隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

またパンクナンバーっぽい曲を作りたくなった~「ジェネレーションXで漫遊記」

2020年02月14日 12時33分39秒 | スピッツ

2020.02.09 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM


 バレンタインデーのシーズン。
 「いろんなチョコが店頭に並んでいることでしょう。
 (たしかに、もうかなり前から・・・)
 25年くらい前のこと、「いただいたチョコに『ガナッシュが美味しい』と書いてあった」と。
 ネットもスマホもない時代、「ん? ガナッシュ? 何?」と思った彼は家の辞書を調べたが掲載なし。周囲の人も知らなく て謎だったけれど、のちになって、チョコと生クリームを混ぜ合わせたもの・・・と判明。
 草野「あの頃は、ガナッシュってお菓子業界の専門用語だったんでしょうかね」
 今でも「ガナッシュ」ときくと過剰反応してしまう草野くんでした・・・とさ。

 そして、今日のテーマは、「ジェネレーションXで漫遊記」。

 70年代後半のロンドンパンクバンドだが、セックス・ピストルズ、クラッシュ、ダムドなどに比べると「忘れられがち。だけどかっこいい曲がたくさん!」ということで。
 1976年結成から80年解散までの5年の軌跡を追う!

 オンエア曲
01 砂漠の花(スピッツ)
02 One Hundred Punks(Generation X)
03 Rebel Yell(Billy Idol)
04 From the Heart(Generation X)
05 Ready Steady Go(Generation X)
06 King Rocker(Generation X)
07 Dancing with Myself(Gen X)
08 Kleenex(Generation X)
09 キミのカオ(ホフディラン)
10 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「砂漠の花」(2007年、12thアルバム『さざなみCD』)。
 今日はアップテンポの曲が多くなるそうなので、「スピッツのゆったりめな曲を」と。
 アルバムで聴いたときよりライブで感動したことを思い出す。ギターソロも胸を打つ。

 そして、最初の曲は、「Generation Xと言えばこの曲!という人も多いかもしれない」という「One Hundred Punks」(1978年、1stアルバム『Generation X』)。
 この年のBBCスタジオライブでも演奏され、「彼らのマスターピース」と呼ばれるようになった楽曲。
 (気持ちいいスピードと軽さがぐっと入ってきますね~)
 もともとセックス・ピストルズの取り巻きだった親衛隊の若者たちが結成したバンド。「ピストルズのいわゆるフォロワー的なバンド」 
 だから最初は「かっこだけのまがい物のバンド」と言われたり、「ピストルズのジョニーさんからdisられたりしていた」(「オレ自身はリアルタイムで聴いていたわけではないけれど」・・・と)。
 草野「だけど、そういう色眼鏡なしで聴くと、かっこいい曲がたくさんあるんですよね」
 ルックスもなかなか・・・ということで、これが1stアルバムのジャケットかな?
 

 次は、Billy Idolで「Rebel Yell 反逆のアイドル」(1983年、2ndアルバム『Rebel Yell』)。
 大ヒットナンバー!
 草野くん自身は、Generation Xより先に、ボーカルのビリー・アイドルの80年代の曲を聴いていたそうだ(こちらがリアルタイムだったのでしょう)。
 草野「ビリー・アイドルというと、いま日本ではファーストサマーウイカさんのアイドルグループのイメージが強いかもしれないけど、元ネタはこちらです」
 〈番組収録中に調べたらしく、実は元ネタはここじゃないそうです〉
 草野くん自身は当時、ビリー・アイドルの曲は「ダサイ」と思っていたと。「今聴くと、懐かしさ補正もあって、かっこよくも感じるけど、なんか『キラキラ80sポップの上に乗ってるパンクっぽい人』みたいな・・・」。
 (ちょっとわかる・・・)
 だから、彼の活動を遡ってGeneration Xの曲を聴いて「ぶっ飛んだ」草野くんだったのです。

 次は、Generation Xで「From the Heart」(1978年、1stアルバム『Generation X』)。
 (作りこんでない粗っぽさが味な感じ)
 そして、スピッツ結成当時のお話。
 あの頃流行ってたビートパンクというジャンル、「スピッツのその中のバンドだったんですけど」。
 草野「曲を作るときに、ブルーハーツと同じくらい参考にしていたのがGeneration Xであったりするわけです」
 (スピッツ誕生をたどるときに忘れてはならない存在! だってブルーハーツと並列で語られちゃうんだぞ)
 「ビートパンクという今はなくなってしまったジャンルですけど、洋楽でビートパンクに最もはまっていたGeneration Xだったと思います」
 「後々のポップなパンクロック、グリーンデイやオフスプリングにも受け継がれていくような音楽だと思います」
 と。
 (とてもわかりやすい)

 次は、1stアルバムからシングルカットされてスマッシュヒットした曲、「Ready Steady Go」(1978年、1stアルバム『Generation X』)。
 日本語に訳すと「位置について ヨーイドン!」。「全然パンクじゃないけど」と。
 (すでに当時そんなに若くはなかったけど、中学生で聴いたら絶対にファンになった!と思ってたなあ)


 メッセージコーナー。
 ウクレレ奏者のリスナーさん。
 フィンランドでのウクレレフェスに参加したあと、オーロラを見る一人旅に。
 3日かけて、素晴らしいオーロラを見ることができて。画像も添付してくれたそうです。
 草野「オレも一生に一度は見てみたい!」
 スピッツベルゲン島に行ったときは夏だったし、また緯度が高くて北極に近すぎてもオーロラは見えないそうです。
 この方はオーロラを見ながらスピッツを聴いていたそうですよ。

 「成人式に行かずに布施明のコンサートに行ったという経歴のお母さんが『見っけ』大絶賛!」というリスナーさん(笑)。
 約束を破ってライブに行ったり、ダブルブッキングで片方を振ったり・・・そういうことってありますか?という問いかけ。
 基本的にすっぽかしはない・・・という草野くん。
 でも、昔は忘れていたり寝坊したりしてコンサートに行かなかったこともあるらしい。
 草野「今でも、15時と5時を勘違いして、2時間も早くついてしまった、ということはときどきありますね」
 おいおい・・・。
 ここで、「布施明のコンサート」に食いついた!
 例の「お母さんが布施さんのキャンペーンに参加して赤ん坊のマサムネ坊やが頭をなでてもらった」エピソード。
 最近、黒沢年男さんだったかも・・・とお母さんの記憶があやふやになっているらしい(笑)。
 草野「いつかお二人にお会いしたら、大きくなりました!と言いたい」(笑)


 70年代後半、ルックスの良さとキャッチーな楽曲で型破りな活躍をしたGeneration X!
 「ポップパンクの先駆者!」とも。
 Generation X - Kiss Me Deadly
 (この曲はちょっと好きだった。動画発見! かつては音だけでしか知らなかった)

 そして、次は、「King Rocker」(1979年、2ndアルバム『Valley Of The Dolls 人形の谷』)。
 レコード会社から「ヒット曲を出せ!」とプレッシャーをかけられたGeneration X。「でもちゃんとヒット曲、出しました。カップリングはジョン・レノンのカバーにしたりして」。
 草野「このへんが、パンクバンドらしからぬ真面目さというか、自己プロデュースに長けているというか・・・。そのあたりがカリスマになれなかった要因かもしれない」

 この曲はヒットしたけれど、バンド内の人間関係は「あまりよろしくなく、まもなく解散状態になってしまいます」。
 そして、ボーカルのビリー・アイドル、ベースのトニー・ジェームスを中心に、バンド名をGen Xとして再始動。
 次の曲は、Gen Xで「Dancing with Myself」(1981年、ラストアルバム『Kiss Me Deadly』)。
 思わず弾いてしまいたくなるリフを聴かせてくれました。

 草野「今聴いてもポップな曲が多いし、この『Dancing with Myself』もそうなんだけど、チャート的には振るわず」
 その後、EPを残して解散。
 ビリー・アイドルはNYにわたってロックスターへ。
 トニー・ジェームスは、デジロックの先駆的バンド「ジグジグ・スパトニック」、元祖ゴスの「シスター・オブ・マーシー」を経て、2002年からはザ・クラッシュのミック・ジョーンズとのユニットでも活躍。
 草野「今でも、かっこいいおじさん、という感じですね」
 以下は、ミック・ジョーンズとのユニットCarbon/Siliconの2013年の新曲「Big Surprise」のMV。
 Carbon/Silicon - Big Surprise (Official Music Video)

 また90年以降も、再結成やメンバーの共演などは行われているらしい。
 最後は、1stアルバムに戻って、「Kleenex」(1978年、1stアルバム『Generation X』)。
 「時間がまだあるっぽいから、また1stアルバムに戻って。昔のパンクの曲は短いからね~」
 (短い曲、大好き!!)


 特集の最後に。
 草野「聴いているうちに、19、20のころに気分がよみがえってきました。こういうキメの多いパンクナンバーっぽい曲をまた作ってみたくなりました。こちらもお楽しみに」
 (作ってくれー!)

 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 「ベビーフェイス」のイントロかな?
 (あれ、曲名「バイバイ・ベビーフェイス」かと思ってた・・・)
 曲は、ホフディランの「キミのカオ」(1997年、3rdシングル)。
 96年、97年にラジオでよくかかっていた思い出。
 草野「『スマイル』って曲がよくかかっていたけど、オレは『キミのカオ』のほうが好きで。間違っていたらすみません、歌詞も、古井戸の『さなえちゃん』へのオマージュがあるのかな。そのあたりも70年代のノスタルジーを感じられる名曲だと思っています」
 古井戸の「さなえちゃん」はこちら。
 古井戸 さなえちゃん 1972

 そして、来週は、「TYK アメリカンロックで漫遊記」。
 番組開始当初(企画段階?)は、古い、ちょっとマニアックなアメリカンロックを草野氏がわがままに選曲してかけていこう、という番組構想があったらしい。
 「TYK」とは・・・、「当初(T)、やりたかった(Y)感じ(K)」を「大誤算的に」(笑)TYKと言っている。
 「TYK イギリス編」(ココ)は去年やったので、来週は「アメリカ編」で。
 (「イギリス編」は懐かしくて、あれからPete Dello & Friendsとか、Strayとか、再びよく聴くようになり、仕事中のお供に。『見っけ』リリース前は一時ヘビロテ状態)
 楽しみです。



                              



 新型コロナウィルスのニュースに、過剰反応はすまい、と思いつつ、それでも自分で自分を守り感染者にならないことが結果的に重要なんだと思うしかない。
 今日は新幹線での移動を予定していたけれど、時間はかかっても車を出すことにする。


 一昨日は、遅い昼食のときに国会中継を見ていて、「意味のない質問だよ!」を聞いてしまった。
 辻元議員の質問の最後が「質問」ではなく「一方的な批判」であったとしても、権力者が受け止めなくてはならない程度の内容だったと思う。
 というより、私自身は辻元さんの支援者では全くないけれど、でもその発言は、一国民である私程度の人間が言いたいことの代弁であったようにも感じる。

 それに対して、あの対応(今回が初めてではないけれど)。なんて品性のない、器の小さな人間であることか。
 そして、質問と答弁がつながらない国会中継を見ていることの苦痛。
 これはかなり恥ずかしい現象。
 苛立って、食欲がヘンに増してしまったではないか・・・。
 

 昨夜は、友人との小さな飲み会で彼女の話を聞きつつ、その優しい悩みに心が動き、ああ、自分の「相変わらずの諸々」に少しだけ反省。
 はい、少しだけ・・・です。だって、いい人にはなれませんから、いまさら。


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