児童文学の歴史を調べようと、前のページに書いた本の他に、ネットでも検索してみました。すると、国際こども図書館のHPにそれらしきものがありました。
「日本の子どもの文学」というサイトで、歴史から著名な作家まで、簡単に見ることができました。図書館の講座で特定の先生から習うと特定の見方になってしまうので、こういうサイトは便利です。客観的に分類されていて、頭の中がフォーマットされたような気分です。こういう感覚は、本でなく、こういったサイトから見ていったほうがすっきりするなと思いました。
特に、絵本の歴史で、「21世紀の本」として書かれているところが気に入っています。
「何十年も読み継がれてきた古典絵本には、確かな魅力がありますが、絵本は時代の空気、社会を反映する文化でもあります。今を生きる大人が、今を生きる子どもたちに向けて送り出した21世紀の絵本。その新しい表現と傾向に注目してみてください。」
とあって、確かな魅力の本+今を生きる子どもへの本 と、満遍なく見渡すことができるような気がするのです。人気があるとか良い本だとか、そういうものとは別に、強い個性があるのでここにピックアップされているわけでして、それを見ることによって自分の視野が広がっていきます。こういうのを「絵本を見る目を鍛える」と言うんではないでしょうか。自分好み以外を「ダメな本」と排除することから、転換していきたいと思うのです。今度、学習会でそれらを取り寄せて見てみたいと思っています。
ローマ法王の「橋を架けるのでなく、壁を築くのはキリスト教徒ではない」だったかな?そういう発言があったのですが、宗教とは壁を築くのではないはずです。私は宗教者ではないですが、せっせと 橋を、それも誰もが渡りやすい低い場所に、架けるボランティアになりたいです。