隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「イントロ作るの苦手なんで、これからもお世話になります」~sus4イントロで漫遊記

2019年05月27日 18時26分11秒 | スピッツ

2019.5.26 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 
   https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 

 

 「だんだんに気温が上がってきました」
 (はい、実はすでに各地で猛暑日です。収録のときにはそんな予想してなかっただろうなあ)
 こんな季節、ショットソックスをはくようになる・・・うん、たしかに。
 数年前まではこれが脱げやすくて、ソックタッチ(「中学時代、僕ら世代の必需品」と)を使っていたという草野くん(ああ、そういう方法もあったか)。
 でも最近はショートソックスの「性能」がよくなって、「最近のは脱げないんだよ。ホントに助かってます。糊が必要ないんだよ」。

 そして今日は、音楽用語ネタ、「sus4イントロで漫遊記」。
 リズムネタではなく、「コード」のお話。
 sus4は正式には、「suspended 4th」というらしい。
 ZO-3で実演の上、わかりやすく言うと、「ドミソの和音のときにファの音が同時に鳴っている状態」だそうだ。これがロックではよく使われる「便利なコード」らしい。
 「ロビンソン」も最初はイントロを「とりあえず」sus4でつくっていたとか。ZO-3で実演。ああ、ファの音がずっと鳴っているということがよくわかるけど。
 (その後、あのイントロをテツヤくんが産み出してくれたということなんですね。よかった~)
 草野「sus4のコードがイントロで効果的に使われている曲たちで漫遊しよう」


 オンエア曲

 01 優しいあの子(スピッツ)
 02 Woman(John Lennon)
 
03 Sweet Lorraine(Uriah Heep)
 
04 モニカ (吉川晃司)
 
05 Pinball Wizard(The Who)
 
06 Venus(Shocking Blue)
 
07 RADIO MAGIC(EARTHSHAKER)
 
08 クライマクス(TAMTAM)
 
09 醒めない(スピッツ)



 漫遊前の一曲は、スピッツで「優しいあの子」。
 草野「お待たせしましたっ!ってことになるのかな。やっと解禁になったので」
 初めてフルで聴きました! ギターソロが「優しいあの子」の雰囲気だ!

 一曲目は、「1980年の大ヒット曲」、John Lennonの「Woman」(1980年、7thアルバム『Double Fantasy』)。
 草野「スピッツの『涙がキラリ☆』のイントロって、ジョン・レノンの『Woman』だよね、とよく言われることがあるんですが」
 と、ここで「涙がキラリ☆」のイントロだけ聴く。
 彼は『ジョンの魂』はよく聴いていたけれど『Double Fantasy』はそれほど聴いていなかったので、「そうじゃないんだよな」といつも思っていたとか。
 (スピッツなり草野マサムネなりが、音楽的にジョン・レノンから影響・・・というのはあまり考えられない?)

 パクったわけではないけれど影響を受けたとすればこっちの曲?と・・・、2曲目に続く。

 2曲目は、Uriah Heepの「Sweet Lorraine」(1972年、5thアルバム『DEMONS AND WIZARDS 悪魔と魔法使い』)。
 
草野「この曲はよく聴いていたから影響は受けているかもしれない」
 
Googleで検索したら、「『涙がキラリ☆』のイントロは『スイートロレイン』をパクッてる」というのがいくつか見つかったとか。
 
イントロがsus4という曲はたくさんあるから、「言わせてもらうならば、ジョン・レノンだってユーライア・ヒープのこの曲の影響受けてたかもよ」ということだ。
 この曲、個人的に好きです。

 次は邦楽で、吉川晃司の「モニカ」(1984年、デビューシングル)。
 スピッツはデビュー前、THE FUSEの打ち上げで彼を見たそうで、「吉川晃司だ!」とメンバーでつつき合ってたとか(笑)。
背が高くてカッコよくて、恐れ多くて遠巻きで見ているだけだったみたいだ。 
 「モニカ」はスピッツでもカバーしたことあるが、そのあとで何人かに「新曲ですか?」ときかれて、「若い子は『モニカ』知らないのか?とびっくりした」そうだ。
 ココでのMCでこのことを話しているので、夏のイベントで「モニカ」をカバーしたのは2007年ということか。つい最近のような気がしてた。
 
 そして、The Whoの「Pinball Wizard ピンボールの魔術師」(1969年、4thアルバム『Tommy』)。
 ロックとオペラを融合させた傑作アルバムとして知られる。そして、
 草野「ロックヒストリー上、sus4イントロの代表曲」
 あ、ウッドストックでのThe Whoだ! 特集とか関係ないけれど・・・。
ザ・フー 「マイ・ジェネレーション」(ライブ、ウッドストック、1969年)


 メッセージコーナー。
 この番組で初めてユーライア・ヒープを聴いて、それで来日ライブに行ってメンバーと握手もできた!というリスナーさん。
 草野「ユーライア・ヒープファンが増えてうれしい。グッズまで送ってくれてありがとうございます」
 彼自身は忙しい時期で、Wishbone Ashのライブのほうを選んだので、今回はユーライア・ヒープは行けなかったそうで、「グッズ、前のよりカッコよくて・・・よかった」と。

 作曲をしている8歳のリョウくんから。「曲を聴きながら、どんなふうに作っているのかな」と考えているとか。「作曲がうまくなるには?」
 手近にある楽器(ピアノやギターがなかったら、ハーモニカ、ピアニカ、リコーダーでもOK)を鳴らしながら鼻歌を歌っているとメロディーが浮かんでくることもあるよ、と。
「8歳の頃は、曲は作ってなかったな。(アドバイス)どうしよう」のあたりに真面目さがうかがえるDJです。

 次は、この春から文筆活動を始めた方から。
 「草野さんはどんなふうにセンスを磨いているの?」
 草野「文章は難しい・・・。売れている作家の文章を読むと、すごいなあ、とかね」
 宮部みゆきさんを例に出して。
 大人になるとついつい今の位置に安住しがちだけど、「音楽に限らず、ずっとセンスは磨いていきたい」と思っている草野氏は、あえて新しいものに触れよう、と言う。
 映画でも小説でも音楽でもそうだけど、時間がなくて旅行に出られなくても、近くの街を歩いたり横町を曲がってみたり、いつも買わないような食材をスーパーで購入してみたり。
 なるほど・・・。
 「お互いにがんばりましょう」と。


 そして、Shocking Blueの「Venus」(1969年、5thシングル)。
 Shocking Blueは「60~70年代に活躍したオランダのバンド」。
 なんて懐かしい。涙が出そうだ(笑)。
 当時、「Shocking BlueとVenusで、どっちが曲名?」とぬかした男子がいて、「歌詞に『Venus』って何度も出てくるでしょ」と冷ややかに返した記憶がある。生意気で勝気な頃です・・・。
 草野くんは高校生のときに福岡の中古レコード屋さんの田口商店で100円で購入。ショッキング・ブルーというバンド名から、ハードなメタルっぽい音を想像したけれど、意外にメロディアスな曲で、「それはそれで得したな」と思ったそうだ。
 
ショッキング・ブルーは「Venus」の一発屋、と紹介されることもあるが、「ほかにも『悲しき鉄道員』などかっこいい曲もある」と。
悲しき鉄道員 [日本語訳付き]  ショッキング・ブルー


 最後は、EARTHSHAKERで「RADIO MAGIC」(1984年、2ndシングル)。
 EARTHSHAKERは「日本を代表するハードロックバンド」。
 この曲は、「高校生のときにボーカリストとして初めてカバーした思い出深い曲」だそうです。
 「ウェットでポップな音は、その後のB’ZやGLAYにも影響を与えたのではないかと思えるような、非常に重要なバンドではないでしょうか」と。
 その頃の草野少年の声で、この曲のカバー、ちょっと聴いてみたいですね~。
 曲終わりで、「この曲のサビのベースライン、最高ですね」

 そして、特集の最後に、
 
草野「オレ、よく言ってるんですけど、イントロを考えるのがすっごい苦手で、放っておいたらみんなsus4になってしまうかも、ということで、これからもsus4にはお世話になります」
 sus4の心地よさがすごくよくわかって、おもしろかったですね。


 最後は、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 今日は2014年の曲なので、「本当に『ちょっぴり』なタイムマシン」。
 TAMTAMで「クライマクス」(2014年)。
 「(TAMTAMは)独特の世界をもっているバンドで、クールだけどじんわり熱くなるサウンド。ダブの要素が強かったりする」
 ボーカルのクロさんは最近まで吉田ヨウヘイgroupにいたそうで、「とてもいい声をしている」。
 また、「歌詞がSFっぽいところもツボで、最近の曲はよりモダンでサイケな感じで、これもいい感じ」と。
 よりポップな曲ということで、「クライマクス」を選曲したそうだ。
 「Riddim」、結構聴いてるんだけれど、ズンズンくる重いサウンドと、ダイナミックなボーカルもいいでしょ。
Tam Tam " Riddim " 【PV】


 さてさて、来週は、「イカしたストリングスアレンジで漫遊記」。
 
今や、ロックやJ-POPでストリングスのアレンジは当たり前。
 「スピッツは天邪鬼なんで最近避けつつあるけれど」(笑)

 感動的に盛り上げたり泣かせにきたりするだけではない、ストリングスアレンジの名曲をセレクトしてくれるそうだ。
 
これも楽しみです。

 また、今後の企画「ご当地ロックで漫遊記 国内編」で、例えば、ウルフルズの「大阪ストラット」のような曲を「教えてください、東京以外で」ということでした。




                              



 「戦闘機F35を100機以上ご購入、ありがとうございます」
 トランプ氏、そう言ってたな。
 彼と堂々と渡り合ってた?
 追随しているイメージしかなかったんだけど・・・。

 トランプ相撲観戦とは関係ないけど、贔屓の琴勇輝、十両で11勝あげた!
 来場所は幕内に上がれるか


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もう夏か?? | トップ | 『Taking Sides ~ それぞれ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。