隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

サビに印象的なアルペジオ~デフ・レパードで漫遊記

2024年03月11日 22時49分25秒 | スピッツ

2024.03.10
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 3月2週目・・・。

 「心に余裕がある方も、意外にギリギリだという方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 今日は、ワンアーティスト特集、【デフ レパードで漫遊記】
 70年代末から活動するイギリスのハードロックバンド。
 世界的なヒット曲もあるし、去年11月に来日公演を行った。
 「ワタクシは残念ながら行けなかったんですけど、すごい盛り上がったみたいですね」
 そんな彼らの「ワタクシ草野が好きな曲で漫遊していこうかなと思います。意外とスピッツも影響を受けてたりします」。


 セットリスト
 01 漣(スピッツ)
 02 Rock Brigade(Def Leppard)
 03 Photograph(Def Leppard)
 04 Armageddon It(Def Leppard)
 05 Hanging On The Telephone(Def Leppard)
 06 Dangerous(Def Leppard)
 07 SOS Emergency(Def Leppard)
 08 恋は春感(山口 美央子)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「」(2007年、12thアルバム『さざなみCD』)。
 「今までかけてなかったのか? イントロから入ってるアルペジオが、ちょっとDef Leppardっぽい」と、ZO-3であのイントロを。
 (最初聴いたときよりも、どんどん好きになった一曲。イントロも、途中で入るフルートも、歌詞も美しい)

 最初の曲は、Def Leppardの「Rock Brigade」(1980年、1stアルバム『On Through the Night』)。
 「この曲、すごい好きなんですけど」と。
 
 Def Leppardについて、

 アイアン・メイデンとともに、70年代末にイギリス・メタル界の若手有力バンドとして非常に期待されていたバンド。
 当時、アイアン・メイデン、デフ・レパードにサクソン、ガールを足して、「三大New Wave of British Heavy Metal Bad:NWOBHM」(ココで特集してました)と呼ばれていた記憶がある、と。
 その中で、Def Leppardがほかのバンドと違うのは、「最初からアメリカ進出を目論んでいたところかな?」。
 あからさまにポップで大味なアレンジをするということではなく、あくまで「ブリティッシュ風味・・・、湿り気の部分をしっかり残していたイメージ」。
 1976年、イギリス、シェフィールドの高校で、ベースのリック・サヴェージが同級生とアトミック・マスというバンドを結成。これが母体となって、1978年、Def Leppardという名前でインディーズ盤をリリース。
 その中の1曲が、BBCラジオのDJで、「ロックファンにはお馴染みのジョン・ピールさんの耳に留まり、パワー・プレイとなる」。
 そこから、レコード会社のオファーも複数舞い込むようになる。当時、AC/DCを成功に導いたピーター・メンシュにプロデュースを依頼し、79年にレコード会社と契約、そして1980年デビュー!
 ほかのバンドに比べて、メンバーは若く、当時ドラムのリック・アレンはまだ17歳だった。
(そういえば、ふなっしーがゲストのとき(ココ)、コピーしたことのある曲として、Def Leppardの「Two Steps Behind」をあげていました)

 次は、Def Leppardの「Photograph」(1983年、2ndアルバム『Pyromania 炎のターゲット』)。
 Def Leppardは、「この曲で大ブレイク!」。
 草野くん的には、「ロックの曲で初めて、アルペジオがカッコいいなと思った」。
 それまでにも、レッド・ツェッペリンやボストンの曲でアルペジオがいいなと思った曲はあったが、「ハードな曲にも(アルペジオは)使えるな、と気づかせてもらった曲」。
 アルペジオはサビで使われていて(ZO-3で演奏)、「開放弦を使うのが持ち味」、そして、「さっきのスピッツの『漣』にも近いでしょ」と。
 「幻想的なアルペジオって言うのかな」、そしてDef Leppardは、「イントロとAメロでは、結構クールにワンコードで押して、サビできれいなアルペジオで泣かせる、という手法を確立したバンドなのでは?」と。
 「夏の暑さに耐えたあとで、バドワイザーのビールをキューッと飲み干す爽快感かな」と言い、今日はそういう曲を中心にかける、と。

 次は、Def Leppardの「Armageddon It」(1987年、4thアルバム『Hysteria』)。
 この曲も、「Photograph」と同様に、「サビで印象的なアルペジオが聴こえてくる」というパターン。
 ZO-3でアルペジオを演奏。
 このアルバムの前に、ドラムのリック・アレンさんが交通事故に遭い、左腕を失う。これはもちろんバンド存続の危機だったが、電子ドラムの会社の支援と、「リックさんの血のにじむような努力もあって」、復活する。
 また、「すごい余談なんですけど、空耳アワーでも有名な曲で、どんな内容かは言わないようにしようかな。インパクトがあって、それに引っ張られるのもイヤなんで」。
 (空耳アワーで聴いたっけ(笑))

 そして次は、Def Leppardで「Hanging On The Telephone」(2006年、9thアルバム『Yeah!』/オリジナルは、1976年,The Nerves/1978年、Blondieのカバーが大ヒット)
 2006年にリリースされたDef Leppardのカバーアルバムには、「T Rexやスウィートのカバーも入ってて最高なんですけど」。この「Hanging On The Telephone」は70年代のパワーポップバンド、The Nervesの曲。
 Blondieをはじめ多くのアーティストがカバーしている大人気の曲だが、Def Leppardバージョンが「いちばんノリノリかもしれない」。
 (懐かしさも感じさせるノリノリ?)


 メッセージコーナー。
 癒し系動物動画にはまっているリスナーさんから、「草野さんの好きな哺乳類は?」。
 「水族館で見る、セイウチとか、結構好きですね」
 昔、小樽の水族館でセイウチの赤ちゃんを見て、「すごいかわいかったんですよね」。
 昨年は、スナネコの動画にはまっていたという草野くん。最近では、スピッツが女性のトレーナーと芸をする動画を見て、スピッツと女性がすごく仲良しで、見ていて癒されるとか。「最近は、それかな~」


 そして次は、「わりと最近の音源から」、Def Leppardの「Dangerous」(2015年、11thアルバム『Def Leppard』)。
 今日は「オレの好きなアルペジオのいい感じの曲」を紹介しているが、「もちろん、それ以外に、普通にヒット曲はあるし、ロックンロールな曲とかバラードとか」。
 でも草野くんとしては、Def Leppardは「Photograph」のようなパターンの「Aメロはズンズンズンズン、ストイックに進んで、サビでアルペジオっていうのが好きなんで、この曲もそのパターンの曲です」。
 ZO-3でアルペジオを弾きながら、「難しいっ!」って。「これがサビにももちろん入ってて、イントロから出てきます。すごい気持ちいい」
 そして、80年代のボーカルのジョー・エリオットさんが「ちょっとファルセット気味のシャウトだった」のが、「徐々に初期の地声の歌い方に戻ってきて、個人的にはこちらが好きかな」と。
 (説明のしかたに、草野くんのこだわりと好き具合が伝わってきますね)
 (Def Leppard、バリバリ現役でここまで・・・が伝わってきます)

 最後は、「最新作から」、Def Leppardの「SOS Emergency」(2022年、12thアルバム『Diamond Star Halos』)。
 「バリバリ現役な感じですよね。もちろん若いころみたいな、純粋なハードロックバンド、メタルバンドではなくなってきたが、爽やかなおじさまという感じでカッコいいと思います」
 ギターのフィル・コリンさんは、Girlというバンドに所属していた。
 草野くんはGirlも好きなバンドで、よく聴いていたが、そのころはフェミニンなメイクをしていた。この前特集したJapan(ココで)のように、「Girlもちょっと中性的な魅力で売っていた」が、今ではフィル・コリンさん、「マッチョでチョイ悪親父な感じで」。
 デビュー当時は「期待の若手!」という感じのバンドだったが、「彼らも全員60代。それでもまだ、バリバリ現役!な感じで」。
 この前の来日公演は、草野くんは「オレのツアーもあって行けなかったけど、」また来てくれるんじゃないかな、と思います」と。
DEF LEPPARD - "Take What You Want" Live


 特集の終わりに。
 イギリスのメタルバンドがアメリカでの成功を目指した例はたくさんあるが、そのほとんどがうまくいかなかった中で、彼らDef Leppardが成功したのは、「ライブでみんなで盛り上がれるツボがわかった曲作り、イギリスのバンドらしい、ちょっとウェットな感じを保っていた、そしてビートがシンプルなのも時代に合っていた」。
 ビートに関しては、「ドラムのリック・アレンさんが片腕を失ったこととも関係しているが、逆境をプラスに変えたという点でも、すごいバンドだなと思います」。


 そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、山口美央子さんの「恋は春感」(1983年、4thシングル/作詞・作曲:山口美央子、編曲:後藤次利)。
 (イントロは、「みそか」。ライブで盛り上がります)
 古い音楽雑誌を読むのが好きな草野くん、最近読んだ80年代の雑誌に、山口美央子さんの広告が出ていたそうです。
 サブスクで聴いてみたら、「まさに80年代のシンセサウンドなシティーポップで、ものすごいキュートで、いい感じの曲でした」。
 化粧品のCMで聴いたような記憶があり、「調べてみたら、コーセーの春のキャンペーンソングだった」。
 「テクノポップな雰囲気は昨今、オシャレに感じますよね。
 山口美央子さんは、「単にオレが知らなかっただけで、結構有名な方で、YMO界隈ともつながりがあったりして」、シンガーソングライターだが、今も作曲家としても活動している。
コーセー化粧品
 (曲は覚えている。かすかに記憶がある)


 そして来週は、「70年代アメリカの隠れたパワーポップの名曲で漫遊記」。
 以前に、イギリスのリッチポップの特集をしました(ココです。「70年代UKジャンル分けしにくいバンドで漫遊記」)が、「そのアメリカ編って感じかな」。
 チープ・トリック、ナック、ラズベリーズ、ビッグ・スターのようなポップなギターロックバンドをパワーポップと言うが、「そのへんの人たちほどの人気は得られなかったし、再評価もあまりされてないバンドに隠れた名曲があるんだよ」というところにスポットを当てた特集。
 (ロク漫ならでは!の特集)

 「草野さん、ドンキに行くと、いつもいらんものを買ってしまいます!」
 (百均でもあるあるかも)

 そして久々のリクエスト募集は、「70年代ロック、洋楽邦楽問わず」です。
 「リクエストを募ると、70年代ロックはあんまり来ない気がして、あえてそこに限定して」ということです。
 (個人的には楽しみ・・・)


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