隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「ずっと聴いていられるサウンド」~70年代ロック パート2

2024年04月29日 19時56分04秒 | スピッツ

2024.04.28
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM




 4月最終週から5月。
 「お休みの方もいらっしゃるかな?」
 先週と同じ日に収録だそうで、かすれ気味の声はそのままで。
 「気になった方がいらっしゃったら、すみません」
 そして、「この時期、大変な方もそうでもない方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」。

 そして今週は、先週から続いての【70年代ロック・リクエストで漫遊記(パート2)】です。
 本来この番組は、「70年代ロックをかける番組」としてスタートしたが、リクエストを募ると90年代以降の曲がほとんど。で、今回は「70年代に限定」。
 たくさんのリクエストがあったそうで、その2回目!です。


 セットリスト
 01 ネズミの進化(スピッツ)
 02 Cold as Ice(Foreigner)
 03 Sweet Baby(原田真二)
 04 Fundamentally Yours(Stackridge)
 05 青い魚(金延幸子)
 06 Blinded By the Light(Single Edit)(マンフレッド・マンズ・アース・バンド)
 07 二人の世界(ガロ)
 08 出発の歌(上條 恒彦・六文銭)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「ネズミの進化」(2007年、12thアルバム『さざなみCD』)。
 「スピッツの曲でサウンドが70年代っぽい」ということで最初に浮かんだのが、この「ネズミの進化」。
 (カッコいい楽曲、サウンドもプレイも。ライブでもっともっと聴きたい曲です)

 最初の曲は、「ヒット曲もたくさんある大人気バンド」、Foreignerの「Cold as Ice 冷たいお前」(1977年、デビューアルバム『Foreigner 栄光の旅立ち』)。
 「マサムネさんがあまりお好きでない産業ロック」の中で、とTOTO、Bostonなどのバンド名をあげて、「(これらのバンドの曲はかかったのに)Foreignerはまだかかっていません」というリスナーさん。
 苦笑しつつ、「誤解しないでほしいんですけど、産業ロック、好きですよ。メロハー(メロディアスハード)とかも好きだしね」。
 「オレ、Foreigner、結構聴いてたのに、ロック大陸で一度もかけてなかったんですね」、自分でも「すごい意外」と。
 ただ、Foreignerで好きだったのは3rdアルバム『Head Games』までだそうで、「ちょっと偏っているかも」。
 Foreignerのボーカル、ルー・グラムさんの歌声は「その後のアメリカのロックバンドにメチャクチャ影響を与えている。ルー・グラムっぽいボーカリストってその後多い。すごい気持ちいい声」。
 (突き抜ける力強いボーカル!)

 次は、原田真二さんの「Sweet Baby」(1977年、7thシングル/1977年、2ndアルバム『Raspberries』)。
 「ピアノロックも含めていいなら、ぜひ!」とリクエスト。
 ラジオで原田さんの曲が流れると、「たいていデビュー三部作(『てぃーんず ぶるーす』『「キャンディ」『シャドー・ボクサー』)か『タイムトラベル』だが、実はこんなにロックなカッコいい曲があるのだ!」と。
 「てぃーんず ぶるーす」を思い出すために、「なんだっけ? ナナナ~♪」と歌い始める(笑)。
 「オレは『MARCH』という曲も好きなんですけど」。
MARCH☆原田真二 with Mataro
 この「Sweet Baby」は、ご自身が作詞とプロデュースを手掛けるようになって2作目のシングル。前作の「Our Song」は「ホーリーな感じのバラードだったので、その次のシングルで、「原田さんのよりロックな面が出ているのかもしれない。クールでカッコいい曲だと思います」と。

 次は、Stackridgeの「Fundamentally Yours」(1974年、3rdアルバム『The Man in the Bowler Hat 山高帽の男』 』)。
 Stackridgeは以前にもココココで紹介された。
 それがきっかけで70年代のアルバムをサブスクで聴きこんでいたそうだ。「この曲は素朴だけど美メロで何回聴いても飽きない。オルガンやピアノが利いていてベースラインもクセになる。優しい歌声も大好き」と。
 「のんびりした和む感じの曲が多いんですよ」と草野くん。「田舎のビートルズ」などと言われていたそうです。「アルバムごとのジャケットもかわいくて好き」と。
Stackridge - No One's More Important Than The Earthworm - Live BBC TV 1975 (Remastered)

 そして次は、金延幸子さんの「青い魚」(1972年、1stアルバム『み空』/エレキギター:7鈴木茂、ベースとアレンジ:細野晴臣、ドラムス:林立夫。のちのキャラメルママ~ティン・パン・アレイの面々)。
 映画『PERFECT DAYS』の挿入歌として使われていた。
 この映画では、Animals、Betty Smith、Rolling Stonesなど、60年代、70年代の曲が多く使われていた。その中で、「この曲はそのころの曲だと思いつつも、最近の曲のようにも聴こえました」と。
 エンドロールで曲名を見て、さっそく調べたんだそうです。
 「2022年の風景に70年代の曲が重なると、目に映るものがすべて美しく見えるとともに胸がギュッと締めつけられるように感じます」と。
 草野くんはかつて、オシャレなCD屋さんで「オススメのリコメンドCD」ということで彼女のCDを購入したことがある。
 たしかに「今っぽい曲に聴こえる。最近のシンガーの曲って言われてもわかんないかも」と。
 そして、「カネコアヤノさんに近いかも」と思ったら、去年共演していたそうです。
 曲終わりで、「たしかにこの曲を渋谷スクランブル交差点の映像を合わせて聴くと、また違った見え方がしてくるかもしれないですね」と。

 そして次は、マンフレッド・マンズ・アース・バンドの「Blinded By the Light(Single Edit)」(1976年、12thシングル/1976年)。
 小学生のときに風邪で寝込んでいたときにトランジスタラジオから流れてきた曲、と。
 その時の記憶がいまだに残っていて、「もう一回、ラジオから流れるこの曲を聴きたいです」。ビックリマークと「 」を駆使した、強い気持ちに溢れたメッセージ。
 (こういう気持ち、わかる気がします。布団の中で、よくラジオを聴いていたっけ)
 「ラジオから好きな曲が流れるって、格別ですよね」
 スマホで聴くのと違って、「誰かがかけてくれた曲」を聴くという喜び!
 草野くんにとっては、マンフレッド・マンズ・アース・バンドは60年代のイメージが強いが、「じつはオレ、ほとんど聴いてない」。
 音源が多いので、「どれから聴いていいかわからない」が、「でもオレ、この曲は聴いたことあるかも」。
 これをきっかけに「掘ってみたいバンド」に。

 最後は、ガロの「二人の世界」(1971年、1stアルバム『GARO』)。
 ガロ・・・「草野さんは知らないかも。あるいは食べず嫌いをなさっているかも・・・」とリクエスト。
 「72年デビューの日本のロックバンド、ガロ! 歌謡曲またはGSの流れ的な扱いのガロでもあります」と。
 でも実は、crosby stills nash & young、ビートルズ、ビージーズなどを好み、「デビュー前に完璧なカバーを披露していたらしい。歌詞は古くさくてなんだかむずがゆいけど、サウンドは抜群!」とプレゼン。
 「学生街の喫茶店」のイメージが強すぎて、「ロックバンドのイメージをもっていなかった」という草野くん。
 「ロビンソン」が売れ始めた頃、「スピッツは平成のガロだ」みたいなことを言われて、「えっ、ガロっすか?」みたいな、「ちゃんと知りもしないで微妙な反応をしてしまった」。
 でも「アルバム単位で聴くと、めちゃめちゃロックなんですよね。だから、『平成のガロ』って言われたのは、身に余る誉め言葉だったんだな、と今では思う」。
 これって、「『チェリー』しか知らない人がアルバム聴いて、『スピッツって意外にロックなんですね』と言ってくれる感じに近いのかな。だとすると、そういうのもガロとスピッツの共通点と言えるのかな。ちょっとおこがましいですけど」と。
 何曲かあったリクエストの中から、「この曲いってみましょう。メロディーが独特で、すごく好きです」。


 特集の終わりに。
 「やっぱりね、70年代のサウンド、いいなあ、ずっと聴いていられるなと思いました」
 今後もっと限定して、ピンポイントで特集を組むのも可能かな?と。例えば、「1972年のブリティッシュロックのリクエストで漫遊記」とか。
 そんな感じで?70年代ロックの特集はこれからもちょくちょくあるかもしれないけど、「お付き合いください。よろしくお願いします」と。


 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、上條 恒彦・六文銭で「出発の歌」(1971年、シングル/作詞:及川浩平、作曲:小室等)。
 (イントロは・・・、うーん)
 このコーナーも70年代ナンバーで。
 ZO-3で、「さあ、今、銀河の向こうへ 飛んでゆけ♪」と歌い、「このフレーズが印象的で、埋もれていない曲なのかもしれない」。
 スピッツはデビュー当時、この曲をライブでカバーしたことがある。
 演奏している側にとっては、「メッチャ盛り上がるんですよ、この曲」。だけど、「お客さんはそれほどでもなかった気がする」。それは「当時のオレの歌唱力が伴っていなかったのか、バンドの演奏力のせいかわからないが、またいつかリベンジしたいな、という曲でもあります」。
 (ぜひぜひ!)
 曲終わりで、「上條恒彦さんの声、大好きですね~」
 今年リリースされたコンピレーションアルバム『NEW POPS IN NEMU』にも収録されている(ココ
 69年から開催された、元祖フェス的な『合歓ポピュラーソングフェスティバル』の貴重なライブ音源も収録されているそうです。


 そして来週は、「ハムバッカーストラトで漫遊記」。

 一応ギターの機種縛りだが、「マニアックな内容になりそう」。
 ストラトキャスターという、エレキギターを代表するギター。パワーがなくてノイズが多いという欠点がある。
 それを解消するためにハムバッカーというマイクに付け替える改造を施したギターを使っているギタリストがロック界隈に多くいる。
 「オレもその一人なんですが、そんなハムバッカーストラトで漫遊、です」と。

 「草野さん、目覚めて朝だと思ったら夕方でした!」


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