隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ロックなスピッツで~ドリフェス(DREAM FESTIVAL)

2014年10月14日 19時01分03秒 | ライブリポート(スピッツ)

2014.10.13
tv asahi
DREAM FESTIVAL
at 代々木第一体育館


 台風が迫ってきていて、どうなの?というかんじでしたが、台風が接近する前にイベント終了。
 無事に帰れました。地方からの方たちはどうだったのかな?

 個人的には完全にaway状態で、スピッツ以外のアーティストの楽曲をほぼ知らない・・・。そんな状態のイベントに参加したことはないので笑っちゃうんだけど、でもだからこそのお楽しみでした。
 金爆の「女々しくて」「ローラの傷だらけ」、コブクロの「蕾」はもちろん知っていますけどね。コブクロにいたっては、たぶん全アルバムをiPhoneに入れているんだけど、聴いてない・・・。これは問題だ! マニアックな感じのばっかり聴いてしまうへそ曲がりは、いい年なんだし改めたほうがいいかも。

 各アーティストのセットリスト、パフォーマンスのようすは、以下をどうぞ。

 http://natalie.mu/music/news/128510

 ここでは簡単に感想のみを。


●miwa
 小柄でかわいい声なのに、ギターを持って歌うようすは力強い。
 かわいい歌詞の歌でも、音は結構重くて。
 スクリーンに映し出されたまっすぐな視線が何かを射るように尖って見えた。
 まわりの観客も、「かわいい~」と盛り上がっていた。


●ゴールデンボンバー
 すばらしい全力のパフォーマンス・・・につきる(そして、楽曲が実はみんな魅力的)。
 コブクロの「身長差」をさらに強調して演出する「黒田さん=進撃の巨人」(笑)。
 連結ブラジャーの縄跳び・・・とか。
 クライマックスでは、エアーバンドなんてことを忘れて、体力の限界にチャレンジしたかのように思わせてくれた。
 えげつなさをまったく感じさせなかったのは、観客の年齢の幅広さへのご配慮?(笑) 


●THE King ALL STARS
 加山雄三ひきいるそうそうたるメンバーのバンド(個人的には、ウエノコウジ(the HIATUS)、藤井一彦(THE GROOVERS)の変わらぬステキな姿に感動)。
 曲紹介でいちいち「俺の作詞作曲」とつけるのがちょっと鼻についたけど(笑)、77歳とは思えぬぶっとい声の迫力と演奏にはビビった。文句なくスゴイ。
 金爆が全力のパフォーマンスで魅せたなら、こっちはロックンロールの演奏の完成度で魅せたってことか。そういうのは、本当にそれぞれであって、優劣ではないと改めて確信。
 「俺の作詞作曲」はよくわからなかったけど(すみません)、「Blue suede shoes」と「Hound Dog」はかっこよかった。
 再度はモンゴル800のキヨサクが登場して、「夜空の星」「君といつまでも」。これって、若い人も知ってるんだ~。


●渋谷すばる
 私の両端は50代と、限りなく10代に近いと思われる10代の関ジャニファン(エイターって言うんだって)。がぜん元気になって、フリは全開だし、バラードのあと、二人とも涙をふいていた。ファンの年齢層、パンパなく広いんですね~。
 感情をこめて陶酔気味に歌う感じ、すごく絵になるし、うまい。ビックリです。でなければ、ソロでイベントに出たりしないよなあ。ファンは誇らしかっただろうと思う。
 ジャケットを着てたんだけど、それを脱いでTシャツになり、最後は上半身裸状態。黄色い歓声があがる。急いで双眼鏡を出す50代!
 私としては、金爆の樽美酒くんの危ない感じは全然OKだったんだけど、ナルシストっぽいパフォーマンスはこそばゆくなるんで、ちょっと微妙だったかな(ま、勝手な感想です)。
 でも、本当に見事なパフォーマンス。カバーの「愚か者」(近藤真彦)、「スローバラード」(RCサクセション)は彼のキャラにピッタリの選曲で、なかなかでした。
 MCなしで歌い続け、最後にバンドメンバーを拍手で讃えたあと、「関ジャニっていうアイドルグループやってます!」と鋭い目を会場に向けてはけたのだけれど、なんか、そこに反骨っぽいものを感じて、それはなかなかよかったですよ。


●(スピッツとばして)コブクロ
 トリはやっぱりこの二人!
 金爆が「黒田=進撃の巨人」で使った竹馬(じゃないけど)みたいなものをつけて、黒田さん本人が3メートルくらいになって登場(金爆のスタッフに支えられて)。大うけです。
 「女々しくて」をちょこっとやるギャグの連続も。「何やってるんですか! しかもスピッツさんとかぶってるから」って。
 絶妙なやりとりと圧倒的な歌唱は知っていたんだけど、小淵さんは楽曲のバックグラウンドを結構丁寧になが~く説明したりするんですか? あれはいつもの自分たちのライブではやらないのかな。イベントだし、私のようにコブクロの曲をあまり知らない人のために話してくれてたんでしょうか?
 すごく真面目な真摯な方たちなんだなというのが最終的な印象です。
 バラード以外は手を叩いたりするのはOKなんですね、黒田さんが煽っていたし。
 スピッツ終わりで帰る人が結構いたのは、台風の影響で帰宅がヤバイ人たちだったんだと思います。
 来年、コブクロ史上最大級のツアーをするそうですよ!

 そうそう、路上ではスピッツの曲もたくさん歌っていたそうで、「今でもコード進行とか覚えているし、いつかこんな気持ちのいいメロディーをかきたいと思っていました」なんて言ってくれました。

 ちなみに、スピッツ出演が発表される前に、コブクロファンの仕事仲間に頼まれてとったチケット。
 結局その彼女は行けなくなり、チケットを譲った相手が関ジャニのファンだったといういきさつがあります。


●スピッツだけ、ちょこっと詳しく
 セットリストは、以下のとおり。

 ○ チェリー
 ○ スパイダー
 ○ シロクマ
 ○ 迷子の兵隊
 ○ アジアの純真(PUFFYのカバー)
 ○ 涙がキラリ☆
 ○ 8823
 ○ メモリーズ・カスタム
 ○ 野生のポルカ

 お気づきかと思いますが、今年の夏のイベントのセットリスト。
 普通なら、同じなの~!とか思うのに、今回はまったく問題なし! むしろ、よくぞ、こういうイベントでこのセットリストをやってくれた!という満足感。
 「チェリー」「涙がキラリ☆」のようなスピッツらしい定番曲はちゃんと残して、あとはファン以外はあまり知らない「ロックバンド」スピッツの姿を・・・ということで。
 
 例によって、暗いステージにゾロゾロと登場。すばる君に負けない歓声が会場中から。
 「チェリー」のイントロで、すでにお客の心をつかんじゃう。ヒット曲って、あれば便利。
 「スパイダー」「涙がキラリ☆」でも、そういう感じはあります。
 カバー曲「アジアの純真」は、すごく受けがよくて盛り上がりが一気に。

 まさかの「迷子の兵隊」! こういうイベントでね~と感慨深くなる。
 赤い照明の中、ちょっと苦しそうな表情のボーカルがなかなかよい(笑)。
 (そうだ、スピッツの照明は今回もメリハリとステキな変化があって、すばらしかったなあ)

 「8823」~「メモリーズ・カスタム」~「野生のポルカ」の流れは、たぶんスピッツファンじゃない人も心地よかったのではないかな。メンバーは誰も煽らないのに(笑)、会場全体がうねっていた。
 「8823」のテツヤくんのファッションとは真逆なドシッとした丁寧なギター、ボーカルのバックに映る崎ちゃんの惚れ惚れするスティックさばきと笑顔、崎ちゃんのスティックを奪ってそれでちょっとベースを弾いて客席に投げちゃうベーシスト。
 「メモリーズ・カスタム」の終わりのかっこよさ。
 そして、「野生のポルカ」の尋常じゃない盛り上がり。メンバーのsing along。
 ここで、今回、初めて汗びっしょりになりました!

 あとでツイッターを見たら、うれしいことに「スピッツってロックなんだね」的なツイートが多かった。
 (1つだけ、「生のスピッツも楽しみだった。チェリーはうれしかったけど、結構ロックで驚いた。ちょっと私の好みとは違うかも」という関ジャニファンの方のを見つけたけど)
 あと、「あのベースの人は何?」「小学生か? すごい運動量」「ベースの人に目が行ってしまった」「あんなに動くベーシストは初めて」「ジャパニーズ・ニンジャ?」というのもたくさん(笑)。
 そうなんですよ、スピッツってヘンなバンドなの。
 
 MCはユルユルだけど、演奏はロック! 奇抜なファッションのギタリストやボーカルはあまり動かない。ふつうな感じのベーシストにスイッチが入るとハンパなく暴れる。ドラムは神!
 魅力はライブに来ないとわからないかも・・・です。

 ちょこっと演奏以外のことを。記憶が頼りなので正確ではありませんけど。
 最初のご挨拶、カミカミ。ほっぺたを叩いて言い返すしぐさ。
 先が思いやられるスタートだったけど、あとはまあまあスムーズに。

 草野君、センターステージへの花道の前で、
 「基本的にスピッツは、ここから先には出ないんですよ。でも冥途のみやげにちょっと歩いてみようかな」
 とおもむろにギターを置いてマイクを持って、普通に歩きだしました。
 センターステージのちょっと手前で、胸に手を置いて、「ああ、ドキドキする・・・」って(笑)。(こっちが心配でドキドキしちゃうよ)
 ステージの前のお客さんに、「近くで見ると、けっこうおじさんでしょ」とか言って。
 それですごに戻るんだけれど、「走って戻ったらハアハアして歌えなくなってしまう」と言いながら、突然、猫背+大股走りで戻っていきました。
 会場、笑い。
 あそこを歌わずに歩くほうが、勇気が要る気がするけどね。

 「アジアの純真」のあと。
 「スピッツは夏までツアーをやっていて、カバーしやすい曲を探してたんだけど・・・」
 ここで、「崎ちゃん」とリズムを要求して、「女々しくて 女々しくて~♪」。会場、爆笑。
 「やっぱりみんな、この歌、好きだね。・・・オレも好きです」
 「なんの断りもせずに歌ってたんで・・・。今日やっとご挨拶できて、胸のつかえがおりました。今日はいい日だ~」

 最後は花道の途中まで出てきて、ピックを投げて、そしてたぶん生声で「ありがとう!」とあいさつして、下がっていきました。

 テツヤ君のハット、長い髪、ステキでした。
 草野君は夏と同じ、紺と黒の大き目チェックのシャツ。髪を少しカットしたのか、なんとなく丸くマッシュに見えて、また若返ったかな。相変わらず痩せ具合は解消されず。

 私は2階席なのでもちろん見えなかったのですが、田村くんが「東北ライブハウス大作戦」のTシャツを着て、ほかの3人はそのリストバンドをしていたそうです。


                     

 
 台風に追われて開催されたイベント。
 外に出たら、強い雨と吹き始めた風。
 音楽がちょっと体を熱くして、そして現実を一瞬飛ばしてくれました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 少しは慣れた? スピッツ草... | トップ | 関西弁のヤジだけど熱い巨人... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。