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神奈川絵美の「えみごのみ」

反物を寄付する

10年以上前に、102歳で亡くなった祖母の
形見の反物(右端を除く)をずっと持っていましたが


もう仕立てることはないだろうな、と思い

最初は、古着を途上国の支援に活かす団体への
寄付を考えていましたが、どうも反物は対象外みたいで

次に、値段がつかなくていいから、古着買取の店に
ただでひきとってもらえればとネットで探してはみたものの
事前の身分証明書登録とか、手続きがちょっと面倒だなと
思い始め

そうこうしているうち
岩手・三陸の方で、震災復興の一環で織物をつくり販売している
プロジェクトが、反物の寄付を募っていることを偶然知り

そこに、寄付しようとメールしてみました。
 ↓
織り織りのうたプロジェクト

要らなくなった布を裂いて繊維状にし、
マットなどを受注生産していたようなのですが……

数日後、主催者の方からていねいな返信をいただき、
「実は今年いっぱいで閉じる予定なんです」

理由は、織り手さんの高齢化。
全員が80歳を超えていて、注文に応じるのがだんだん難しく
なってきたのだそう。

でも、織り手さんは織るのがいやになったわけではなく
「これからも織り手さんのやりがい、趣味として
織ること自体は続けていくので、良ければお送りください」と……。

誰かの喜びにつながるのなら、私も喜んで!と
お送りすることにしました。

祖母には、私が着てあげられなくてごめんね、と
心の中で謝りつつ…でも
三陸の方で、生まれ変わって、誰かの役に立つなら
祖母も、反物を選んできてくれた父も、喜ぶのではないかな。

コメント一覧

kanagawa_emi
>まるたけ さんへ
こんにちは! 三陸の方々のやりがい、楽しみ、
生きがいにつながれば、私も嬉しいです!
kanagawa_emi
>香子 さんへ
こんにちは! 供養、おっしゃる通りですね。
そう思えば私もより心穏やかに、送り出すことが
できそうです。
まるたけ
絵美さん、ありがとう!三陸出身者として深くお礼申し上げます。
香子
布地も大体100年と言う事ですから
裂き織りになればもっと活躍出来ることでしょう。
広くいろいろな方の役に立つ、お手元に渡ると言うのは
ご供養になると思いますよ。
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