かめぴょんつうしん。

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いま映画なにやってんの? 封切その5.『君の膵臓をたべたい』

2017年08月12日 | Weblog


 今回は「キミスイ」。7月29日(土)に観ました。うーん、なんて書いたらいいか...。

 おそらく、死んでしまう女の子の想いとか、残された主人公の喪失と成長といった少年漫画の文法のようなものがテーマなんだと思います。

 でも、全然心に響かないんだな、これが。

 

 

 まず、女の子の想いですが、ただただ薄っぺらい。病気の辛さを主人公に見せないようにしているのは心情的にとても良く分かるんですが、視聴者にもそれが見えないところが本当に薄っぺらい。隠された手紙の内容を視聴者が知ってジーンとこさせるというのが狙いなのかな?見せ方がおかしい気がします。

 というのも、例えば四月は君の嘘のヒロインは何か出来事があるたびに泣いていた気がします。自分が死ぬと分かったら一瞬一瞬を大切にしたいと思うんじゃないかな。このキミスイのヒロインには(手紙の内容がわかるまで)それが感じられなかったです。

 次に、残された男の子(オッサン)ですが、隠された手紙を読んだ後のあの行動...イタイ(>_<)痛すぎる。エロマンガのネトリ展開っすか?

 ガム喰う?!野郎がイイヤツなだけにあれはない。大人としてやっちゃダメだ。

 がっかりだよ。イイ話なのに見せ方が酷すぎるというのが感想でしょうか。

 

 

 というわけで、私の満足度です。


 ★☆☆☆☆(星ひとつ)


 テレビで放送される際やネットフリックスなど映像ストリーミング配信会社と契約されている方がこの作品を見るかどうか、映画館に足を向けられるかの参考にしただければ幸いです。