実演記録10 幼児の会

プログラム(30分)
① あっぷっぷー 武鹿悦子・土田義晴(教育画劇)
② ふにゃふにゃなーに 片桐百合子・石川雅也(教育画劇)
③ おむすびころりん 柴野民三・安井康二(教育画劇)
④ ごろん  ひろかわさえこ(童心社)
⑤ どっちだ? 島本一男・夏目尚吾(童心社)
⑥ ひよこのぴぴい 鶴見正夫・黒井健(教育画劇)

短いのをいくつもやることにして、真ん中に昔話と体をごろんとする紙芝居をいれた。園に行く前の子どもたちなので心配だったが①②は子どもは集中してよく聞いて声もだしていた。
③は文を短くしてどんどん進ませた。他の保育園でやったとき「むかーし、あるところに」と語りだしたら「むかしばなしだよ」と声をだした男の子がいて、とてもうれしかった作品だ。歌が入ると気持ちが集まるのがよく分かる。
④は子どもたちが前に出てきて体をごろんごろんさせる。拍子木をたたいてまた座らせ⑤にうつった。
しかし、立って前に出てくる癖が残り、また前に出てきて舞台にはりつき、後ろの子は「みえないよー」と大騒ぎ。けんかやブロックで遊ぶ子もいて、演じ手はやりづらそうだったが、保護者たちや他の子は慣れたもんで 泣き叫ぶ子がいても風景の一部でしかない。
⑥はおはなしの紙芝居だったが、大騒ぎの中、それでも半分くらいの子はじっときいていた。新潟の黒井健の昔の絵ですよ、と後で説明すると興味深げにうなずく保護者もいた。
高齢の演じ手さん、やさしそうな近所の奥さん風の演じ手さん、そんな人たちが演じることが一番重要なことなのだと、言いたい。思いついて会のチラシを配る。裏に絵描き歌をひとつイラスト入りで印刷しておいたら、子どもたちが一斉に裏のアヒルの絵を見て大騒ぎしている。今度からこの手でいこうと思った。
 もう7,8年も前になるだろうか、手作り紙芝居コンクールに初めて応募し2次のビデオ審査になったとき、この館の先生に収録をお願いした。あの時はまだ自分の子は今日の子どものような幼児だった。先生のお子さんも同じ歳だそうで、ほんとにしみじみとしてしまった。
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