2013.9.11(水)
「あれから、もう2年半?」
「もう」と感じるのは、被災地から遠く離れたココに住む人間だからか。
Hくん、Oさんはじめ、みなさんはどんなふうに感じているのでしょうか。
福島の除染計画もすべて見直す・・・ということになったらしい。
そして仮設住宅への入居率はいまだ90%。
学校の校庭に設けられた仮設にすむ高齢の女性の「子どもたちにここを返してあげたいんですけど」という言葉に泣けてくる。
■■草野マサムネ×後藤正文
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no05/kusano/
THE FUTURE TIMESの記事のもととなった、草野×ゴッチ対談がUPされています。
通じあう思いと、根本的なスタンスの違いと、そして音楽への真摯な気持ちが伝わります。
ゴッチの活動を「スゴイなあ」と草野が見ていることは、けっこう多くのファンが知っていることで、そういうものも垣間見ることができます。
■■曲へ行く前のお楽しみ
スピッツ「小さな生き物」、ようやく手に入りました。
仕事をしながら聴いているので音量低めで(電話のベルやインターホンが聞こえないとマズイので)、ギターもベースもドラムスもよく聴こえず欲求不満ではあるけれど、想像した以上の曲たちばかりに、うちのめされています。
「震災後の・・・」というインタビューも多かったし、真正面に答えるフロントマンの言葉もあったので、なんだかもっと「『ちゃんと』パッケージされたアルバム」という想像をしちゃっていたのですが、実際はスピッツらしいはずしや戯れもあり・・・。
ますます訳がわからなくて、それでも胸に響いて、いろいろ妄想できちゃいそうな歌詞もたくさん!
そうか、草野君は「自分の心が弱っていたときに聴きたかった曲たち」って言ってたな、と納得。
ま、1曲1曲については、皆さんが今まさに聴いているわけで、ここで何かを書くことはしないけど、でもジャケットについては、ちょっと書きたい!
黄色味がかった色調に貫かれていることによる各パッケージの統一感、だから金魚の赤が妙にリアルです。
なんで金魚?と思いましたが、「りありてぃ」に登場するのですね、「普通の金魚」。
ブックレットに泳ぐ4匹の金魚は、そうか、彼らなんだ~。
よく見ると、その統一感になかに遊びがたくさんあって、じっくり見ているとそれだけでちょっと「クスッ」となります。
グライダーの写真もそれぞれ異なる構図のものが使用されていて・・・。
私としては、DISC2と3のケースの見開きの空を飛んているのがいいかなあ。それから、ケースの裏の曲目紹介のところ、光る海の上を飛ぶグライダー。
CDケースの中のメンバーと一緒に写っているのは、なんと、MINIのCROSSOVER !!!
個人的には、この4 door はサイドから見るとMINI的にはゴツイ感じになってしまっていてイマイチなんだけど、でもここではバックから撮られているのでOKです。ナンバーも「1967」って・・・。
ブックレットの使用感というか、日焼け感、古本テイスト、何度も読み返した詩集???(こういうの、なんて形容したらいいんでしたっけ? 単語が浮かばない)、最高ですよね。あ、自費出版の詩集?
ココでディレクターの竹内さんが書いているように、「今できること」の中には、電子書籍に移行してだんだん存在意味を失いかけていくかもしれない「紙の本」の味まで、このジャケットデザインの中に盛り込んでくれたんですね。
こんなふうにこだわって遊んだジャケットだからこそ、あの「MdN」でも取り上げられたんだな。
そんなこんなで、曲にいく前に、このジャケットケースで大いに盛り上がってしまいました。
アナログ盤のジャケットも楽しみ・・・。
そしてやっぱり、野外の夏フェスで、「エンドロールには早すぎる」で踊りた~い!(笑)