なリズムのラインナップでした。

今回、私の中でピカ一だったのは
後半の「ウイークエンド・バチェラーズ」
ドラムスの2、4拍のタイミングがとても好みで、
全体的にまとまりのあるタイトなプレイだったかと。
私はジャズ&フュージョン志向ですが、
ライブでは、こうした8ビートは盛り上がっていいですね。

もう一曲、「19テーブル」は4月のコンサート時の
朗々と歌い上げる感じではなく、
主人公と恋人の距離がとても近いであろう、
語り聞かせるような歌い方が好印象でした。
まるで、手の平にのせたプレゼントをそっと
差し出すかのような、繊細なヴォーカル。
そしてときどき入る、鍵盤のUSトライアドも心地良く。

他にも、
何がどうと書けるほどには覚えていませんが
「フィーリン」「センチメント」もメロウで
いいムードでした。
ギターやベースも音色等に趣向をこらして
いたと思うのですが、私の記憶力に限りがあり…。


サプライズだったのは、
ディスコグラフィに載っていない
「恋のイーストアヴェニュー」という歌で
お話によると、今はなき新宿MY CITYのオープン時の
テーマソングだったそう。

「当時流行っていたリズムがあって、
自分はぜーったい使うものか、と思っていたのに……。
この曲で、使っていました(笑)」


というMCを聞いて、なんていうリズムだったかなあと
しばし考えていたのですが、

これ、ギタリストの故C.ブラウンが流行らせた
ワシントン GO-GO(DC GO-GO)の一部、じゃないかなあ。
このリズムをノリよく演奏できる日本人がいない、と
言っていたのは、吉田美奈子さんだったか。

その非売曲が、ネットにあがっているとは
びっくりです。
歌い方は……お家芸ですねぇ。




そして、それ以上に私にとっての
ハイライトだったのが
「サンライズ・ハイウェイ」。私はライブで初めて聴きました。

「絵美さん、(演奏中)にこにこしていましたねぇ!」と
後で、隣にいたBさんに言われたけれど、

違うんです。
嬉しかった、というよりは、恥ずかしかったんです。自分が……。
子どものころのことが、鮮やかに頭の中によみがえってきて。

この歌も、“ミニバーグの歌”も
居間に座ってゆっくりしているときには流れなくて
夕飯の準備や後片付けの手伝いをしているようなときが多くて
流れてくると手足をぴたっと止め、テレビを見つめて
この歌なら「愛を込め、Uターン!」まで待って一緒に歌うのが
自分の中で何となく、決め事みたいになっていました。
1980-81年なら、13、4歳のころです。
きっと、メロディーや歌声が、気に入っていたのでしょうね。

それが今、聴くと照れるんです。身の置き所がないほど。
聴きたかったのに、いざ、聴くと。
当時の自分からすれば相当大人っぽい歌詞を、理解もせず
歌っていたことに対する恥ずかしさでしょうか。


そして、お待ちかねのアンコールで

これはイメージですがこんな風に
一斉にスティックが振られ、
達彦さん、「や、やられた…」としばし呆然。

「ありがとう! こんなサプライズがあって
感極まって、このまま倒れて
あの世に行っても…(おかしくないかと)」と、

もしかしたら、
会場の3割弱くらいの人は思っていたかも知れないことを
自分で口走り、

「だめー!!」
ファンクラブのお姉さま方に思い切り止められていましたが、

そのとき、一瞬、青白いペンライトの海が
彼岸に浮かぶ何かに見えてしまったのは
私だけでしょうか。

コメント一覧

神奈川絵美
シヴァさんへ
こんにちは、初めまして
母娘でライブ、いいですね!
お嬢さん、楽しまれたでしょうか。
ワタシ、恥ずかしながらペンライト、
今回初めて持ちました
アイドルのコンサートだったら、きっと、
振る方向や、振り付け?みたいなものが
決まっているのかも知れませんね。
私はカウンターの方から光を見て
いましたが、なかなか幻想的ではありました。

コメント、ありがとうございました
シヴァ
ペンライト
 私は娘と行ってましたので、アイドルのコンサートでは常識よ みたいなことを言われ、娘とペンライトをブンブン振り回して、2本あれば両手でできたのに などと思っていました。
 いろんな方向に揺れる光って、直視したらめまいがしそうと私は思ってしまいました。
神奈川絵美
Medalogさんへ
こんにちは
嬉しいコメントありがとうございます
今日もパーティがあって、この小紋
着ちゃいました
決めているわけではないのですが、
クリスマスっぽいですよね。

年末年始も休みなく書き続けなければ
ならない見込みですが、
がんばります
Medalog
絵美さん、綺麗な色の小紋がとてもお似合いです!
お顔映りが良くて、ブログで拝見する私まで明るい気分にさせてくれます。
ポインセチア帯も周りの方へのクリスマスプレゼントですね。

ライブでお友達と楽しいひと時、最高ですね。
年末のお忙しい日々を乗り切る活力にして、お仕事頑張ってください!
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