加奈子のたららん うたレシピ♪

歌い手、声楽講師として活動中♪ 音楽のこと、日々のことをマイペースに綴っております。

コンサート 2本立て

2015-11-15 | うた♪
先週のことになりますが
10月に引き続き足利市の小学校に音楽の出前をしてきました

今日はピアノ、フルート、私の3人。
対象は、4年生の約60人の生徒さんたち。

とても子供らしい素直な表情、反応を
見ることができました。

また日本の唱歌など
「一緒に歌いましょー」と声をかけると
嫌がることもなく元気な声を聞かせてくれ
更に、急遽プログラムに入れた、どんぐりころころでは
「ころころろん」「ころころろん」
生徒たちにもオブリガードのように
一緒に歌ってもらいました。
突然のアンサンブルも、大成功

40分の演奏を終えたとき
「えー もう終わり
と言う声を聞けた時には本当に嬉しかったです

そして、今回伺った小学校は
なんと私の父の卒業校
ステキなご縁を感じました。


出前コンサートの後は足利市内の病院の
ホスピス(緩和医療・終末期ケア)棟でコンサート

ナースステーション前のスペースを使って
30分のコンサートでした。

ベッドに寝たままの状態の方、
車イスでいらして下さった方、
10名ほど聴きにいらして下さいました。
フロアに出て来ることが難しい方々は
音が聴こえるように部屋のドアを開けて
聴いてくださっていたようです。

こちらでは唱歌や童謡、懐メロを
患者さんやご家族、看護師さんも一緒に歌いました。

「銀座カンカン娘」や「リンゴの歌
都はるみの「好きになった人」など。

普段歌わない曲を歌うのは楽しー
都はるみのように、こぶしは回せないけど
振り袖着てステージを走り回ることも出来ないけれど
「都はるみ風」を目指しガンバって歌ってみました。
が、もう少し歌い方に研究の余地有り、です

ホスピス棟にいらっしゃる皆さんの状態を私は知り得ません。
それでも、演奏の間ニコニコして聴いて下さっていた姿、
声は出せないけれど、口を一緒に動かして下さっていた姿、
頷きながら聴いて下さっていた姿など、涙が出るくらい嬉しかったです。
本当に幸せな時間を過ごさせてもらいました

今回、私の大好きな木下牧子さんの曲
「なにかが、ほら」も歌わせていただきました。

“めをとじて みてください
すると ほら どこかで はなが さいてます

みみをすまして みてください
すると ほら どこかで かぜが ふいてます”

きっと、この歌を歌う度に、
聴いてくださってた皆さんのお顔を思い出すことでしょう。

私が言うのも本当におこがましいのですが
患者さん、ご家族様が共に過ごす時間が
穏やかで幸せなものでありますように

心から願います
この記事についてブログを書く
« 文化祭 | トップ | ヒンデミットとの再会 »
最新の画像もっと見る