2022.07.08(金)
昨日の昼下がり、幹線道路のトンネルを抜けたところで、今年初めて蝉の鳴き声を聞いた。
「あ、蝉?」
「ホントだ」
その2時間くらい前に例年うるさいくらいセミくんたちが鳴くイチョウ並木を通っているときは聞こえなかったなあ。
夜、まだ少ないけれど、たしかに蝉たちが鳴いていた。寝るときに聞くのも今年初めてだ。
「早いね~」と言い合ったけど、調べたら「種類によっては6月半ばから鳴いている」とか。
でもたしかに、私のとっては、昨日が「今年初めて」だったな。
いよいよ本物の夏・・・か。
蝉の声を聴きながら空を見上げたら、厚い雲たちがいつのまにか消えて、目にいたいくらいの青い夏空が広がって、周囲の緑が躍り始めた。
それでも、あまりに気温が上がると、熱中症の危険度を表す「暑さ指数」が上がって、保育園などでは外での水遊び、プールさえ中止にせざるを得ないとか。
夏に外遊びは、もう滅びゆく光景か。
20、30年前は、額に汗して外から戻る子どもたちが「麦茶、麦茶」と騒ぐのも夏の風物詩?だったし、それよりずっと前の昭和真っ盛りの夏の夜には、開け放した縁側から入る風と母のあおぐうちわの風で心地よい眠りにつけたもんだ。
それはそれで、いい時代だったなあとひっそり自分の中で思い出に浸るだけにして、これからの地球上の子どもたちがどんなふうに季節を生きていくのか、前向きに考える動きに寄り添っていかなくちゃいけないんだろう。
夏の思い出。
忘れてしまう前に、少しずつ書いて、どこかにしまっておこうか。
それでも昨夜は怖いくらいに涼しかった。言い古された言い方だけど、「昼間の暑さが嘘みたいに」。
5時に起きて仕事しているけれど、涼しくて、またまたはかどりました。
母のにとってはたぶん姪のような存在で、私なんかよりずっと気が合う女性が、今あまりよくない状態でいる。
私は母の代わりという意識で、彼女と同居する男性に連絡したり、話し相手になったりしているけれど、そんなとき、母ならば・・・と思わずにはいられないことがある。私では、気持ちが寄り添えきれない。
でも、先日のリモート面会で大げさにならない程度に説明した女性の症状について、母の反応は思ったほど深刻ではなく、それよりも入居者で最近親しくなった女性に何かプレゼントしたい、とそんな話題のほうが大事だったようだ。
拍子抜けしたような、無責任で申し訳ないけれど肩の荷が少し軽くなったような、ヘンな気持ちだった。
アトランダムに聴いていたら、流れてきた単調だけど弾むリフと幼い不安定なボーカルの声、スピッツの「マーメイド」。
倍音かかった声は抜けは悪いけど、これがなんともノスタルジック。
まだ青い男の子は、無邪気でかわいい顔をしながら、好きな女の子を妖しく狙っています。気をつけて・・・。
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