かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

冤罪事件・・・樹木希林さんの演技

2018-09-18 03:08:29 | ブログ記事
人はややこしいことにはかかわりたくないものです。

私もそうであったらしいと気づきました。

名張毒ぶどう酒事件のことは、

その事件のニュースに接することはありましたが素通りしていました。

当時の私には、ややこしいものは見たくないという気持ちが強かったと思います。

実際、自分の身巡りのことで手いっぱいでしたから。

その私は、「昨日の記事」にいただいたコメントで、この名張毒ぶどう酒事件に目を向けることになりました。

きっかけは、15日に亡くなられた樹木希林さんの出演されたドラマの話からですが、

私は、恥ずかしながら、この事件の真相を知りませんでした。

いや、今でも事件の真相は闇の中だと思うから、

事件の顛末を知らなかったと言ったほうが正確かもしれません。

世の中には、こういう奇怪なことが今でもあるんですね。

これは、この事件だけにとどまらず、司法界の問題かもしれませんね。

もっとも正義が必要とされる司法界に、こういう旧態依然の体質が残っているとすれば、

これは大きな社会問題です。

私は、今年70歳になりましたが、

この年になっても、知らないことが多すぎると反省しました。

が、知ったからには、しばらくこの事件のことを勉強してみたいと思います。

私は年取ってから思うのです。

社会の不正義を正していけるのは、

案外、年取って時間的余裕を持てた私たち老人であるのではないかと。

若い、自分の生活に手いっぱいの人たちには、

世の中に、こういう不条理が横行していても、

それにかかわる時間的余裕も、気持ちの上での余裕もないでしょうから。

だから、逆に言えば、われわれ年寄りは、

こういう社会の不条理に目を光らせるお目付け役の役目を果たさないといけないのかもしれません。

*

★知らざりしことが此の世にまだあるを知りたり名張ぶだう酒事件

★冤罪の事件此の世にまだありて死なしてならぬ人を死なしむ

★冤罪であるかあらぬか改めることができるは老人われら

★老人といへども無為にゐることはあるひは罪であるかもしれず

★知ることがまず第一歩おかしいと思へばまずは調べるべけれ

★死ぬまでの時間の有効利用せむたとへば冤罪事件確認


<ご参考>

コメントで、ご紹介いただいたサイトです。

クリックして、お読みください。↓

「女優の樹木希林さんが死去 2018/9/15」

「奥西死刑囚は3つの“村社会”を守るための生贄にされた 名張毒ぶどう酒事件の闇に迫る再現ドラマ『約束』」


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2 コメント

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名張毒ぶどう酒事件 (lemonwater2017)
2018-09-18 13:07:24
こんにちわです。

 これと同じ様な事件が、福岡の隣の県のとある郡でも起きた様な気がします。少しヤバイ事なんで、直接表現は避けますが。

 婦女が連続して殺害された事件で、場所も同じ様に超の付く小さな山中の田舎です。一度行ってみた事あるんですが。ホントに怖い所です。霊感の強い私は、殺された女性達の無念の叫びを感じました。

 殺害犯(大物◯員の息子らしい?)は殆ど判ってるんですが。地元の人が絶対に口を割らない。割ろうものなら、村八分か殺されるか。地元の刑事も真実が正義が踏み躙られたと歯ぎしりしてた程です。

 名張毒ぶどう酒事件は、今少し読んだだけですが。もう雰囲気ですぐにピンと来ました。
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転象さんへ (びこ)
2018-09-18 14:46:30
現在でもあるんですね。知らなかった!

何もすることはできなくても、せめて知っておく必要はあると思います。

何かあったときに、知っているのとまったく知らないのとでは、対応に雲泥の差が生じますから。

こんなことを知ったら、都会より田舎のほうが怖くなりますね。
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