羽毛ふとんの品質

皆様、こんにちは。

もうすぐお盆休みですが、どんな計画をされていますか？

私はキャンプに行ってきます。
今年はバンガローなのですが、
やはり眠る時、寝具がシュラフのみでは
翌朝、体が疲労しそうなので、
エアー（N産業）を持っていくことにします。

整圧敷きふとんを車の天井に
くくりつけることも考えましたが、
回りの方々に却下されました。

カラダは資本。
皆様、くれぐれもお盆休みは
体調崩されませんようにお過ごしください。


さて、前回は、
羽毛ふとんと羽根布団の違いについて
お話しました。
今回はもう少し踏み込んで
よい羽毛ふとんの条件、についてお話しします。

実際に羽毛ふとんを購入される時、
チェックすべきことはなんでしょうか？
もちろん価格もですが、その価格は
どのようにして決まっているのでしょう。

安いものですと2～3万ぐらいのものから
高価なものは車が買えるくらいの価格まであります。
正直申しますと、
価格相応で違いははっきりとあります。

では何が違うのでしょうか。
羽毛ふとんの良し悪しを決めるのは
原毛の種類や加工方法、側地の素材そしてキルティング。
おおよそ
「原毛・側地・キルティング」
の３つです。

価格のことは少し棚上げします。
後でだから高いのね、
なるほどねとなりますから。

順番にみていきましょう。
はじめに原毛の種類。

原毛はまずダックかグースかに別れ
グースの方がダウンボールが大きいので
グースの方が暖かく高価になります。

またダックは雑食性ため
ダウンに脂肪分が多く
臭いのするものがまれにあります。

変わりにグースはダックに比べ
ダウンボールは大きくふっくらとしているのが特徴です。
産地もポーランド、ウクライナ、
と様々な国のものがあります。
色もホワイトやシルバーなど、
基本的には色も白い方が高価です。

そして、そのグースの親鳥の羽毛が
マザーグースダウンです。
親鳥ですから、
ダウンも大きくより保温性が高くなります。

そして、限られた親鳥の中からさらに
手選別でより大きなダウンボールを選別して、
より分けている、
マザーグースダウンの手選別羽毛です。

その手選別を1回、2回とさらにふるいを増やしていきますと
通常のグースダウンの3倍はあろう、
大きなダウンボールがより分けられていくのです。

最後に、羽毛の最高峰、
つまり、一番保温性が高い羽毛、
アイダーダウンというのがあります。

これはアイスランドの最北端の岩盤地帯に巣を作り、
寒さから卵を守るには親鳥の胸毛を抜いて巣を作り暖める鳥です。

保護鳥なので巣から羽毛を採取します。
羽毛の形状が先端がかぎ状になっているので
お互いにからみ合って空気の対流がなく
暖かさが保たれるのです。
これによりカサが少なくても高い保温力を発揮します。
羽毛ふとんになった時、軽くて、温かいというわけです。

原毛種類のお話はここまで。
次回は原毛の加工方法についてお話します。
お楽しみに。