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朝の光(聖書の言葉)

マタイによる福音書4(16-25章)解説

マタイによる福音書4


(16-25章)

解説

十字架への道




16


教会を建てる


(マタイ16:18)

「わたしも言っておく。
あなたはペトロ。
わたしはこの岩の上に
わたしの教会を建てる。
陰府の力も
これに対抗できない。」


教会の土台は,

岩であるイエス・キリストです。



☆彡



ペテロ,信仰を言い表す


(マタイ16:15-19)

そこでイエスは彼らに言われた,
「それでは,
あなたがたは
わたしをだれと言うか」。 
シモン・ペテロが答えて言った,
「あなたこそ,
生ける神の子キリストです」。 
すると,
イエスは彼にむかって言われた,
「バルヨナ・シモン,
あなたはさいわいである。
あなたにこの事をあらわしたのは,
血肉ではなく,
天にいますわたしの父である。 
そこで,わたしもあなたに言う。
あなたはペテロである。
そして,わたしはこの岩の上に
わたしの教会を建てよう。
黄泉の力も
それに打ち勝つことはない。 
わたしは,
あなたに天国のかぎを授けよう。
そして,
あなたが地上でつなぐことは,
天でもつながれ,
あなたが地上で解くことは
天でも解かれるであろう」。





17


山上の変貌



(マタイ17:2)

「そして彼らの目の前で,
御姿が変わり,
御顔は太陽のように輝き,
御衣は光のように白くなった。」


「変わり」とは,

イエスキリストの姿が変わり,

神の栄光が輝きだすことです。


イエス・キリストが

十字架にかけられた後の,

復活,昇天の輝きを

あらわしました。


私達もイエスによって,

イエスに似たものとなります。


わたしたちも変わります。


わたしたちは,

神の栄光を着せられます。




(2コリント3:18)

「わたしたちはみな,
顔おおいなしに,
主の栄光を
鏡に映すように見つつ,
栄光から栄光へと,
主と同じ姿に変えられていく。
これは霊なる主の
働きによるのである。」





18


無慈悲なしもべのたとえ


(マタイ18:21,22)

「そのとき,
ペテロがみもとに来て言った。
『主よ。
兄弟が私に対して罪を犯した場合,
何度まで赦すべきでしょうか。
七度まででしょうか。』」


この質問にイエス・キリストは,

罪のゆるしのために

たとえを話します。



☆彡


(マタイ18:21-35)

そのとき,
ペテロが
イエスのもとにきて言った,
「主よ,
兄弟がわたしに対して
罪を犯した場合,
幾たびゆるさねばなりませんか。
七たびまでですか」。 
イエスは彼に言われた,
「わたしは
七たびまでとは言わない。
七たびを
七十倍するまでにしなさい。 
それだから,
天国は王が僕たちと
決算をするようなものだ。 
決算が始まると,
一万タラントの負債のある者が,
王のところに連れられてきた。 
しかし,返せなかったので,
主人は,
その人自身とその妻子と
持ち物全部とを売って
返すように命じた。 
そこで,
この僕はひれ伏して哀願した,
『どうぞお待ちください。
全部お返しいたしますから』。 
僕の主人はあわれに思って,
彼をゆるし,
その負債を免じてやった。 
その僕が出て行くと,
百デナリを貸している
ひとりの仲間に出会い,
彼をつかまえ,
首をしめて
『借金を返せ』と言った。 
そこでこの仲間はひれ伏し,
『どうか待ってくれ。返すから』
と言って頼んだ。 
しかし承知せずに,
その人をひっぱって行って,
借金を返すまで獄に入れた。 
その人の仲間たちは,
この様子を見て,
非常に心をいため,
行ってそのことを
のこらず主人に話した。 
そこでこの主人は
彼を呼びつけて言った,
『悪い僕,
わたしに願ったからこそ,
あの負債を
全部ゆるしてやったのだ。 
わたしがあわれんでやったように,
あの仲間をあわれんで
やるべきではなかったか』。 
そして主人は立腹して,
負債全部を返してしまうまで,
彼を獄吏に引きわたした。 
あなたがためいめいも,
もし心から
兄弟をゆるさないならば,
わたしの天の父もまた
あなたがたに対して,
そのようになさるであろう」。




19


金持ちの青年


(マタイ19:21)

「イエスは彼に言われた。
『もし,
あなたが完全になりたいなら,
帰って,
あなたの持ち物を売り払って
貧しい人たちに与えなさい。
そうすれば,
あなたは
天に宝を積むことになります。
そのうえで,
わたしについて来なさい。』」


わたしたちは,

自分の持ち物よりも,

神を第一にしなければなりません。





20


贖いの代価


(マタイ20:18)

「さあ,これから,
わたしたちは
エルサレムに向かって行きます。
人の子は,
祭司長,
律法学者たちに
引き渡されるのです。
彼らは人の子を死刑に定めます。」


イエス・キリストは,

自分が死ぬことを

知っていました。


偶然でも,

事故でもありません。


神の計画に,

イエス・キリストが

従ったものです。





20


贖いの代価


(マタイ20:28) 

「人の子が来たのが,
仕えられるためではなく,
かえって仕えるためであり,
また,多くの人のための,
贖いの代価として,
自分のいのちを
与えるためであるのと同じです。」


贖いの代価とは,

人を自由にするために

払う代価です。


イエスは

ご自分の完全な命を捧げて,

神に対する全人類の罪の代価を

払ってくださいました。


キリストの犠牲は

罪の力と支配から人々を

開放しました。


キリストは,

わたしたちを罪から,

自由にしたのです。


☆彡



ヤコブとヨハネの母の願い


(マタイ20:20-28)

そのとき,
ゼベダイの子たちの母が,
子どもたちといっしょに
イエスのもとに来て,
ひれ伏して,
お願いがありますと言った。
イエスが彼女に,
「どんな願いですか」
と言われると,
彼女は言った。
「私のこのふたりの息子が,
あなたの御国で,
ひとりはあなたの右に,
ひとりは左にすわれるように
おことばを下さい。」
けれども,
イエスは答えて言われた。
「あなたがたは
自分が何を求めているのか,
わかっていないのです。
わたしが飲もうとしている杯を
飲むことができますか。」
彼らは「できます」と言った。
イエスは言われた。
「あなたがたは
わたしの杯を飲みはします。
しかし,
わたしの右と左にすわることは,
このわたしの許すことではなく,
わたしの父によって
それに備えられた人々が
あるのです。」
このことを聞いたほかの十人は,
このふたりの兄弟のことで
腹を立てた。
そこで,
イエスは彼らを呼び寄せて,
言われた。
「あなたがたも知っているとおり,
異邦人の支配者たちは
彼らを支配し,
偉い人たちは
彼らの上に権力をふるいます。
あなたがたの間では,
そうではありません。
あなたがたの間で
偉くなりたいと思う者は,
みなに仕える者になりなさい。
あなたがたの間で
人の先に立ちたいと思う者は,
あなたがたのしもべになりなさい。
人の子が来たのが,
仕えられるためではなく,
かえって仕えるためであり,
また,多くの人のための,
贖いの代価として,
自分のいのちを
与えるためであるのと同じです。」




21


エルサレム入場


(マタイ21:1,2)

「彼らはエルサレムに近づき,
オリーブ山のふもとの
ベテパゲまで来た。
そのとき,イエスは,
弟子をふたり使いに出して,
言われた。
『向こうの村へ行きなさい。
そうするとすぐに,
ろばがつながれていて,
いっしょにろばの子が
いるのに気がつくでしょう。
それをほどいて,
わたしのところに
連れて来なさい。』」


イエスは,

旧約聖書でのメシヤ(キリスト)

であることを示しました。



(ゼカリヤ9:9)

「シオンの娘よ。
大いに喜べ。
エルサレムの娘よ。
喜び叫べ。見よ。
あなたの王が
あなたのところに来られる。
この方は正しい方で,
救いを賜り,柔和で,
ろばに乗られる。
それも,
雌ろばの子の子ろばに。」


主イエスの御国は,

力や暴力ではなく,

霊的なものであることを

示しました。



☆彡



エルサレムに迎えられる


(マタイ21:1-6)

それから,
彼らはエルサレムに近づき,
オリーブ山のふもとの
ベテパゲまで来た。
そのとき,
イエスは,
弟子をふたり使いに出して,
言われた。
「向こうの村へ行きなさい。
そうするとすぐに,
ろばがつながれていて,
いっしょにろばの子が
いるのに気がつくでしょう。
それをほどいて,
わたしのところに連れて来なさい。
もしだれかが何か言ったら,
『主がお入用なのです』
と言いなさい。
そうすれば,
すぐに渡してくれます。」
これは,
預言者を通して言われた事が
成就するために起こったのである。
「シオンの娘に伝えなさい。
『見よ。
あなたの王があなたのところに
来られる。
柔和で,ろばの背に乗って,
それも,
荷物を運ぶろばの子に乗って。』」
そこで,弟子たちは行って,
イエスが命じられたとおりにした。




22


よみがえった後の結婚


(マタイ22:30)

「復活の時には,
人はめとることも,
とつぐこともなく,
天の御使いたちのようです。」


イエスは,

夫や妻が

その関係を失うのでもなく,

互いの認識が

なくなるというのではない。


むしろ,配偶者との関係は

深い霊的な結びつきとなり,

地上での結婚の結びつきに

支配されなくなります。



☆彡


復活についての問答


(マタイ22:23-33)

「その日,
復活はないと言っている
サドカイ人たちが,
イエスのところに来て,
質問して, 言った。
「先生。モーセは
『もし,
ある人が子のないままで
死んだなら,
その弟は兄の妻をめとって,
兄のための子を
もうけねばならない』
と言いました。
ところで,
私たちの間に
七人兄弟がありました。
長男は結婚しましたが,
死んで,子がなかったので,
その妻を弟に残しました。
次男も三男も,
七人とも同じようになりました。
そして,
最後に,その女も死にました。
すると復活の際には,
その女は
七人のうち
だれの妻なのでしょうか。
彼らはみな,
その女を妻にしたのです。」
しかし,
イエスは彼らに答えて言われた。
「そんな思い違いをしているのは,
聖書も神の力も知らないからです。
復活の時には,
人はめとることも,
とつぐこともなく,
天の御使いたちのようです。
それに,
死人の復活については,
神があなたがたに
語られた事を,
あなたがたは
読んだことがないのですか。
『わたしは,アブラハムの神,
イサクの神,ヤコブの神である』
とあります。
神は死んだ者の神ではありません。
生きている者の神です。」
群衆はこれを聞いて,
イエスの教えに驚いた。





23


わざわいだ偽善の律法学者


(マタイ23:13)

「わざわいだ。
偽善の律法学者,
パリサイ人。
おまえたちは
人々から天の御国を
さえぎっているのです。
自分も入らず,
入ろうとしている人々をも
入らせません。」


「偽善」とは,

人々の前で見せかけてだけの役割を

演じている人のことをいいました。


宗教的な見せかけは,

 霊的な盲目であることや,

心の中の腐敗を

隠すことの仮面でした。





24


再臨


(マタイ24:29―31)

「これらの日の苦難に
続いてすぐに,
太陽は暗くなり,
月は光を放たず,
星は天から落ち,
天の万象は揺り動かされます。
そのとき,
人の子のしるしが
天に現れます。
すると,
地上のあらゆる種族は,
悲しみながら,
人の子が
大能と輝かしい栄光を帯びて
天の雲に乗って来るのを
見るのです。
人の子は
大きなラッパの響きとともに,
御使いたちを遣わします。
すると御使いたちは,
天の果てから果てまで,
四方から
その選びの民を集めます。」


苦難と天に驚くような印のあとに,

キリストが現れます。


キリストは信じるものを救い

反キリストの勢力を打ち破り

悪者をさばき地上を

気と平安をもって治め,

歴史を閉じられます。




黙示録におけるイエスの再臨


(黙示録22:6,7)

「彼はまた,
わたしに言った,
『これらの言葉は信ずべきであり,
まことである。
預言者たちのたましいの
神なる主は,
すぐにも起るべきことを
その僕たちに示そうとして,
御使をつかわされたのである。
見よ,
わたしは,すぐに来る。
この書の預言の言葉を守る者は,
さいわいである』」。




25


「10人の娘」のたとえ


(マタイ25:13)

「目をさましていなさい。
あなたがたは,その日,
その時を知らないからです。」


キリストは誰も知らない

思いがけないときに来られます。


だから,キリストを信じる人々は,

いつも自分の霊的状態を

吟味しなければなりません。


どんな時も,

キリストを信じる信仰が必要です。


☆彡


「十人の娘」のたとえ


(マタイ25:1-13)

「そこで,天の御国は,
たとえて言えば,
それぞれがともしびを持って,
花婿を出迎える
十人の娘のようです。
そのうち五人は愚かで,
五人は賢かった。
愚かな娘たちは,
ともしびは持っていたが,
油を用意しておかなかった。
賢い娘たちは,
自分のともしびといっしょに,
入れ物に油を入れて持っていた。
花婿が来るのが遅れたので,
みな,うとうとして眠り始めた。
ところが,夜中になって,
『そら,花婿だ。迎えに出よ』
と叫ぶ声がした。
娘たちは,みな起きて,
自分のともしびを整えた。
ところが愚かな娘たちは,
賢い娘たちに言った。
『油を少し私たちに
分けてください。
私たちのともしびは
消えそうです。』
しかし,
賢い娘たちは答えて言った。
『いいえ,
あなたがたに分けてあげるには
とうてい足りません。
それよりも店に行って,
自分のをお買いなさい。』
そこで,買いに行くと,
その間に花婿が来た。
用意のできていた娘たちは,
彼といっしょに
婚礼の祝宴に行き,
戸がしめられた。
そのあとで,
ほかの娘たちも来て。
『ご主人さま,ご主人さま。
あけてください』と言った。
しかし,彼は答えて,
『確かなところ,
私はあなたがたを知りません』
と言った。
だから,
目をさましていなさい。
あなたがたは,
その日,
その時を知らないからです。



信じる者は,心に,

聖霊を持って

いなければいけません。


それは,

娘たちの灯であり,油です。



2019-11-07

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