国立科学博物館のひみつ
日曜日久々に新書を購入しました。ブックマン社から出版された「国立科学博物館のひみつ」です。私の好きなビジネスマンである成毛眞氏と国立科学博物館前副館長 折原守氏の対談形式となっている本です。私も国立科学博物館が好きなので、ちょくちょく足を運んでいたのですが、この本を読んで更に興味が湧いてきました。ところどころに成毛眞氏の博識がちりばめられていてコメントを読むだけで勉強になります。
この本では第2章で筑波研究施設の自然史標本棟が紹介されていますが、なんと科博が所有している標本数430万点のうち0.3%にあたる1万5000点のみが上野で公開されており、残りの99.7%は筑波の施設に保管されているそうです。大王イカの標本などもいつもは筑波のほうで保管されていたのですね。
面白かったのは、人の頭蓋骨に開いた孔から「江戸の人口の約半数近くが梅毒にかかっていた」という事実から江戸の町がいかに独特な場所であったのかが推測されるという話でした。梅毒が重篤化すると骨にあらわれるそうです。その他印象的だったのがシーボルトがアカヒゲ、コマドリの学名を逆につけてしまい、アカヒゲ⇒komadori コマドリ⇒akahigeとなっている話でした。
後半は2001年から2015年までの特別展での宣伝ポスターが並んでいますが、自分が足を運んだ「グレートジャーニー」などのポスターが出てくるとニヤリとしてしまいます。
科博には知識が豊富なボランティアの方も多くおられ、色々と教えて頂けるので是非気軽に足を運んでみたらいかがでしょうか?
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