図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
同名の印刷紙芝居
市立図書館所蔵で『ふしぎなおとしもの』という紙芝居が2種類あることに気づきました。同名のものは他にもありますので、まとめて書いておくことにします。
『ふしぎなおとしもの』仲川道子/脚本・画(童心社)1986年刊 12枚 子ども向け創作話
新潟市の図書館(新津図書館)に一つしかありません。書庫(事務室)に入っているので知っている人しか使わないでしょう。でも、新津図書館は新築されるので、今後、棚に並ぶ可能性もあります。
また、この紙芝居は、子ども目線のおはなしで、夏にやると楽しい紙芝居です。構成も適切で、登場人物だけに黒い縁取りがされて背景から浮き上がるように書かれています。ノンタンと同じように、芸術的な絵ではないですがはっきりとわかりやすい絵です。この方の他の紙芝居や絵本も、子どもに親しみを持って見てもらえる画風ですので大切にしたいと思っています。仲川道子さんはこういうのを新しく作ってくださるのを楽しみにしています。所蔵が一つだけというのは、そのうち使えなくなる可能性もあると思うので。
『ふしぎなおとしもの』山本省三/作・画(教育画劇)2009年刊 12枚 イギリス民話より
このブログでも以前取り上げましたが、「ヘドレイのベコっコ」をもとにした民話紙芝居と思われます。山本省三の絵も仲川道子と同じように、大人に好まれにくい(すいません)画風ですが、構成も良く、遠目が効いて、枚数も12枚で、使い回しが効くというか、便利というか、おすすめできる紙芝居です。このほうが後に出版されたのですから、教育画劇が題名をつける時にちょっと気を付けてくれればよかったのに。
『ふしぎなくるま』 まついのりこ/脚本・画(童心社)2004年刊
小人が車に乗って、愉快な音と共に動きます。音と画面展開を同時に楽しみます。抜きのタイミングを練習するのにいいですね。このタイトルは童心社の方が後の出版なんですね。これは童心社によく気を付けてもらいたい。
『ふしぎなくるま』 古川タク/作・画(教育画劇)1995年刊
画面が連続して想定外の展開をする、この作者が得意とする構成です。小学生くらいに楽しんでもらえそう。
『ひーらいたひーらいた』 まついのりこ/脚本・画(童心社)1999年刊
歌が入る紙芝居です。
『ひ~らいたひ~らいた』 こわせたまみ/作 毛利将範/画(教育画劇)1995年刊
上のものと「-」と「~」が違います。「ひーらいた・・・」で検索しても出てくるので助かります。この画家の絵は、切り絵ふうの黒いふちどりがしっかりした絵ですから、遠目が効きます。こっちは高齢者向けにも使えそう。
『いたずらおばけ』堀尾青史/作・鈴木寿雄/画(童心社)1987年刊
『いたずらおばけ』久地良/作・尾崎真吾/画(教育画劇)1987年刊(書庫)
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