隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「思春期にこういうギターソロを弾きたかった」という理想のギターソロにも出会えた漫遊記

2023年10月23日 20時59分09秒 | スピッツ

2023.10.22
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 10月も4週目! 
 「お仕事中の方、運転中の方、暇こいている方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけると幸いです」

 先週から続いての特集です、【あなたの好きなギターソロリクエストで漫遊記(パート2)】
 ギターソロのリクエストということで、草野くんは「ジェフ・ベックとかヌーノ・ベッテンコート などのリクエストがくるかと思ったら、今週もね、オレも知らなかった、あんな曲、こんな曲のリクエスト、たくさんお寄せいただきました。うれしいです。ありがとうございます」と。


 セットリスト
 01 シロクマ(スピッツ)
 02 Everything(It's you)(Mr.Children)
 03 それだけ(家主)
 04 IN THE BRIGHTLY MOONLIGHT(Hi-STANDARD)
 05 Don't Keep Me Wonderin'[Live At The Fillmore East, 1971](The Allman Brothers Band)
 06 「いちご白書」をもう一度(バンバン)
 07 星座になれたら(結束バンド)
 08 輝きだして走ってく(サンボマスター)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「シロクマ」(2010年、13thアルバム『とげまる』)。

 スピッツの曲の中で、「ワタクシ草野が個人的に好きなギターソロ」だそうです。
 「テツヤのフレージングが、疲れたシロクマくんのカラ元気、かつ涙目な感じをうまく表現できているかなと思います」と。
 (たまに聴いては、このギターサウンド、声、歌詞、そしてこのMVにも心和ませてもらっている一人です。こういうさりげない寄り添いがうれしいときがある)
スピッツ / シロクマ

 最初の曲は、Mr.Childrenの「Everything(It's you)」(1997年、6thアルバム『BOLERO 』)。
 複数の人からのリクエスト。この曲のギターソロは、前半は田原くん、後半は桜井くんというように、「二人でパートを分けて演奏している」んだそうです。
 二人とも、ライブではテレキャスターを弾いていて、「田原さんのチョーキングをメインにした演奏から、桜井さんの単音のピッキング、カッティング、最後の渾身のチョーキングを経て、JENさんのフィルインでラストのサビに入るのは圧巻」と。とくに田原くんから桜井くんのソロに切り替わるとき「音が重くなる切り替えのポイントも注目点」。
 草野くんは普段は全然意識しないで聴いていたけれど、「田原くんと桜井くんでソロを分担していたんですね」。
 実際にライブ映像を確認したそうで、「後半の桜井くんのほうが長く弾いてますね」。
 サビに入る前の「ダンダン」が印象的で、そこは清水ミチコさんが「Mr.Children作曲法」でパロっているそうだが、「でもソロのあとにJENのドラムが入るんだね、そこも聴きどころです」と。
 曲終わりで、「シングルもめちゃめちゃヒットした曲。かなり長尺のソロだけど聴いてて飽きないし、二人で分担している絵を思い浮かべると、さらに盛り上がりますね」。

 次は、家主の「それだけ」(2021年、2ndアルバム『DOOM』)。
 初めて聴いたとき、ビビビッときて「この曲、好きだ!」と思ったというリスナーさんからのリクエスト。「ヘビーめのサウンドときれいなボーカル、そしてサビからのギターソロで一発ノックアウト!」と。
 草野くん曰く、今回のリクエスト回の出会いで「いちばん大きいかな、なんで今まで聴いてこなかったんだろう。誰かもっとオレに勧めてくれよって感じで」。
 ギターボーカルの田中ヤコブさんはチープ・トリックも好きだそうで、「そういうところでも、ちょっとシンパシーを感じるのかもしれない」と。
 草野くんは家主の音源をすべて聴いたそうで、「すごくいいですね。ポップだけどダークな攻撃性もあって、それでも全体的には緩い感じもあって。で、どの曲にも気合の入ったギターソロがあって、それがカッコいいですね」。
家主(YANUSHI) "家主のテーマ" Official Music Video
 (ギターソロのせつなさも伴って、ステキな曲。歌詞もおもしろそう。ほかの曲も聴いてみよう)
 曲終わりで、「オレの思春期にこういうギターソロを弾きたかったなあという理想のギターソロでしたね。すばらしい。絶賛です」。
 (すごい。ここまで言わせるギターソロ!)

 そして、次の曲は、Hi-STANDARDの「IN THE BRIGHTLY MOONLIGHT」(1995年、1stアルバム『GROWING UP』)。
 バンドを組んでいたこともあるリスナーさんからのリクエスト。
 UKメロディックを好んで聴いていて、邦楽ではスピッツ。そして、この番組を聴いていて、SnuffやLEATHERFACEなどの名前が出てきて、「(草野さんは)そんなロック大陸の離島のようなところまで足を伸ばしているのか!」と驚いたそうだ。
 そんなリスナーさんは、ハイスタを初めて聴いて、「ポップなメロディーに激しい演奏、それでいてこの曲の歌うようなギターソロに、一発で引き込まれました。横山健さんのギタープレイは今でも大好きです」と。
 草野くん「オレ、基本的には70年代のUKロックが好きなんだけど、(SnuffやLEATHERFACEなどの)パンクロックも好きで、いろいろ聴いています」
 草野くんには「ハイスタはギターソロのイメージがあまりなかったんだけど、この曲には長いギターソロが入っていて、フレージングもオシャレで楽しいです。うまいよね~、横山くん」。
 曲終わりで、「丁寧なオルタネイトピッキングがうまいなあと思いながら聴き入ってしまいました」。
 ココでも、ハイスタをちょっと語っていました。
 
 次は、The Allman Brothers Bandの「Don't Keep Me Wonderin'[Live At The Fillmore East, 1971](1971年、ライブアルバム『[Live At The Fillmore East』、今日はリマスター盤から)。
 洋楽のリクエストが少なかったので「貴重」な一曲!
 「デュアン・オールマンのスライドギターが堪能できる」ライブ演奏。
 「スライドギターに焦点を当ててこられるリスナーの方は少ないのでは?」ということで、あえてリクエスト、ということです。
 「失礼を承知でお断りしておきますが、尺が短いのと、間奏のあとのライブの雰囲気もありますので、草野さんの曲中でのコメントはお控え願い申し上げます。あ~あ、この一言でオンエアボツ決定だな」というリクエストの締めのちょっと辛口?な文章(笑)。
 それに対して、草野くんは「いや、このこだわりがいいですよ。このメッセージの雰囲気が学生時代の友人からきたみたいで、好きですね」。
 そして、リクエストは「たしかに3分台だと選びやすいのはあるけど、さっきのミスチルも先週のGLIM SPANKYも5分半くらいありますし、長い曲を選ぶこともあるので、遠慮なくリクエストくださいね」と。
 そして、このThe Allman Brothers Bandのライブ盤は「めちゃめちゃ音がいいんですよ」。ニューヨークにあった伝説の劇場、フィルモア・イーストでのライブ。ここではジミヘンやクリームも出演したことがある「有名な箱」。
 「曲中にコメントをはさんだりしませんので、ツルッと堪能してください」
 曲終わりで、「このバンドは、スタジオ盤よりライブ盤のほうが盛り上がるかもね、ギターがすごく生々しくて、いいと思いました」。

 次は、バンバンの「『いちご白書』をもう一度」(1971年、5thシングル)。
 ユーミン作曲の「懐かしい曲」。ギターは芳野藤丸さん。
 5年前のココで、「歌謡曲のロックギター」と取り上げたときに、彼の名前もあがりました。そのときは、彼がボーカルをつとめたSHOGUNの曲を紹介した。
 「木綿のハンカチーフ」のギターも藤丸さんだそうだ。
 この「『いちご白書』をもう一度」のギターソロは、「切なさをブーストさせる名演だと思います」。
 (いやいや、ベタな感じで懐かしい。涙が出そう・・・。この「勘弁してくれ」的な妙な気分は、たぶんあの時代を生きていた人としか語れないかもね)
 曲終わりに、「ギターソロのビブラートが細かくて、それも切なさを増幅させていましたね」。

 次は、結束バンドの「星座になれたら」(2022年、1stアルバム『結束バンド』)。
 この曲は、『ぼっち・ざ・ろっく!』(BOCCHI THE ROCK!)というアニメの作品内でのバンドの曲、だそうです。
 アニメでのギターソロのシーンが印象に残っていて、「私にとってギターソロと言えば、この曲です」と。
 草野くんは漫画は読んだそうで、「主人公が陰キャで、めちゃコンプレックスをこじらせているところは結構、感情移入しちゃいましたけど」。
 「卑屈な自分を打破するためにバンドに入って一歩踏み出す感じというのは、自分の十代と重ねたり」したそうだ。
 曲終わりで、「実際にレコーディングでギターを弾いたのは誰なのか考えたりしちゃうのは野暮なんですかね?」

 最後は、サンボマスターの「輝きだして走ってく」(2018年、21thシングル)。
 ギターソロと言えばサンボマスターを思い浮かべる、というリスナーさん。とくにライブで、「お前ら、そんなもんかー」などと歌詞を飛ばしても観客を煽る山口くん! それでもギターソロの演奏になると、「ゴリゴリのロックのリズムに抒情的ともいえるギターが乗ってくる、不思議な感じがあります」と。
 サンボマスターの曲で1曲を選ぶのは難しいが、「この曲は疾走感もあり、前向きになれるギターソロ」と。
 草野くんは、山口くんといえば、「ギターソロというよりガムシャラにギターを弾いているイメージだった」。
 この間のスピッツ仕切りのイベント、仙台の「ロックのほそ道」にサンボマスターが出演して、「エモーショナルなボーカルスタイルに反して、ギタープレイは丁寧。ギターソロもうまいなあと思いました。やっぱプロだね」。
 この曲のソロも「勢いだけじゃなくて、16小節の中にちゃんとストーリーがあるんですよね」。
サンボマスター / 輝きだして走ってく MUSIC VIDEO
 (大好きな曲! ライブのシーンもいいけど、このMVも好きなので・・・。)
 曲終わりで、「プレイもサウンドも、ちゃんと走ってる感があるよね。山口くんにギター習いたい、くらいです」。


 特集の最後に。
 先週も言ったけど、リクエスト回は「ミュージシャンとしての出会いとか気づきとかをいただける貴重な回です」。
 ギターソロのイメージがなかった人がすごいギターソロを弾いていたり、知らなかったアーティストに出会ってワクワクしたり、「これを糧に、オレもまた頑張ります」。
 (バラエティーに富んだ選曲で、楽しかったですね~。次の機会には、草野くんがセレクトした洋楽のギターソロ、聴いてみたいような・・・)


 来週の特集は、「アートロックで漫遊記」です。
 1960年代の中ごろから後半にかけて、それまでシンプルだったロックがいろんな要素(サイケデリックやクラシックやエスニックなど)を取り込んで、芸術っぽくなった時期があり、それを「アートロック」とカテゴライズされていた。
 来週は、そんなアートロックな世界を漫遊!です。


 「草野さん、最近ハンガリー語の勉強を始めました」


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