隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

外れ曲無し!~「ストーン・テンプル・パイロッツで漫遊記」

2020年03月19日 10時03分56秒 | スピッツ

2020.03.15 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM



 収録を行っている時点で見通しがたっていない新型コロナウィルス。
 (聴いている今も状況は変わっていない、というかひどくなっている・・・)
 これは、前代未聞。不安になっている方も多いのでは?と。
 ミュージシャンも、イベントやコンサートが中止に追い込まれ、大変な状況。「これから業界でも考えていかなければならない課題」と。
 とりあえずは「換気と手洗い」をしっかり行って予防に努めること。
 草野「リスナーの中には、自身や身内が感染された方もいるかもしれない。一日も早い回復を祈っています」

 そして、今日のテーマは、「ストーン・テンプル・パイロッツで漫遊記」。

 Stone Temple Pilotsはグランジムーブメントから頭角を現したバンド。
 草野くんは「90年代の最も優れたハードロックバンド」と評価しているそうだ。「70年代はエアロスミス、キッス、80年代はガンズ、メタリカ、ときて、90年代はストーン・テンプル・パイロッツ・・・と言ってもいいのではないか」と。
 (CD1枚しか持っていないので、期待しちゃう・・・)

 オンエア曲
 01 恋する凡人(スピッツ)
 02 Vasoline(Stone Temple Pilots)
 03 Interstate Love Song(Stone Temple Pilots)
 04 Sex & Violence(Stone Temple Pilots)
 05 MC5(Stone Temple Pilots)
 06 Big Bang Baby(Stone Temple Pilots)
 07 Out of Time(Stone Temple Pilots with Chester Bennington)
 08 Fare Thee Well(Stone Temple Pilots)
 09 果てのない道(19)


 漫遊前の一曲は、「春は恋の季節、ということで」、スピッツの「恋する凡人」(2010年、13thアルバム『とげまる』/先行シングル「つぐみ」にはライブバージョン収録)。
 (CDよりライブのほうがずっと映える曲、と思っている。演奏もボーカルも、ロック!)
 特集『あげあげロックナンバー』のときもリクエストが多かった楽曲だそうです。
 リクエストくれた15歳の方は、今お付き合いしている人が教えてくれた曲で、聴いていると付き合いだしたときのドキドキがよみがえる!と。
 「リアルが充実してますね。いつまでも仲良く・・・」とおじさまから。

 最初の曲は、Stone Temple Pilotsで「Vasoline」(1994年、2ndアルバム『Purple』)。
 草野「Fade inが嫌いなオレだけど、それが許せちゃうくらいかっこいい曲」。
 (たしかに歌が入るまでの雰囲気がいい。全体的に、余計なものがない!)
 Vasolineは、gasolineとVaseline(ワセリン)を結び付けた造語、だそうだ。
 シンプルなリフがカッコイイ、とZO-3で。


 さて、Stone Temple Pilotsについて。
 母体になったバンドは、1980年代後半にアメリカ・サンディエゴで活動開始。
 1992年、アルバム『Core』でデビュー。アルバムが大ヒット。このアルバムと「Plush」というシングル(バックに流れる)が「彼らにとってはキャリアハイ、めちゃめちゃ売れた」そうだけど、草野くん自身はセカンドアルバムからはまったと。
 その「Plush」のMVはこちら。
 (90年代にティーンエージャーだったら、CD集めたかもしれないなあ)
 Stone Temple Pilots - Plush (Official Music Video)

 次の曲もそのアルバムから。
 Stone Temple Pilotsで「Interstate Love Song」(1994年、2ndアルバム『Purple』)。
 草野くんはちょうど海外にいて、MTVでよくかかっていて「かっこいいな」と。
 草野くん流の表現で、「泣きのメロディーをチンピラが歌っている」、ロックなかっこよさ、と。
 (たしかに、メロディーがしっかりしている感じ)
 ZO-3で演奏しつつ、「このリフが思わず弾きたくなってしまう名曲だと思います」と。

 Stone Temple Pilots ・・・、「ニルヴァーナやパール・ジャムで盛り上がっていたグランジシーンで、次を求めていたロックファンの期待にバシッと応えたバンド」と。
 草野「グランジ的なサウンド、アティチュードなんだけど、オレはハードロックバンドだと思います」
 同じころ出てきたサウンドガーデンやアリス・イン・チェインズほどメタルに寄っていないし、マッドハニーほどパンクっぽくない、という「ちょうどいい感じが中途半端だと思われていたのか、日本のグランジファンやハードロック、メタルファンの中にはイマイチな評価をする人もいる」と。
 「モダンヘビネス」と言ってメタルと区別して嫌われていたバンドの1つだったかな、と。
 草野「オレ自身は、グランジの登場でそれまでのヘビーメタルの音楽が色あせてしまった感じだったので、90年代にメタルの代わりに聴くのはストーン・テンプル・パイロッツだった」
 ツェッペリンやエアロスミスの反社会的な「ヤバイ感じ」がストーン・テンプル・パイロッツにはあって、「それはボーカルのスコットさんの影響かな。ライブの動画とか見ると、なんか普通じゃないんですよ」と。
 草野「次の曲も、タイトルがちょっとヤバめ」

 次は、「Sex & Violence」(1999年、4thアルバム『No. 4』)。
 続いて、「MC5」も同じアルバムから。
 ストーン・テンプル・パイロッツのアルバムの中で、これが一番好きだそうで、「いちばんちゃんとハードロックしている」と。
 スピッツのアルバムのマスタリング・エンジニアのステファン・マーカッセンさんは、ストーン・テンプル・パイロッツのマスタリングもしているそうで、ロサンゼルスの彼のスタジオで、比較用の音源としてトーン・テンプル・パイロッツのCDを聴いたりしたと。
 ステファン・マーカッセンさんはエンジニアとしてすごい経歴の方で、ココを見ると、アーティスト名やディスコグラフィーに載っているアルバムのすごさにびっくりだけど、その中にたしかにSpitzの名前やアルバムジャケットもある!
 「MC5」は、「たぶん『とげまる』のときに聴いていた音源」だそうです。
 (本当に、私なんかの耳にも「かっこいいロックな曲」だ。締めもいいじゃないですか)


 そしてメッセージコーナー。
 最近リフォームしたリスナーさん。ショールームでいろんな最新の機能を見た経験から、「草野さんが家であったらいいなと思う機能がありますか?」と。
 彼は、眠くて風呂に入るのが面倒なときがあるんだとか。そこで、「椅子に座るだけで洗車マシンみたいに全身を洗ってくれる機械がないのかな」。
 (なんじゃ! おじさんのそんな姿、想像しちゃったじゃないか・・・。気味悪い)(笑)
 1970年の大阪万博のどこかの企業のパビリオンで、人間洗濯機が展示されてたとか(ココに写真入りの記事がある)。


 次は、「Big Bang Baby」(1996年、3rdアルバム『Tiny Music... Songs from the Vatican Gift Shop』)。
 長いタイトルのアルバム、「派手さはないけど、いいアルバム」と。
 「ドリフの『ズンドコ節』のようなイカしたリフ」をZO-3で聴かせてくれる。
 (アルバムをたとえて言ったんだろうけど、この曲も「派手じゃないけど、どこかカッコイイ」。『ズンドコ節』?のリフがずっと続いていて耳に残る)

 次は、新しいボーカルChester Benningtonとともに、「Out of Time」(2013年、23thシングル)。
 2000年に入ると、「ボーカルのスコットさんを中心にごたごたして・・・、(スコット・ウェイランドは)解雇されてしまう」。
 薬物や私生活のトラブル・・・とか。いろいろあったみたいですね。
 残ったメンバーは新しいボーカル、リンキン・パークのチェスター・ベニントンを迎えて新曲を発表。
 新しいボーカルは今までとは違う、切れ味の鋭い歌唱を聴かせ、「子気味いい」と。
 草野「ギターのディーンさんのプレイもいいんだよね。このバンドはギターが肝になっていると思います。派手さはないけど、しっかりツボをおさえたハードロックギタリストだと」
 (スコット・ウェイランドとはまたちょっと違って、鋭いけどちょっと甘い感じの声も魅力的)

 最後は、「Fare Thee Well」(2020年、8thアルバム『PERDIDA』)。
 2015年、リンキン・パークの活動に専念するためにチェスター・ベニントンがバンドを離れ、2016年、ボーカル・オーディションをスタート。そして、2017年、新ボーカリスト、ジェフ・グートが誕生。
 草野「ストーン・テンプル・パイロッツはボーカルで苦労してきたけど、でも歴代ボーカリスト、みんな歌はばっちりなんですよね。声も見た目もね」
 2018年、7thアルバム『Stone Temple Pilots』を発表。
 今年の2月には、全編アコースティックな、この『PERDIDA』をリリースしたばかり。
 草野「えー、ハードな曲はないのかよ、と思いましたが、これもいいです! さすがストーンテンプル、外れ曲がないバンドです!」
 「Fare Thee Well」は、「もはやイーグルスを彷彿させるくっさい曲なんだけど、そのくっさいところがいい」と。
 以下は、そのMV。
Stone Temple Pilots – Fare Thee Well (Official Audio)

 (これ、ほんとにベタにグッときちゃうじゃないですか。アルバム、聴こう。『Core』しか持ってないけど、最新アルバム以外にも何枚か手に入れよう)
 初代、2代目のボーカルは2015年に相次いで亡くなり、「そのときは本当にびっくりショッキングでした」と。
新しいボーカルは曲作りの才能もあるそうで、「ストーン・テンプル・パイロッツ、また新たな幕開けということでしょうか。ストーン・テンプル・パイロッツの未来に幸あれ」と。
 初代、2代目のボーカルの最期を思うと、「幸あれ」と言った草野くんの気持ちもわかるような。


 特集の最後に。
 「ハードは曲もかっこいいけど、静かな曲もいいです。やっつけで作った曲がホントにないバンド」と。
 「興味を持った方は、ぜひアルバムを・・・」と。
 (聴きます!!)

 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 アルバム『ハヤブサ』のオープニングテーマみたいなインパクトのある楽曲「今」の印象的なイントロから・・・。
 曲は、19の「果てのない道」(2000年、4thシングル)。
 「ナナナ・・・♪、これ、これだったよね?」で、ヒット曲「あの紙ヒコーキ くもり空わって」を歌ってくれたあとで、「個人的には、歌詞がドラマチックで『果てのない道』のほうが好きでしたね」と。
 19には会ったことはないけれど、ラジオでよくかかっていたね、と。
 草野「それにしても、これ、20年前の曲なんだね」
 そのことに驚く、と言う。
 (本当に、そんなことばかりだ。そういえば、19とゆずは同じころ出てきたんでしたっけ?)


 そして、来週は?
 「春ソング、リクエストで漫遊記」。
 「春」や「スプリング」がタイトルや歌詞に入っている曲へのリクエストを募っていましたが、いよいよ・・・だそうです。
 「新型コロナウィルスでなかなか気分が晴れない方もいらっしゃるでしょうけど、せめて・・・」と。
 漫遊前の一曲は、たぶんアレ? でもアレも捨てがたいけど・・・(笑)。


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