隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「裸の王様」は悲しい~「すごい、すごい!」はちょっと食傷気味なワタシ

2009年05月14日 20時23分41秒 | 日記
2009年5月14日 (木)

 そうなんだよなあ。私もそうなんだけど、みんなが「すごい、すごい」と賞賛していると、ついついそんな気になってしまう。たいていは「ん? そうなの? ホントに?」と疑いのまなざしで見ちゃうところはあるのだけど、でも好感をもっている人のことだと、けっこう素直に(愚かに?)その大きな波に乗ってしまう。そんな人です、私も。
 でもやっぱり、それは悲しい、情けないことだから、自分の見方はしっかりもっていたいものだ。

 なんでも長く続けることはすばらしいことだし、それが人並みはずれているくらい驚異で、ものすごい努力の結果であれば、きっと「長く続けている」という事実だけでOKなのかもしれない。それもひとつの見方。
 でもスポーツのように記録という数字であらわれるものならばわかりやすいし単純だと思うけど、そうではなくて、音楽とか演劇とか文学とか、いわゆる「文化」的なものだと、評価はなかなか複雑。
 どのくらいの水準を保っているのか、10年前に比べて今はどうなんだろうか…などなど、人によって評価はさまざまだろう。
 「長く続けている」という事実によって、ひょっとしたら私たちの目がごまかされてしまうおそれもある。芸術において「継続」はどのくらいの価値があるんでしょうね?
 どこかで、だれかが(周囲の人?)「もうここまで。これ以上続けたら、今までの功績が汚されていくかもしれない」と耳打ちしてあげることも大事かも。周囲のおおぜいの人がただただ「すごい!!」ともちあげているだけだと、本人は「裸の王様」への道を突き進むだけになってしまう。
 それはとても悲しいことだ。
 「2000回」は前人未踏の記録かもしれないけど、それをこれから積み重ねることだけが「すごい」ことなのか? 「ここまで」と決断することもステキなことだと思うけどなあ。
 これ、少数意見ですか?



【脱線(笑)】
 さまぁ~ずのライブのぴあ先行、あっけなく撃沈。行きたいなあ。
 身近にファンがいるので、DVDはかなりみているんだけど、ライブは未経験。
 一般はむずかしい?

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