ぼやきぼやかれ、ふりふられ。

映画や本や神社や展覧会。あとは日々のつれづれです。

生きてこそ。

2014-09-28 22:15:49 | 日記

自殺をして、
まわりの親い人たちから、

「幸せそうだった」
「思い当たるふしがない」
「なぜなのか、わからない」

と。

皆から愛され親しまていても、
生きるに勝る死への欲求。

その小さな傷を誰にも見せることなく、
あるいは誰にも見つけてもらえず、
自ら命を絶つ道の、
いったいどこが幸せな人生だったと呼べるのですか?

死してなお、
誰かを傷つけまいとする程のその、
透明な心が
自分の生を苦しめて、苦しめていたのに。

幸せになりたくて、
愛を求めて、
愛を与えたいがため、
己の心を隠し続けていたのだとしたら。
それを優しさだと片付けてしまう違和感に、
たぶん私も絶望を覚えることでしょう。

強さも、優しさも、幸せも
すべて
生きてハジメテ感じられるもの。

生きてこそ。

生きてこそ。