2020.03.21(土)
一昨日の初夏のような昼下がり、郊外のJR主要駅の周辺に出かけた。
家にこもって仕事しながらニュースばかり見ていると気持ちがどんどん沈んでいく。けれど、あの日、駅前で久しぶりの登校日だったのか? 高校生男子や女子(とくに女子)のいくつかのカタマリが、元気で、ある意味傍若無人な(笑)振る舞いをしているのを見て、なんだ、ワタシ、元気出せよ!という気分になった。
世の中、どうにかではあっても、ちゃんと動いているじゃないか・・・。
■ 毎日のこと
それにしても、日々変わる、とくに欧州の感染者数・志望者数は脅威だ。
地球全体の現状を目の当たりにする限り、私のような素人でも、オリンピックを夏に開催するのは無謀なことだとわかる。
延期だ中止だという決定権はIOCにあるにしても、開催国としての意志の表明は一刻も早いほうがいいのではないだろうか。世界のアスリートたちが個々に困難な状況を訴える前に(すでに延期を要求しているスポーツ団体や競技者もいるけれど)。
アメリカでも蔓延しつつある新型コロナウイルス。
ウイルス検査の積極的な方針を打ち出してはいても、健康保険に入っていない国民が多い実情では、病院で検査を受けられる人は限られてしまう。
以下の動画は、民主党の下院議員であるケイティ・ポーター氏が行った議会でのアメリカ疾病管理予防センター局長への質疑応答の様子。
すばらしい主張と、真摯に受け止めるセンター局長のやりとり。
わが国の予算委員会での、官僚の作った書類を読み上げるだけの大臣を見慣れてしまったが、かつてはこんな「ちゃんとした質疑応答のやりとり」があったのだろうか。記憶を辿る・・・。
https://twitter.com/brutjapan/status/1240548562909495297?s=11
■ 終わっていないこと
施設にいる母のために購入した『週刊文春』の衝撃的な記事を読む。
(不倫がどうしたとか・・・最近はそんな記事ばかりで読む気もしなかったけれど)
自死された近畿財務局の男性職員の妻が国と佐川宣寿・元国税庁長官に損害賠償を求め、大阪地裁に提訴したという。
亡くなる直前まで書き綴っていた手記の具体的な内容と、精神的に追い詰められていたことがわかる言葉の羅列、乱れてはいるけれど強い意志と憤りと、残していく妻への思い。
すべてがごまかしとあやふやな答弁で終わってしまい、全員が不起訴になって「終わり」となっていた「事件」は、彼の言葉で再度よみがえる。よみがえらせなければならない。
手記を読んだうえで、平然と「改ざんはあってはならないことです」と言い放ったのは、この問題の「当事者」であり、「改ざんのきっかけ」となった(のであろう)発言をした当の本人。
司法の人間は、裁判の行く末に強い気持ちで注目する多くの国民がいることを忘れるな。
https://mainichi.jp/articles/20200318/k00/00m/040/116000c
証人喚問での佐川氏の発言のすべてが記録されている。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sagawa_testimony/
■ 延期ですね
スピッツのツアーの最初の2公演の延期が発表されました。
今後はどのようなことになるのか・・・。
https://spitz-web.com/news/6022/
最寄駅近くで、コブシの花の白が春風に揺れる。
陽光桜の並木がピンクに染まっている。
濃厚なピンクが、今年はなんだか愛おしい。
季節だけは変わらずやってきました。