隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「本もゆっくり読みたいよね~」と「スピッツの夢を見た」

2015年08月24日 22時52分35秒 | 日記

2015.8.24(月)


 涼しい・・・。
 昨夜は窓を開けていると風が冷たくて、久しぶりに閉めて眠った。
 まさか・・・とは思うけど、夏は終わり?
 なんとなく落ち着かない気分の週初め。
 

■「隣に座ってたオヤジがさあ・・・」
 昨日、子連れで遊びに来た若いパパが、
 「この前さ、はじめて電車の車内で人に注意しちゃったよ」
 と。一人で国会前に行った帰りのこと。終点近くで車内はすいていたらしい。
 「なんか、イライラしてたのかな・・・」
 若いママと三人の子どもたち。飽きてきてそのらじゅう走り回る子どもたち。ママも最初は注意していたけれど効果なし。ママは小説の続きを読みたかったらしく、そのうちに子どもたちの行動を意識の外において、本を読みだしたらしい。
 ますますエスカレートする子どもたちは、土足で椅子の上にあがったりおりたりを始めた。
 真ん前に座っていた彼はさすがに我慢できなくなって、
 「土足で汚いですよ」
 とそのママに注意。彼女は慌てたように子どもたちを叱り始め、2つ先の駅で会釈して降りていった。
 「そのあと、隣に座ってたオヤジが言い始めるんだよ。よくぞ注意してくれた!ってさ」
 自分も我慢ならなかった、だいたい最近の若い母親は・・・といった感じで。
 「勘弁してよ、こっちはそんなつもりで注意したんじゃないしさ。そう思ってるなら、自分が注意すりゃいいじゃん」
 彼はそう思ったが口には出さず、そのオヤジを無視し続けたらしい。
 彼は言うのです。その若いママが読んでいたのは重松清の短編集『ナイフ』で、自分も中学の頃に読んで感動したし、読み始めたら止まらなくなる気持ちもよくわかって・・・。でもあのときは自分も少しイライラしていたからあんな注意のしかたをしてしまった、と。
 子どもを注意しないのはマズイけど、きっとそういう毎日の中で自分の時間もないんだろうし。
 「オレだって子どもいるから、そういうことはわかるしさ。器のデカイ人間なら、ああいう言い方しないであの子どもたちの相手してやったかもしれないなあ・・・とかさ、思うわけよ。なのに、あのオヤジ・・・」
 自分へのやりきれなさを、無神経な中年男への憤懣に置きかえて、ちょっと気がすんだかのような様子だった。

 皮肉屋、斜に構えた物言い、でも案外気遣いのヤツは、パパになっても見事に昔のまんまだなぁ。


■何年ぶりかでスピッツの夢
 いつもより十分な睡眠時間で、日曜の朝はすっきり目覚め。
 そして思った、「あ、ワタシ、スピッツの夢見た。何年ぶりだろう??」

 地下鉄の車内でぐっすり寝込んでいたらしいワタシ。駅名がアナウンスされて、あわてて目を覚ます、「降りなくちゃ!」
 そう思った瞬間に、「あ、スピッツだ!」の声が飛び込んでくる。
 座席に座っていたワタシが振り返ると、窓越しの向かい側のホームに4人のそれらしき姿と、それを取り囲むファンの群れ。
 大変、発車しちゃう!と席から勢いよく立ち上がると、車内の人の目が一斉にこちらに集まる。
 「みんな、ワタシのことを、『スピッツだ!』という声に反応して慌てて下車しようとしているイタイ女性だと思っている・・・」
 そう思ったワタシは、赤面しつつ、「いえ、そうじゃなくて、もともとここで降りる予定だったんです」と言い訳しながら電車をあとにしたのです。

 これだけのことだけど、これでスピッツの夢を見たってことになるんだろうか?


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