隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「そんなヒロシに騙されて」から「Hey! Joe」まで~「タイトルに男性名があるロックナンバー」

2018年12月31日 17時15分20秒 | スピッツ

2018.12.30 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/



 録音番組のため、今回はリスナー側に「今年もお世話になりました」モードと、「あけましておめでとう」モードがあるとか。
 「なるべく違和感なくやっていきますが、ヘンなところがあったらご容赦を」って、最初から無理がありそうな気配・・・。しかたないじゃん、と。
 さてさて、年末年始の歌番組の話題から。
 結構見ちゃう派らしいですが、ときどき気になっているバンドが出演すると、「ギターソロのときにギタリストが画面に映らない問題」でクラスで盛り上がったとか。
 突っ立ってるだけのボーカルが映っていて、「わかってないなあ」と話していたと。
 でも最近はちゃんとギタリストが映っていて、「バンドもののカメラ割りがいい感じになってきた」。
 そんな時代になってバンドやロックがちょっと下火?というのをちょっと悲しむ草野氏だが、「この番組はあくまでロック推し」ということで。
 いやいや、いいバンドも若手もたくさん出ていると思うけどね、フェスとかイベントとか盛り上がってるし、カウントダウンに大勢の人が詰めかけているみたいだし・・・と言っておこう。

 今回は「お待たせしました、全曲リクエストで」ということで、「タイトル名に男性名が入ったロックナンバーで漫遊記」。
 「レイラ」とか「メリールー」(懐かしい)とか、女性名の曲は多いけど男性名はどう?と思っていたら、「案外あるもんですね」。



オンエア曲
 01 まもるさん(スピッツ)
 02 そんなヒロシに騙されて(サザンオールスターズ)
 03 Buddy Holly(Weezer)
 04 Jeremy(Pearl Jam)
 05 TOSHI-LOWさん(キュウソネコカミ)
 06 Jimmy(The Living End)
 07 Paul(Big Thief)
 08 Hey! Joe(Jimi Hendrix)
 09 Devil's Own(WINO)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「まもるさん」。
 やっぱりコレですね(笑)。
 腰砕けのような、ちょっと意味深のような歌詞、リフの荒削り、サビのきれいなメロディー。気持ちよくヘンなスピッツにハマれる。
 曲終わりで、「今日のテーマにぴったりのスピッツの曲ですよね。この曲、リフからできたんです」と、ZO-3で披露。カッコいいよ。

 最初の曲は、「国民的グループの35年前の曲」、サザンオールスターズで「そんなヒロシに騙されて」。
 懐かしいというか、なんだか昔の歌謡曲を聴く感じかな。
 この番組でサザンの曲をかけるのは初めて。「で、その1曲がこれというのは、この番組らしい」(笑)。
 リクエストを募るときにこの曲を例としてあげたのは、「女性から男性へのラブソング」と期待したからだそうで、
 「この曲のようなのは案外集まらなかった。男性から女性へのラブソングは多いのにね」
 草野氏が分析するには(笑)、女性から男性への曲の場合、「あなた」とか「キミ」とか2人称で表す場合が多いのでは、と。
 スピッツには「僕の天使マリ」とか「ナナへの気持ち」とか。「西野カナさんあたりが『愛してるよ ケンタくん』という曲を作ったら全国のケンタくんがCDを買うのでは?」だって。

 2曲目は、Weezerの「Buddy Holly」(1994年、1st『Weezer』)。
 バディー・ホリーは50年代の代表的ミュージシャンだが、この曲ではバディー・ホリー似のメガネの男の子を歌った曲だそうだ。
 94年の頃、カーラジオで聴いた草野青年は、即ラジオ局に電話して「なんという曲?」と尋ねたそうだ。
 草野「インターネットがない頃は、オレ、しょっちゅうラジオ局に電話して曲をきいていたウザいリスナーだったかも」
 こういう姿勢が、「生涯リスナー宣言」できる基本なんだろうな。
 メガネのバディー・ホリーの「Peggy sue」だ!
 BUDDY HOLLY - Peggy sue - Vidéo clip

 ポール・マッカトニーがよく、影響を受けたミュージシャンとしてこの人の名前をあげていた。60年代ロッカーにとってはそういう存在だったんだろう。たしか、バディー・ホリーの曲の版権(すべてではないのかも?)も所有しているよ。

 次は、「シアトル出身のオルタナ系バンド」Pearl Jamの「Jeremy」(1991年、1st『Ten』/ 1992年、3rdシングル)。
 リクエストされた方の中に、「三輪くん、田村くんの中一のときの同級生」が・・・。「これからの二人をよろしく」というご挨拶まで。
 草野くんも「おおっ」とちょっと驚き。
 草野「パール・ジャムに関しては、このアルバムだけ夢中になって聴いた。この曲はいい具合のメタル感もあり泣きメロ。歌詞はかなりヘビーだけど、とっても美しい曲です」
 1300万枚売り上げたアルバムだそうだ。
 "Jeremy spoke in class today" のリフレインが暗く悲しく胸に残って、speak inをそのとおりに解釈していいのか、いろいろ調べたけど、いろんなことを言う人がいて、いまだにわからない。
 曲全体の歌詞はいろいろ解釈できるかもしれないけれど、望まれない不幸な環境に育つ少年の姿と悲惨な出来事だけは変わらずに浮かんで消える。 

 そして次は、キュウソネコカミで「TOSHI-LOWさん」(2017年、4th『にゅ〜うぇいぶ』)。
 草野「初めて聴いたときはメチャメチャうけた!」
 この曲と「マサムネさん」エピソードは、ココに書きました。新木場サンセットでの一コマ。
 「スピッツについては、清水ミチコさんが『若いお坊さんたちが諸行無常を説いている』と歌ってくれて十分うれしいので」、「マサムネさん」は却下されました。(笑)
 それにしても、若いバンドが繰り返す「圧倒的な存在感!」という叫びの先にいるTOSHI-LOWさんって、やっぱりすごくないですか?

 次は、オーストラリアのバンド、The Living Endの「Jimmy」(2003年、3rd『Modern ARTillery』)。
 当時好きだった人が聴いていたバンドで、この曲をよく聴いていた、とリスナーさん。
 草野くん、「好きだった人が聴いていた曲って結構影響を受けるタイプ」だそうです。
 対抗するつもりはないけれど(笑)、私だってそういうところあるぞ、かつてはね。
 このバンド、全然知らなかったそうで、メロコアでもしっかり曲をつくっているステキなバンド、「教えてもらってよかった」と。
 こういうバンドです。野外フェスでのギタープレイに酔っているか。
 The Living End - E-Boogie/Second Solution

 そして、「インディーシーンでは有名なNYのバンド」Big Thiefの「Paul」。
 これも草野氏「知らなかった」と。「よいですね」
 「夜にあったかいそば茶でも飲みながら聴くといいかも」ということだ。
 サザンの「そんなヒロシに騙されて」のようなシチュエーションの曲らしいけど、 
 「『そんなポールに騙されて』なのか『そんなポールを騙して』なのか、英語力がないのでわからない」と。
 こっちも英語力の問題、英語の歌詞って解釈が難しいの両面でぶち当たるけど、ポールという男に支配されてる女性が浮かび上がり、危険なうえに、泥沼?な雰囲気も、なんて思っちゃうけど、単に深い愛の歌なのかも。幸せそうな女性ボーカルの声がきこえてくるし。
 昨年リリースの「Mythological Beauty」のMVがこちら。
 Big Thief - Mythological Beauty

 最後は、Jimi Hendrixで「Hey! Joe」(1966年、デビューシングル)。
 何度聴いても好きだなあ。シンプルで、全然飾っていない、歌詞のちょっとした不気味さ。
 ロックギターの基本的フレーズがつまっているので、かつてこの曲のギターソロをコピーした思い出があるという。
 草野「曲もギターもいいけれど、バックのコーラスがすばらしい。『Hey! Joe』にコーラスなんてあったっけ?と言う人もいるけど、この曲の肝はコーラス」
 この発言、どこかできいてことがあるけれど、どこでだっけなあ。

 「ロックじゃなければ・・・」と、平山みきさんの「ビューティフル・ヨコハマ」のさわりを歌ってくれたけど・・・。「ミツオ」も「サダオ」も出てくるけど、タイトルじゃないからね(笑)。


 そして、今夜の「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーは、WINOの「Devil's Own」(1998年、デビューシングル)。
 1995年結成のWINOとは、石田ショーキチさんのScudelia Electroのイベントで一緒になったことがあるそうだ。
 当時のイギリスのロック直球という感じだったけれど、今聴いても「全然古さを感じさせない。むしろ、この気だるい感じは、これからくるロックサウンドかな」
 「残念ながら2002年に解散してしまったけれど、いい曲なので。ちょっと体を揺らしたくなるような曲」
 WINOファンの知り合い、Y子さんのエピソード、ココに書いてたっけ。


 次回は、「TYKで漫遊記」。TYKは「うしょ りたかった んじ」とか。
 この番組、当初は、「トークは少なめに、イギリスの古いロックをひたすら流す」という企画だったので、番組一周年を記念して、TYKでマニアックにやってみるそうです。一周年にこの企画って、ある意味「ロック大陸漫遊記」らしい?



 この意味ないであろう文章を1年間読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
 自分のための記録と、いろいろ昔の思い出の曲に再会できる喜びのための、あくまで個人的な自己満足の文章は、ときに不愉快だったり意味不明だったり・・・、そんな感じだったと思います。
 たぶん来年もこんな感じだと思うのですが、よかったらお付き合いください。




                              
 

 

 昨夜は恒例の小里誠さんによる「カバーナイト」。
 安全地帯の「オリンレッドの心」では、スピッツ﨑山、クージーもレギュラー出演。
 「安全地帯なので」、﨑ちゃん、「久しぶりにメイクしちゃったよ」だったそうです。
 アイメイクした﨑ちゃんが口ずさみながら演奏する姿は「超貴重でした」とかおりさん。
 セットリストは、「マスカレード」「好きさ」「悲しみにさようなら」「田園」(玉置ソロ)などなど。
 ここで、アイメイクの﨑ちゃんと、青田典子さんキャラ?らしいクージーのようすが・・・。
 https://twitter.com/cq2d/status/1079653041589039104?s=11



                         
 


 今年もあと数時間で終わり。
 落ち着かずに作業しながらの大みそかの夕暮れ。
 黒豆と里芋、終了。
 父が京都の丹波地方の出なので、幼い頃は向こうの親戚が丹波の黒豆を送ってくれて、母が作っていた。幼い頃はちっとも好きではなかったけれど、数年前からはまっている。丹波の黒豆は高いけどね。

 
 あと何日かすれば、また普通の、ごくごく普通の日々が始まって、だらだらと続いていくわけで。

 だから、ちょっとだけ歩みを止めて、空気や匂いを感じながらここにいるのも悪くはないか。
 そんなふうに思いながら、窓の外を見ています。
 ずるい人間だから、自分のしてきたことや過ぎてきた時間をまともに振り返ったりはしないけれど、ここに無様な文章を書くことで、ちょっとは発見や反省がある、それは少しだけありがたいことです。
 よかったら、また遊びに来てください。

 月並みですが、みなさんも、よいお年を!


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2 コメント

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カラオケランキング (しずこ)
2019-01-03 05:31:48
関係ない話をすみません。
かけらさんご存知でしたか?
「平成のカラオケランキング」でスピッツの「チェリー」が5位でした!
\(^o^)/
...ただのご報告です。(知っていらしたらすみません。)
https://www.barks.jp/news/?id=1000162039
返信する
チェリー (かけら)
2019-01-03 15:48:07
さすが「チェリー」、侮れません。
5位というのはどこかできいた気がするのですが、こんな詳しいデータは知りませんでした。
最近のよりも過去にいくにしたがって全曲歌えそう・・・というところに年齢を感じています(-_-;)。

今年もよろしくお願いします。
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