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朝の光(聖書の言葉)

マタイによる福音書1(1-4章)解説

マタイによる福音書1 (1-4章) 解説

イエスの準備期間  

(受胎告知ー宣教開始)





処女降誕.ヨセフへの告知  


(マタイ1:19-21)

「夫ヨセフは
正しい人であったので,
彼女のことが
公けになることを好まず,
ひそかに離縁しようと決心した。
彼がこのことを
思いめぐらしていたとき,
主の使が夢に現れて言った,
『ダビデの子ヨセフよ,
心配しないでマリヤを
妻として迎えるがよい。
その胎内に宿っているものは
聖霊によるのである。
彼女は男の子を産むであろう。
その名を
イエスと名づけなさい。
彼は,
おのれの民を
そのもろもろの罪から
救う者となるからである』」


マタイの福音書では,

イエスの父であるヨセフに,

イエスの受胎が夢で啓示されます。



神の御子である

イエス・キリストは,

「もろもろの罪から救う者となる」

と言います。


イエス・キリストの誕生は

旧約聖書のイザヤが

預言しています。


(イザヤ7:14)

「それゆえ,主みずから,
あなたがたに
一つのしるしを与えられる。
見よ。
処女がみごもっている。
そして男の子を産み,
その名を
『インマヌエル』と名づける。」


「インマヌエル」とは,

ギリシャ語であり,

「神がわたしたちと共におられる」

という意味です。



(マタイ1:20)

「その胎内に宿っているものは
聖霊によるのである。」


イエスの誕生は,

聖霊の働きによりました。


☆彡


イエス・キリストの誕生


(マタイ1:18-25 口語訳)

「イエス・キリストの
誕生の次第は
こうであった。
母マリヤは
ヨセフと婚約していたが,
まだ一緒にならない前に,
聖霊によって身重になった。 
夫ヨセフは
正しい人であったので,
彼女のことが
公けになることを好まず,
ひそかに離縁しようと決心した。 
彼がこのことを
思いめぐらしていたとき,
主の使が夢に現れて言った,
『ダビデの子ヨセフよ,
心配しないで
マリヤを妻として迎えるがよい。
その胎内に宿っているものは
聖霊によるのである。 
彼女は男の子を産むであろう。
その名をイエスと名づけなさい。
彼は,おのれの民を
そのもろもろの罪から
救う者となるからである』。 
すべてこれらのことが起ったのは,
主が預言者によって
言われたことの
成就するためである。
すなわち, 
『見よ,おとめがみごもって
男の子を産むであろう。
その名はインマヌエルと
呼ばれるであろう』。
これは,
『神われらと共にいます』
という意味である。 
ヨセフは眠りからさめた後に,
主の使が命じたとおりに,
マリヤを妻に迎えた。 
しかし,子が生れるまでは,
彼女を知ることはなかった。
そして,
その子をイエスと名づけた。」


この処女降誕は,

父なる神の働きであり,

聖霊の働きでもありました。


この聖霊の働きが,

イエスの生涯,奇跡,復活,

再臨の働きとなります。






博士たちの訪問


(マタイ2:6)

「『ユダの地,
ベツレヘム。
あなたはユダを
治める者たちの中で,
決して一番小さくはない。
わたしの民イスラエルを
治める支配者が,
あなたから出るのだから。』」


東方の博士たちが

エルサレムにやって来て,

「ユダヤ人の王として

お生まれになった方は

どこにおいでに

なりますか。」

と尋ねた答えです。


ヘロデ王は

紀元前40年から紀元4年に

ローマの上院から

ユダヤ地方を治める

王と任命されていました。


博士たちは,

ペルシャか南アラビヤの地方

(現在のイラン)から来ました。


異邦人である博士たちが

イエス・キリストの誕生を

祝したのは,

イエス・キリストが

全人類を救う王であることを

示しています。


(ミカ5:2)

「ベツレヘム・エフラテよ。
あなたはユダの氏族の中で
最も小さいものだが,
あなたのうちから,
わたしのために,
イスラエルの支配者になる者が出る。
その出ることは,
昔から,
永遠の昔からの定めである。」


☆彡


東方の博士たちの訪問


(マタイ2:1ー6)

イエスが,ヘロデ王の時代に,
ユダヤのベツレヘムで
お生まれになったとき,
見よ,東方の博士たちが
エルサレムにやって来て,
こう言った。
「ユダヤ人の王として
お生まれになった方は
どこにおいでになりますか。
私たちは,
東のほうでその方の星を見たので,
拝みにまいりました。」
それを聞いて,
ヘロデ王は恐れ惑った。
エルサレム中の人も王と同様であった。
そこで,王は,民の祭司長たち,
学者たちをみな集めて,
キリストはどこで生まれるのかと
問いただした。
彼らは王に言った。
「ユダヤのベツレヘムです。
預言者によって
こう書かれているからです。
『ユダの地,ベツレヘム。
あなたはユダを治める者たちの中で,
決して一番小さくはない。
わたしの民イスラエルを
治める支配者が,
あなたから出るのだから。』」







バプテスマのヨハネの教え,

イエスの洗礼


(マタイ3:11,12)

「私は,
あなたがたが悔い改めるために,
水のバプテスマを授けていますが,
私のあとから来られる方は,
私よりもさらに力のある方です。
私はその方のはきものを
脱がせてあげる値うちもありません。
その方は,あなたがたに
聖霊と火とのバプテスマを
お授けになります。
手に箕を持っておられ,
ご自分の脱穀場を
すみずみまできよめられます。
麦を倉に納め,
殻を消えない火で焼き尽くされます。」


バプテスマのヨハネは,

イエス・キリストを指し示した

預言者でした。


ここでは,イエスの受洗から,

再臨までを預言しています。


イエスは,はじめの来臨のときは,

霊的な救い主として来ました。


そして,わたしたちに

聖霊のバプテスマを授けます。


つぎに,

再臨のときの

審き主として来られます。


それは「火」としての

さばきでもあります。




イエスの洗礼


(マタイ3: 13ー17) 

「さて,イエスは,
ヨハネから
バプテスマを受けるために,
ガリラヤから
ヨルダンにお着きになり,
ヨハネのところに来られた。
しかし,
ヨハネは
イエスにそうさせまいとして,
言った。
『私こそ,
あなたからバプテスマを
受けるはずですのに,
あなたが,
私のところに
おいでになるのですか。』
ところが,
イエスは答えて言われた。
『今はそうさせてもらいたい。
このようにして,
すべての正しいことを
実行するのは,
わたしたちにふさわしいのです。』
そこで,ヨハネは承知した。
こうして,
イエスはバプテスマを受けて,
すぐに水から上がられた。
すると,天が開け,
神の御霊が鳩のように下って,
自分の上に来られるのを
ご覧になった。
また,
天からこう告げる声が聞こえた。
『これは,わたしの愛する子,
わたしはこれを喜ぶ。』」






荒野の誘惑



(マタイ4:1,2)


「イエスは御霊によって

荒野に導かれた。

悪魔に試みられるためである。 

そして,

四十日四十夜,断食をし,

そののち空腹になられた。」

 
荒野の誘惑には,

聖霊の導きがあり,

イエスは,

聖書のみ言葉によって

サタンに打ち勝ちます。






宣教を開始するイエス


(マタイ4: 23)

「イエスはガリラヤ全土を巡って,
会堂で教え,
御国の福音を宣べ伝え,
民の中のあらゆる病気,
あらゆるわずらいを直された。」


イエス・キリストは

御国の福音を宣べ伝え,

病気,患い,悪霊についた人を

直します。


神の国はたましいや霊だけでなく,

体や心のための癒しであり,

祝福でした。



(マタイ4:12-17)

「ヨハネが
捕らえられたと聞いてイエスは,
ガリラヤへ立ちのかれた。
そしてナザレを去って,
カペナウムに来て住まわれた。
ゼブルンとナフタリとの境にある,
湖のほとりの町である。
これは,
預言者イザヤを
通して言われた事が,
成就するためであった。
すなわち,
『ゼブルンの地とナフタリの地,
湖に向かう道,
ヨルダンの向こう岸,
異邦人のガリラヤ。
暗やみの中にすわっていた民は
偉大な光を見,
死の地と死の陰にすわっていた人々に,
光が上った。』
この時から,
イエスは宣教を開始して,
言われた。
『悔い改めなさい。
天の御国が近づいたから。』」




荒野の誘惑


(マタイ4:8-10)

「今度は悪魔は,
イエスを非常に高い山に
連れて行き,
この世のすべての国々と
その栄華を見せて,言った。
『もしひれ伏して私を拝むなら,
これを全部あなたに
差し上げましょう。』
イエスは言われた。
『引き下がれ,サタン。
「あなたの神である主を拝み,
主にだけ仕えよ」
と書いてある。』」


サタンは

イエスを安易な道に

導こうとします。

十字架を通さずに

栄光を与えようとするものでした。



イエスは,聖書の言葉を用いて,

サタンの誘惑を拒みます。



2019-11-07

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