神奈川絵美の「えみごのみ」

久し振りのお能 -三人の会@国立能楽堂-

前々からチケットをとっていて、
楽しみにしていたお能。

若手の能楽師、
谷本健吾さん、坂口貴信さん、川口晃平さんによる
三人の会の公演。

このお三方のほかに、
私のお目当ては

梅若玄祥さんの仕舞いと、亀井広忠さんの大鼓。
玄祥さん…コワモテなのにお声が深くステキで
熊さんみたいで、好き
(ホント失礼でスミマセン)

ところが、最初の演目(番組)「養老」が始まってから
どうも、見覚えのあるお顔が……
プログラムを確認したら、

小鼓の方が、フェイスブック友でした…。
飯田清一さん。

当日、気づくなんて申し訳ない

終演後、写真を添えてメッセージをお送りしたら


翌朝、御礼のメッセージと写真を頂戴しました。

この日の私の席は、
中正面最後列6番という、お値段的にはお安い場所。
でも、
視線のまっすぐ先に、何もさえぎるものなく
お囃子方がいらっしゃるという、ワタシ的にはベストポジション。
お能も、最後の「望月」で一部、柱の陰に隠れてしまう場面が
あったものの、そう邪魔にならず。
そして橋掛かりは何のストレスもなく、見渡せたので、
リーズナブルだし、今後もこのあたりの席にしようと思った次第。

----------------

さて、この日の私の着物は……

数年ぶりかも知れない、チャコールグレーの細かい絽の附下に
緑がかった草花文様の帯。
帯締めは、着物の大先輩からのいただきもの

この写真では目立たず&少しぼかし加工していますが
実は油断していて、コーリンベルトの金具が一部透けてしまい、
反省
少し、位置が高かったのですね。以後、気をつけます!


着物にはこんな風に、少しずつデザインの違う小さな刺繍が
施されています。


帯揚げは、天の川風なスワロフスキー入りの白。


全身はこんな感じです。能楽堂の中庭にて。
何だか「無彩色の女」になってしまいました(笑)

そこへいくと、ご一緒したKKさんは
さすがのコーデ。

薄水色ベースの単衣に……


涼しい色目のアクセント。


この日は蒸し暑かったものの、
幸い雨に降られず、良かったです。
能楽堂の中は快適な空調でした。

お能の方は、なにしろ3年ぶりくらいですし
詳しくないのであまり語れないのですが、
お囃子のダイナミックさにはいつも圧倒されています。
広忠さんの大鼓は、以前拝聴したときよりも、鋭さを増していたような。
今回は、最後の「望月」で
初めてお父様の忠雄さんの大鼓も聴くことができました。
白髪のたたずまいが実に品好く、
鼓の節もしなやかだったような……。

途中「熊野(ゆや)」で
たゆたってしまいましたが
(すみません…綺麗な作品ですのに。
熊野がさらさらと短冊に和歌をしたためるところなど、実に優雅)
観世流というのもあるのでしょうけれど
全体的に派手で勇ましく、見応えありました。

「望月」では谷本さんのご子息が大活躍で、
敵討ちという場面設定も庶民向けというか、わかりやすくて
面白かったです。

お能はなかなか、自分で良い情報を得にくく
足が遠のいていたのですが、
これを機会にまた、観る機会を増やしたいなあ。
お誘いくださったKKさん、ありがとうございました

コメント一覧

神奈川絵美
香子さんへ
こちらこそありがとうございました
お能は詳しくないので、ぜひまたいろいろ
教えてください
師匠の仕舞も万作さんも、場がシャキッと、
メリハリつきますよね。
お囃子方、「養老」のラスト凄かったです。
ロックを通り越して、パンクロック!と心の中で
叫びました
香子
その節はありがとうございました。
ぜひ次回は一緒にチケットを取ってお隣同士で
拝見したいですね

ワタシなんて師匠方の仕舞の時にシャッキリでした(笑)
お囃子のロックな音色に包まれて幸せでしたねえ
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