隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

隠れた名曲!~70年代アメリカのパワーポップで漫遊記

2024年03月18日 21時00分38秒 | スピッツ

2024.03.17
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 3月3週目・・・。
 ちょっと前のニュースで「白湯男子」が話題になっていたとか。
 最近では、コンビニでも白湯が置いてあるらしい。
 草野くんは、「昔から、飲んでます」。この冬の間も、ツアー中はカフェインを避けていたこともあって、「旅先のホテルでも楽屋でも、よく飲んでいました」。
 白湯ではちょっと寂しいと思うときは、「ノンカフェインの無糖の飲み物」。
 「まずはそば茶で、これは基本。香ばしくて飽きがこない。おいしい」
 そして、「幸運茶。韓国で飲んではまった。ほのかに甘くておいしい」。(幸運茶??)
 似たものでは、「トウモロコシのひげ茶」(あ、これはちょっと好き)
 ルイボスティーは、「正直そんなにおいしいとは思わないけど、体にいいらしいというのがポイントで飲むことが多い」。
 さらに最近は「粉末の麦茶」が手軽なので飲んでいる。
 そして、ノンカフェインのコーヒーとか紅茶のときもあるが、「基本的におせんべいとか饅頭と一緒に飲めるかどうか」というのが条件なので、「ハーブティーはあまり飲まない」んだとか。
 「おせんべいやお饅頭に合って、これいいよ、という飲み物があったら、教えてください」
 (これだけきいても、日常を大事に暮らしている人だということがわかるような)

 そして今夜は、【70年代アメリカ・パワーポップの隠れた名曲で漫遊記】
 以前に、イギリスのニッチポップの特集をした(ココです。「70年代UKジャンル分けしにくいバンドで漫遊記」)が、「そのアメリカ編です」。
 チープ・トリック、ザ・ナックほど売れなかったし、ラズベリーズ、ビッグ・スターのように再評価もされていないようなバンドの隠れた名曲を特集です。


 セットリスト
 01 恋する凡人(スピッツ)
 02 I Wanna Be Your Boyfriend(The Rubinoos)

 03 Get 'im Outta Town(The Laughing Dogs)
 04 Can't Wait(Piper)
 05 She Say Yea(The Scruffs)
 06 Remember the Lightning(20/20)
 07 Two Can Make It Work(Fotomaker)
 08 Don't Wait Up for Me(Paul Collins,The Beat)
 09 ハーモニー(チューリップ)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「恋する凡人」(2010年、13thアルバム『とげまる』)。

 「ウィキペディアによりますと、スピッツもパワーポップバンドに入ってました。そんな中で、パワーポップっぽい感じかな?」ということで、この曲だそうです。
 (最後の軽い驚きの歌詞とともに、ライブではCDの音源よりずっとロック!です)

 最初の曲は、「パワーポップと言えばこのバンド、という人も多いかな」、The Rubinoosの「I Wanna Be Your Boyfriend あの娘のボーイフレンド」(1979年、2ndアルバム『Back to the Drawing Board!』)。
 (ポップでかわいい!)
  
 このバンド、カタカナ表記は「ルビナーズ」「ルビノーズ」「ルビヌーズ」などあり、「本当はルビヌーズが近いらしい」。
 でもロック大陸では、「(草野くんが?)呼び慣れているので、ルビナーズとしておきます」。
 ここで、「ピーター・ガブリエル」の例をちょこっと。
 これは、「今日の特集はこんな感じの曲ですよ、というわかりやすいサンプル的な曲」。
 チープ・トリックとナックスを足したような「ポップで甘酸っぱいロック」。
 「余談ですが」のあとで、ZO-3で、アヴリル・ラヴィーンのヒット曲『Girlfriend』のサビの部分を歌って、盗作疑惑問題があったことに触れる。「ちなみに和解しているそうです」


 ここで、パワーポップとは?
 パワーポップの代表的バンドと言われているバッド・フィンガーやラズベリーズの彼らは、「自分たちをパワーポップなんて言ったことはないんじゃないかな?」。
 印象としては、「わりと最近使われるようになった」。
 The Whoのピート・タウンゼントが「すごい昔に言い始めたらしいので、かなり古い言葉なんでしょうが」。
 70年代のギターロックバンドで、ハードロックやパンクロックに分類するのにはちょっとポップすぎるかな、ということで、「ポップゆえにジャンルから漏れてしまうので、なんとなく『パワーポップ』と呼んでいる」というような印象。
 「すごい便利な言葉なので、オレも結構使ってます」
 アメリカだとラズベリーズ、ビッグ・スター、チープ・トリック、ザ・ナック、最近ではウィーザーあたり、イギリスだとバッド・フィンガー、ビー・バップ・デラックスあたりがそうなのかな?と。「ビートルズの影響が強いバンドが多いですね」


 次は、The Laughing Dogsの「Get 'im Outta Town」(2011年、コンピレーションアルバム『Band From Brooklyn』/1979年、デビューアルバム『The Laughing Dogs』とは別バージョン)。
 このバンドはパンク寄りのシーンにいたらしいが、「チープ・トリックにも負けないポップさがあります。聴いたら、パンクロックじゃないよなと思うんですが」。
 ZO-3でサビの部分を歌って、「キリマルチャ~ン キリマルチャ~ン♪」と聞こえる、と。
 有名なYouTuberにきりまるさんという方がいるそうで、「あなたの名前を歌ってますよ、と誰か教えてあげてほしい」。
 (ホントだ。「キリマルチャ~ン」としか聞こえない)

 次は、Piperの「Can't Wait 嵐の誘惑」(1979年、2ndにラストアルバム『Can't Wait』)。
 今日紹介する中では、「音がいちばんメジャー感があるかな」。
 先ほどのThe Laughing Dogsに対して、このバンドはハードロックに括られることもあり、「ひょっとしたら、フォリナーやジャーニーに近いのかもしれないが、聴いた感じがパワーポップな感じなのでセレクトした」。
 80年代にブレイクすることになるビリー・スクワイアが70年代に在籍していたバンド。
 「そんなに売れなかったみたいですが、ポップでどの曲もいいです」
 ロック大陸では常連のお店、福岡の中古レコード店「田口商店」のいわゆるエサ箱にあった「投げ売られていたレコードの中から100円で買った」のがPipersのアルバム。
 帰って聴いてみて、「100円でこの内容なら大当たりだな」と思った。
 (耳に残る楽曲ですね~)
  

 そして次は、The Scruffsの「She Say Yea」(1977年、デビューアルバム『Wanna Meet the Scruffs? 』)。
 HMVで働いていた友人が、「マサムネくん、これ、好きだと思う」と言って、くれたCDが、このThe Scruffs。
 先ほどのPiperなどに比べると、「リズムとかがドタバタしていてインディーズっぽい音で、ビッグ・スターとか、90年代のレモンヘッズなんかに近いかな。ちょっとオルタナ寄りかもしれない」と。
 レコジャケもインディーズっぽくて、「そこも魅力かもしれない」。
 


 メッセージコーナー。
 音声媒体で自分の声を聴いたリスナーさん、「二度と聴きたくない」と思ってしまったとか。(わかりすぎる)
 「草野さんは初めて自分の声を聴いたとき、どうでしたか?」
 初めて手に入れたラジカセで自分の声を録音して聴いたとき、「なに、この気持ち悪い声は」と。(あるあるだ~)
 家族には「いつもこういう声でしゃべってるよ」と言われ、「ホントに泣きそうになっちゃって」。
 普段聴いている声は頭蓋骨を通っているから、むしろ録音されている声のほうが、普段人が聴いている声に近いことになる。
 さすがに立場上(ボーカリストなんで)録音された声はいつも聴いているので「もう慣れましたけどね」。
 この番組も基本、録音なので、「家でオンエアを聴くことが多いので」。
 歌を録音したものを初めて聴いたときは、「声云々よりも、本当に下手だな、とそれで悲しくなった記憶がありますね」。それも慣れたらしい。
 でも録音された声が嫌いという人ほど、「どんどん聴いて慣れたほうがいいかもしれない。絶対に慣れますので」。
 自分は写真写りが悪いという人は実はナルシストと言われる、「自分はもっといいはず」と言っているのと同じなので。
 録音した自分の声が嫌いという人にも、同じことが言えるんじゃない?と。
 「修正するためには、録音した声を何度も聴いて慣れたほうがいいかも。これ、ちょっと意地悪な見方かもしれないけど」


 そして次は、20/20の「Remember the Lightning」(1977年、1stアルバム『20/20』)。
 このバンドは「サウンドがちょっとイギリスっぽいかな」。
 ちょっと聴いた感じが、ニック・ロウやエルヴィス・コステロなどちょっとパブロックっぽい印象。
 (よくわからないけど、イントロで、エルヴィス・コステロをちょっと感じた私でした)
 この曲は、90年代のバンド、ヴェルヴェット・クラッシュがカバーしたりしていて、「ちょっとクセになるカッコいい曲」。
 ZO-3でリフを弾いて、「開放弦を使ったカッコいいリフ。簡単なんで、ついつい弾いてしまいます」。
20/20 - Cherie


 そして次は、Fotomakerの「Two Can Make It Work 愛の魔力」(1978年、1stアルバム『Fotomaker』)。
 Fotomakerは、元ヤング・ラスカルズと元ラズベリーズのメンバーが作ったパワーポップのスーパーバンド。「それなりに知名度のあるバンドのメンバーが解散後に作ったバンド」
 「ちょっとティーンエイジ・ファンクラブにも通じるのんびりした雰囲気」もあるが、彼らの代表曲はカバーだったりするので、「今日は隠れた名曲として、ややシティーポップ寄りの曲」をセレクト。
 今日のほかのナンバーの中では「ちょっとアダルトな感じ。トッド・ラングレンさんの『I Saw the Light』とかカーリー・サイモンさんの『うつろな愛』にも通じるような、ちょいオシャレ系ロックナンバー」と。

 最後は、Paul Collins,The Beatの「Don't Wait Up for Me」(1979年、デビューアルバム『The Beat』)。
 The Beatの前身は、The Nervesというバンド。
 The Nervesはこの前のDef Leppardの特集(ココ)でかけた「Hanging On The Telephone」で有名なバンド。
 そのThe Nervesが解散後、ボーカルのポール・コリンズが始めたのが、このThe Beat。
 「ちょっとナックっぽいかな。聴いてて安心感のある、これぞパワーポップという曲です」
 このバンド名、「今だと、なかなか検索にかからないですよね」。
 ほかにも、パワーポップ系だと、The ShoesとかThe Recordsとか「シンプルな名前だと、Google泣かせだったりするんですが」。
 このThe Beatは最近、Paul Collins, The Beatと名乗っているようで、「検索対策でそう言っているのかはわからないですけど」(笑)


 特集の終わりに。
 「先ほども申し上げましたが、ウィキペディアによると、スピッツもパワーポップのジャンルに入っていました。結局、オレ自身がこういうタイプの曲が好きなんだな、と改めて思いましたね」
 今日紹介した曲以外にも、いいバンドがたくさんあるので、「いつかまたパワーポップ特集をやりたいなと思いました」。
 (ポップな曲は、気持ちにうまく沿ってくれて、気持ちが救われる気もする)


 今日のちょっぴりタイムマシンは、チューリップの「ハーモニー」(1972年、デビューシングル「魔法の黄色い靴」のB面曲/同時リリースのデビューアルバム『魔法の黄色い靴』にも収録。作詞・作曲:財津和夫、編曲:青木望)。
 (イントロは、「トンビ飛べなかった」。)
 「あんまり埋もれてないんじゃない?という声も聞こえてきそうですが」
 この曲、「今日のアメリカのパワーポップの曲たちと並べて聴いてもまったく違和感がないのでセレクトしてみました」。
 70年代の日本のロックシーンでは、シーナ&ロケッツや初期のBOWWOWなどもパワーポップな感じがするが、「実はチューリップ、パワーポップな曲が結構多い」。
 草野くん自身は、「熱心なチューリップのリスナーではなかったが、サブスクでアルバムやB面曲を聴くと、スピッツがやろうとしていたことを、80年代にもうやってたんだなと、感動してしまいました」。
 しかも歌謡曲全盛期に「果敢にロックにチャレンジしていた」ということで、「いまさらながら、偉大なバンドだったんだな」と。


 そして来週は、「夢 ドリームで漫遊記」。
 最近は「夢」ときくと、「夢グループの社長と隣の美しい女性が浮かぶ人も多いかと思いますが(え~)、そっちじゃないです」(笑)
 「春になって新しい環境でスタートを切る方も多いかなということで」、タイトルに「夢」や「ドリーム Dream」が入った曲で漫遊記。
 春は眠いから、眠っているときに見る夢や、白昼夢みたいなのもありだそうです。


 「草野さん、ボーリングで、パーフェクトまであとピン1本届かなかったー」

 そしてリクエスト募集は、「70年代ロック、洋楽邦楽問わず」です。
 「もともと70年代ロックをかけたい番組なので、よろしくお願いします。」



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