最近は少し長く歩くと腰痛が起こる。
腰痛と書いて腰の痛みと書くが、腰痛は痛みとはまた違う。
痛みというより、だるさの極まったものと言ったほうが当たっている。
私の場合、腰の右側のえくぼのような部分あたりが痛だるくなるのである。
それで長く歩けない。
しかし歩かないと余計筋肉が衰えて腰痛の悪化につながると思うので、
意識的に機会を作って歩くようにはしている。
今年は剣山を歩いてこようとツアーの申し込みをしてあったが、
台風で中止になったことは残念だった。
昨年は一昨日の記事にしたが、
上高地を歩いてきた。
この上高地の歩きは、少し歩きすぎたようで、
帰宅後、本格的に歩けなくなって、夏の間接骨院に通う羽目に陥った。
だから、あまり歩きすぎるのは逆効果なのだ。
しかし、これからいくつまで生きるかわからないが、
死ぬまで歩ける人でありたいと思っている。
私は難聴で人との交流がスムーズにできないが、
しかし、今のところは歩けるから、旅行もできる。
今の楽しみは、旅行して、乗り物の中から外の景色を眺めることである。
だから乗り物は時間のかかるものほどよい、
そういう私に打ってつけな乗り物はバスである。
4人掛けの列車などでは、どうしても人と喋らないといけない場面ができたりするが、
バスだと黙っていても、あまり問題ない。
また私は一人旅をすることが多いが、
列車だとトイレに行くときも荷物をもっていかないといけない。
が、バスだと乗車の際にトランクに預けておけば、
あとは手ぶらであるから自由に動ける。
それと列車だと乗り換えなどが聞こえないから不安がある。
が、高速バスなどであれば、目的地まで眠っていても運んでくれるから安心である。
腰痛の話から旅行の話になったが、
私のような旅行だと腰痛があっても、できる。
高速バスは乗っているだけでいいから。
目的地のホテルを駅の近くに予約しておけば、
高速バスの停留所はたいがい駅の近くだから、さほど歩かなくてもホテルに泊まれる。
私の旅の目的は、上に書いた通り、乗り物から景色を眺めることであるから、
これだけで旅の目的は達成できたことになる。
あとは、バスの中から景色を見ながら歌を作るのである。
これは一人旅だからこそできる芸当かもしれない。
富士山に一泊旅行したときは、帰宅して追加もしたが、100首できた。
今、そのときに作った歌を少し手直しして、さる短歌雑誌に応募するべくまとめている。
難聴であっても、腰痛があっても、なるべく余生は有意義に楽しく過ごしたい。