隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ルーツミュージシャン、ビリー・ジョエルのカバー曲で漫遊記!

2024年05月20日 22時21分18秒 | スピッツ

2024.05.19
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 5月3週目!

 映画『シン・仮面ライダー』や『シン・ウルトラマン』・・・。
 あれを見ていて思ったこと。
 光線と出すときの「ピロロロ~ン」みたいな音は、昭和40年代の頃の素材の音をあえて使っていた。
 「今ならシンセサイザーなどでカンタンに作れるだろうけど、あれって当時、どうやって作っていたのかな」と興味がわいたそうで。

 楽器の音やいろいろな音の素材を、テープを早回し・遅回し・逆回転させたり、そんなアナログな方法で生み出していた。 
 ゴジラの鳴き声はコントラバスの音から作られたし、怪獣、宇宙人、UFOなどなど、架空の存在の放つ音を、「ああでもないこうでもないとクリエートするので、すごく楽しいそう」と。
 (そういえば、日常音をいろいろ集めたレコードとか、昔の放送部の部室に置いてあったけど、結局種類が限られているから自分たちで録って作り直したりしたなあ。「階段を早足で降りる音」とか、普通にやっても全然それっぽく聞こえなくて、素人なりに時間をかけて工夫した放課後も、貴重な思い出だなあ、と独り言)

 そして来週は、【ビリー・ジョエルのカバー曲で漫遊記】
 今年の2月のビリー・ジョエル東京ドーム公演に行って「メチャメチャ感動した」草野くん。
 「ビリー・ジョエルさんは、オレにとってはチープ・トリックとならんで、ルーツミュージシャン」。
 普通にビリー・ジョエル特集をやってもいいけど、以前に「ロックなビリー・ジョエル特集」(ココ)も以前にやったし。
 ビリー・ジョエルをカバーしている人って多いのかな、と探したら、結構見つかったそうで、この特集になったそうです。


 セットリスト
 01 大好物(スピッツ)
 02 HONESTY(Scott Murphy)
 03 PIANO MAN(木山裕策)
 04 We Didn’t Start The Fire(Fall Out Boy)
 05 Uptown Girl(ROCKET K)
 06 You May Be Right(The Silver Shine)
 07 Movin' Out(Anthony's Song)(Panic! At the Disco)
 08 My Life(郷ひろみ)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「大好物」(2021年、配信のみの45thシングル/2021年、映画『劇場版 きのう何食べた?』の主題歌/2023年、17thアルバム『ひみつスタジオ』に収録)。
 スピッツの曲の中で「ビリー・ジョエルっぽいのは?」と考えて、「これかな?」と思い至ったそうです。
 メッセージから。
 夫婦お互いの趣味が自分の趣味になったというリスナーさんが「人生訓」として結婚する甥っ子さんにこの曲を贈ろうとしたら、「結婚式で流れました・・・」だそうです。

 最初の曲は、「何曲か、スピッツのカバーもしてくれている」、Scott Murphyさんのカバー、「HONESTY」(2008年、ソロデビューアルバム『Guilty Pleasures II』/オリジナルは、1979年、17thシングル)。
 (軽快で心地よいカバーだなあ。やっぱり大好きな楽曲だなあ)
 Scott Murphyさんは、アリスター、スコット&リバース、日本のNOMOEYESなどバンド活動でも知られている。
 スピッツメンバーは何度か食事をしたりして知り合いで、「ナイスガイなんです」。スピッツのカバーでも有名で「いろいろチャレンジングな人」。
 そんな中で、「普通『HONESTY』をロックでカバーしようと思わないよね。すばらしいと思います」。
 草野くんは、「HONESTY」の「サビにいくところのコード進行がすごい好き」なんだそうです。
スコット・マーフィー - 楓
 (私の大好きな「楓カバー」。ここまで振り切ってくれて、切なさが倍増! たまに聴きたくなるカバーです)

 次は「かなり正攻法なカバー」、木山裕策さんの「PIANO MAN」(2008年、1stミニアルバム『WAIT FOR YOU 〜今の僕に出来る事〜』/オリジナルは、1973年、3rdシングル)。
 木山さんはビリー・ジョエルが大好きだそうで、「その“大好き感”がすごい出ているカバーだと思います」。
 オケも歌もほぼトレースしている感じだが、「ビリー・ジョエルのオリジナルバージョンとの微妙な違いが、聴いていて心地いい。木山さんのほうが微妙に柔らかい感じがして、そこも魅力的」と。
 (大好きな人の曲をこんなに見事に歌い上げられるって、幸せなことだよなあ、という素人丸出しの感想です)

 次は、Fall Out Boyの「We Didn’t Start The Fire ハートにファイア」(2023年、38thシングル/オリジナルは、1989年、44thシングル)。
 この曲は、「近代史・現代史に出てくるいろんな人物や事件を羅列した歌詞で歌っている」。例えば、マリリン・モンロー、スターリン、「月面着陸」、「ベルリンの壁崩壊」といったこと・・・。
 Fall Out Boyはそれを「さらに最近の出来事でアップデートして歌っている」。例えば、地球温暖化、ポケモン、カート・コバーンなど。
 「歌詞カードを見ながら聴いたら、ほ~ってなるかもしれないですね」

 次は、ROCKET Kの「Uptown Girl」(2010年、3rd『キッス・マイ・ロックス』/オリジナルは、1983年、31thシングル)。
 ROCKET Kは、元Venus Peterのベーシスト、古閑さんのバンド。
 クージーに確認したら、「(古閑さんとは)仲良しだそうです」。
 古閑さんは音楽レーベルの社長でもあり、草野くんのイメージでは、「下北沢界隈の有名人」で、「たまに楽屋トークに登場する」人物。
 先ほどのScott Murphyさんのカバーもそうだったが、「ビリー・ジョエルさんの曲はメロディーが強いから、バリバリ、ロックのアレンジでカバーしてもかっこいいな」と。
Billy Joel - Uptown Girl (Official Video)


 メッセージコーナー。
 ときどきお母さんから原宿のホコ天の話をきく、というリスナー男子。ネットで検索したりして、「現代を生きるボクからしたら、羨ましいなあ」と。
 そして、スピッツもホコ天に参加していたとか?「どんな感じだったのかなあ?」と(すごく丁寧なメッセージ)。
 ホコ天の歴史は、1977~98年。
 スピッツが参加していたのは、1988年頃で、「何度か演奏しました」。
 でもスピッツは、「あんまり向いてなかった、というか、そんなに人気でなかったんだよ」。だから、3回くらいでリタイア。
 自分たちで発電機を借りてきて、自家発電でアンプの音を出してやっていた。「毎週日曜日、お祭りみたいな感じでした。バンドがたくさん出てて・・・」。
 ホコ天からは、ジュンスカ、THE FUSE、BAKU、THE BOOMとか、「人気者なったバンドもたくさんいた」。
 原宿駅の改札を出ると、歩道橋があって、そこにのぼると、たくさんのバンドの音が交じり合って、「地鳴りみたいな音になって聞こえてくる。あれがすごい印象に残っている」。
 「あんなに轟音出してもいいのかな」とちょっと思ったり(笑)。
 ホコ天に集まる若者は、「遠くから来ている人が多い」という記憶があったそうで。原宿って、ホコ天って、「そういう、人を引き寄せてしまう場所だったんじゃないかな」。
 「楽しかったけど、今だとすぐに動画がアップされちゃったりしていろいろ大変かなと思っちゃったりする」と。
 (なるほどなあ、そういうのって、悲しい制約?)
 「閉じた、ちっちゃいコミュニティーとかサークルで盛り上がっていた部分があるんで、すぐに拡散されちゃって・・・」、それは良くもあり悪くもあるかな、と。
 (時代だなあ)

 この前のビリー・ジョエル来日公演はスピッツのツアー中で、人込みを避けていた時期だったが、「この機会を逃すと、一生ビリー・ジョエル見れないかも、と思って、行ってしまいました」。
 ライブ自体は最高で、やってほしい曲も「すべてやってくださいましたし、大満足なコンサートでした」。
 人によって、「Just the Way You Are 素顔のままで」がセットリストにないことを残念がっていたが(ドラマの主題歌に採用されてたっけ?)、あの曲は「前の奥さんのことを歌っているらしくて、セトリから外されてるらしいです」。
 草野くん自身は、「『素顔のままで』はそれほど思い入れがないので、全然OKでした」。
 (私にとってのビリー・ジョエルは、80年代の武道館かな?)

 そして次は、The Silver Shineの「You May Be Right ガラスのニューヨーク」(2014年、カバーアルバム『Vintage Punk Rock And Roll』/オリジナルは、1980年、20thシングル)。
 この特集を組むうえで見つけたThe Silver Shineは、ハンガリーのパンクロックのバンド。
 画像検索すると、「ベースが女性でウッドベースを弾いてらして、メチャメチャカッコいいですね」。
The Silver Shine - Please Tell Me (official video)
 見た目から受ける印象で、ロカビリーっぽさもあるのかなと、ほかの曲も聴いてみたら、「わりとストレートなパンクロックンロールでした。ただ、ウッドベースのカシャカシャいう音が気持ちいいです」。

 最後は、Panic! At the Discoの「Movin' Out(Anthony's Song)」(1977年、11thシングル、日本では「The Stranger」のB面曲)。
 この「Movin' Out」は草野くんが大好きな曲。小学校で仲良しだったNくんの家にお父さんの「The Stranger」のシングル盤があった。
 このころ、これは大ヒットしていて、「Movin' Out」はそのB面に入っていた。二人で聴きながら、「こっちの曲のほうがよくね?」と、そればかり繰り返し聴いていた思い出。

 (私もこれ、かなり好きだったなあ)
 このカバーは、Panic! At the Discoが実質、ブレンドン・ユーリーのソロプロジェクトになってからの音源。


 特集の終わりに。
 ビリー・ジョエルさんはこの5月で75歳。ステージでは、年齢を感じさせない、「パワフルでチャーミングな方でした」。
 体形は、「若いころよりちょっとがっちりされていたかな。オレもちゃんと飯食わないとな、と思いました」。


 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、郷ひろみさんの「My Life」(1979年、12thアルバム『LOOKIN' FOR TOMORROW』、日本語の訳詞は竜真知子/オリジナルは、1978年、15thシングル)。
 (イントロは、「ラクガキ王国」、カッコいい! でもついつい「ラクガキ天国」と言ってしまう)
 このコーナーも、「ビリー・ジョエルさんのカバー曲で選んでみました」。
 郷ひろみさんは、このアルバムで「Honesty」もカバーしている。「ビリー・ジョエルさんのファンなのか、当時トレンドで流行っていたからなのかはわからないけど」。
 草野くん、聴く前は、「え、郷ひろみが『My Life』?」な感じだったが、「聴いてみるとすごく自然。郷さんの持ち味も出ていて、聴いてて、新緑の公園を軽くランニングしたくなるような、爽やかカバーです」。


 そして来週は、「草野の好きなギターソロで漫遊記」。

 以前に、「あなたの好きなギターソロ」のリクエストを募ったり(ココ)、田村くんが好きなギターソロで漫遊したり(コチラ)・・・はあったけれど、次回は「ワタクシ草野が好きなギターソロを集めて漫遊してみたいと思います」。

 「草野さん、最近たくあんにはまってます」


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