羽毛ふとんの生地

皆様こんにちは。
先日、このブログをご覧になった方が、
私が勤めます寝具店にお越しくださいました。

寝具の快適環境について詳しく知りたいので…。
ということで、沢山お話させていただきました。
ありがとうございます。

さて、とてもご無沙汰になっておりましたが、
そろそろ、掛け寝具も衣替えを意識してみれる方も多いのではないでしょうか…。

掛け寝具、羽毛ふとんをお使いの方が少し薄めの合い掛けといいまして、
通常の羽毛ふとんより少しボリュームダウンしたかけふとんがあります。

これは通常のものよりキルトのマチ幅が短く作ってあるのです。
これからの季節は合い掛けがちょうど初夏に入るまで重宝しそうですね。

羽毛ふとんの生地についても少し付け加えたいと思います。

羽毛ふとんの生地は特殊な生地で、とても高密度に織られています。
というのもダウンは針の穴で開けたぐらいの小さな穴からも噴出してきます。
ですから、羽毛ふとんの生地はとても高密度でダウンプルーフといってさらに
目をつぶして隙間のないように加工されています。普通の生地のように
ミシンでは縫えません。縫製も専門の熟練した技術者が作っています。

日本でも大手メーカーでは超長繊維綿を使用し朱子織の高密度織を使用したりと
しなやかな風合いを出しつつ、しっかりと密度を持った生地になっています。

さらには、近代の環境に配慮して抗菌・防臭・防ダニ加工などの衛星加工がされています。
安心ですね。

先ほどの朱子織というのは、織物の基本となる組織の一つのことで、
ほかに平織り・綾織があります。
通称綾織はツイル、朱子織はサテンとも呼ばれますね。

朱子織は経糸と緯糸が4本以上とんでから交差して組み織しさらに
その交差する場所は互いに隣接しないように規則的に配置された
織り方で、糸の面が平らに出やすいので生地につやが出ます。
光沢のある滑らかな生地になるというわけです。

羽毛ふとんの生地のお話はこれぐらいにします。

羽毛・キルト・生地。
羽毛ふとんのクオリティーを決めるこの3大要素。
「安心」を知る為には是非知っておきたいですね。

今日のアロマブレンドは
春の陽だまりをイメージしたブレンド

レモン2
パルマローザ1
オレンジスイート1

少し酸味の中にほろっとあまい香りがします。
開花前線すぐそこに・・・・