最近のこと・会のこと

 私たちは、会員さんの都合に合わせて、土曜会員と火曜会員とに別れています。
 最初は月曜定例会で発足したのですが、施設の移転のときに定例会の曜日を変える必要ができて、第二火曜に定例会を移しました。そのときに都合が悪い方がでてきましたので、火曜の定例会を第一定例会、土曜のカミシバイハウスのときを第二定例会としました。
 平日の昼間に時間が取れない方は土日に活動できるように土曜会員として入っていただいています。こういうシステムは珍しいのではないでしょうか。

 連絡は、土曜会員のSさんと私がよく取り合うようにしています。Sさんの奥様には、いつもご協力をいただいて、そういった周囲の援助なしには当会は成り立たないのだな、と思います。会員さんの他の家族の方も、電話や送迎などでお世話になっていてありがとうございます。
 それだからこそ、特定のお役人やリーダー・アドバイザーのステップアップの道具にされてはたまりません。また、別の見方で考えるとそれらの方々の協力がなくては物事が成り立ちません。難しいところです。

 ご本人や家族に健康上などの問題が起これば、ボランティアなどは二の次ですので、会の活動もそれに合わせなくてはなりません。また、私自身にもそれが起こらないという確証などないわけです。自分がいなくても誰でもできるように進めることは、必須条件だといつも思っています。

 最近のことなど。

1 NSTの放送は、とても良かったと思っています。会員さんも何人も映りました。個人的には、やっぱ化粧しておけばよかったかなーと後悔しました。「手作りの作家になりたい」と口走ったところもしっかり放送されていて、全国的にはそういう人たちがポツポツ現れているのだからいいか、と言い訳がましく自分自身に言いきかせてみたり。
 それから、自宅がチューリップネットに入ってリモコンが2つになったあたりから、情けないことに、自分でチャンネルをあわせたり録画したりが上手にできなくなってしまいました。選択肢が複雑になるのも、ついていくのが大変ですね。自分では録画しませんでした。

2 会員さんの故障が相次ぎ、「自分たち主催の紙芝居講座」開催に向けて動き出しました。ものごとの段取りや順序が後先になって混乱しているようで、いつもすみません。会に入らなくても、何か地元で始めるきっかけになればよいかと思っています。会員になるにも選択肢を二つ持っているように、やり方も選択肢を増やしておきます。
 会員同士がよく知らない人、というのも皆さん不安なものがあるので、よい方法を考えたいと思います。とりあえず、不安が不和につながらないよう、「口でいくら教えても10のうち3位しか伝わらないから、そう思ってやったほうが、怒りが起こらずに済む」とこの前、定例会で話しました。


3 ただ今、数日かけての学校訪問の最中で、こっちに気持ちが集中しています。授業に入ることについて、毎年いろんなことがあって学ぶことも多いです。毎年、「絵本の会がらがらどん」のやり方にそって調整してくださる学校に感謝です。

4 図書館のおはなしのじかんは、坂井輪図書館では大成功でした。ちょこちょこと失敗もありました。
 事前に作ってあったプログラムの紙を片手に持って、ちいさい女の子が「おけやのてんのぼりー」と言いながら、おじいさんらしき人と館に入っていくのを見ました。
 それをやる予定だった方が、自宅を出たところで転び病院直行で会場に現れず、それを後で知ったものだから、うまく説明できずに終わってしまいました。聞き手選書で6巻用意してあったものをやって、30分しのぎました。
そういったアクシデントはどの団体でもつきものなのですから、事業の目的は「実体のない美しい言葉の理想一本やり」では困るのです。現場を下で支える理念は、人間本位の言葉にして欲しいものです。

 印刷紙芝居『うしかたとやまんば』を、絵を見ながら自分の言葉でやることができました。この紙芝居は絵の構図がとても良く出来ていて、操作しながら語りやすくて楽しい。見る方も「おー・・」と言う感じで画面に引き込まれるのがよくわかります。
 ひまわりクラブで、自分たち(子ども)が学年の少ない子にやっているんだということを教えてもらい、とてもうれしかった。やり方など、参考になったでしょうか。
 他では、参加者が少なく空振りのところもありました。集団相手のおはなしのじかんは「イベント」だと思っているので、こちらも工夫を凝らさなくては先が細くなるばかりだと思います。わざわざ時間を作ってくれるボランティアさんのためにも、なんとかしなくてはならないでしょう。

それにしても『ゆうらんせんしまへいく』仲倉眉子/作 中村景児/画 (教育画劇)の、子どもに人気のあること。この秋は、これを何遍やったことか。


5 1日の図書館の子どもと絵本の講演について。

 「絵本は受け手のもの」と明言されたことは、ありがたかったです。
未だに「絵本の思いを伝える」「自分の好きな本を子どもに届けるためにはどうするか」などという狭い児童文化の視点(イラスト)しか持ち得ないボランティアが多く、その意識が子どもの世界を押しつぶしているのだということに、まだ、気づいておられないのでしょうか。講師のこの一言をどのように受け止めてくれるのだろうか、とため息が出ます。

 それから、一定以上の年代の方々には、「印刷物崇拝」みたいなところがあるでしょう?「絵本はすばらしい」ということのほとんどは、美しい印刷物や「文化の進んだ外国」に対する憧れがとても大きいのではないでしょうか。フランク永井さんのニュースがあったとき、「ペギー葉山と『フランク』『ペギー』と呼び合っていた」という話を読み、今ならお笑いなんだけど、その当時は憧れだったんだよなー、としみじみ思いました。そのノリで今も講演しているその世代の方々がいらしたら、周囲はそこを計算しなくちゃいけませんよね。

 『もこもこもこ』を、「子どもに読んで(音読)してもらったら?」という講師の提案には「そうだそうだ」と思いました。私の都合のよい解釈かも知れないけど「集団相手の読み聞かせ・・むずかしいですね、だって一人ひとり違うんですよ」というのも、ねっ、そうだろー、という気持ちです。これが、ぴったり心にハマる人がどれだけいるのだろう。




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