今日の青空とイチョウ並木
隣の駅のホームから見えた真っ白な富士山。あんまり迫力ないけど
Dear 「オハヨー!」さん
通勤時の駅前であなたに初めて会ったのは、もう4年前になるのよ。さっき私の日記風メモで確認しました。あなたは覚えているかな。
すでに30度を超えてるの?というような暑い夏の朝でね、マーケットの裏の道を曲がったところで、私は後ろからふいに肩をつかまれて、
「オハヨー!」
そう言われたの。
ものすごく強い力で掴まれたから、私はびっくりして声も出なかった。正直、怖かったのよ。
でも振り向いたら、大柄だけれどかわいい顔をした女の子が立っていて、もう一度、
「オハヨー!」
そう言ったのね。それがあなたでした。
私も「おはよう」と挨拶をして、そして尋ねたの。
「学校に行くの?」
そうしたら、ちょっと不本意だというような表情で、
「学校はもう行かない。仕事」
って。学校はもう卒業して、「ワタシは働いているのよ」という、ほのかな誇りが感じられました、ホントよ。「誇り」なんて言葉の意味はわからないだろうな。でも意味なんてどうでもいいことなの。
あの元気のいい「オハヨー!」には、見知らぬ私にも自慢したくなるくらいの「誇らしい」気持ちがこめられていたのね。
ちょっと仕事にいきづまっていた私は「しゃんとしなくちゃ」と思ったそうです。メモにはそう書いてありました。
「電車で行くの?」
と尋ねた私に、あなたは腕を大きく振って、
「歩いて、歩いて」
そう言って、横断歩道を渡っていきました。
二度目にあなたに遭遇したのはそれからどのくらいしてからだったでしょう。
あなたはまた私の肩をつかんで、「オハヨー!」って。あなたはもちろん私のことなんて覚えていなかったから、きっと誰かにすれちがうと、そうやってあなた流のあいさつをしていたんでしょうね。マーケットの脇の道は、あまり人通りもなかったけれど。
そのときも少しおしゃべりをして、そして私がこう言ったの。
「急に肩をつかまれるとビックリしちゃうから、『おはよう』だけでいいのよ」
そうやって誰かを驚かせて、あなたに悲しい思いをしてほしくなかったから。
あなたに私の言葉はたぶん届いていなかった。不思議そうな表情をしただけだったし。
それから何度あなたの「オハヨー!」に驚かされたことでしょう。もうだいぶ慣れてはきたけれど、何か月ぶりかに会うと、やっぱり私はビックリしてしまうし。
そのたびに私は言ったのね、「『おはよう』だけでいいのよ。ビックリしちゃうから」って。無駄なのかなと思いながら、でも…ってね。
今朝は台風明けの秋空が本当に気持ちよくて、陽射しが少し暑いくらいの朝でした。
夏に会って以来だったかしら。
あなたは私の横に来て、「オハヨー!」って。相変わらず大きな声だったけど、でも初めて肩をつかむことはしなかった。
うれしかったな、ちょっと泣きそうになった。
「『おはよう』だけでいいのよね」
そう言った私に、あなたは、
「ビックリした?」
って。
私は笑っちゃったのね。私が何度も言っていた「びっくり」を覚えていてくれたんだ。
ちょっとキツイこともあって気持ちが沈んでいたんだけど、でも本当にうれしかった。
ありがとう。
また次に出会ったら、元気よく「オハヨー!」を聞かせてね。
がんばろうね。
★話は変わって…
トータス松本さんのソロとしてのライブ、よかったみたいですね。
JAPANの兵庫氏のブログ(ココからどうぞ)でも、いつもながらの(笑)ねじれた表現で「絶賛」しています。コチラにはレビューもあり。
私の若いスピ友のY子さんも参戦したそうで(彼女はウルフルズの大ファンでもあり、いろんな音楽や映画にも興味をもっていて、新しい情報で私をいつも刺激してくれます)、熱いレポを送ってくれました。
そのほんの一部を。
アルバムを聴いているだけだと、「これをウルフルズでやればいいのに…。」と何度も思ったりしたけれど、実際に生で聴いて、見て、「ソロじゃなきゃできないことだったのかもなぁ」と、何となくですがトータスさんの思いが伝わってきました。
というか、あんないいライブを見たら、文句なんて言えないって思っちゃいました。
言葉よりも、ライブで納得させられてしまったような・・。
それがまた複雑だったりもしますが、またいい形でウルフルズが復活できるために必要なことだったんだと思えるようになってきました。
ね、伝わってくるでしょ、ライブがいかにステキだったか。
エレファントカシマシの日比谷野音のライブもすばらしかったみたいで、40代ロッカーたちから目が離せない?
スピッツの6年ぶりのDVD 「SPITZ JAMBOREE TOUR 2009 “さざなみOTR カスタム” at さいたまスーパーアリーナ」を視聴した方たちからは絶賛の声が届いています。こちらも楽しみですねぇ。
Y子さん、ゴメン。無断で引用させていただきました。
隣の駅のホームから見えた真っ白な富士山。あんまり迫力ないけど
Dear 「オハヨー!」さん
通勤時の駅前であなたに初めて会ったのは、もう4年前になるのよ。さっき私の日記風メモで確認しました。あなたは覚えているかな。
すでに30度を超えてるの?というような暑い夏の朝でね、マーケットの裏の道を曲がったところで、私は後ろからふいに肩をつかまれて、
「オハヨー!」
そう言われたの。
ものすごく強い力で掴まれたから、私はびっくりして声も出なかった。正直、怖かったのよ。
でも振り向いたら、大柄だけれどかわいい顔をした女の子が立っていて、もう一度、
「オハヨー!」
そう言ったのね。それがあなたでした。
私も「おはよう」と挨拶をして、そして尋ねたの。
「学校に行くの?」
そうしたら、ちょっと不本意だというような表情で、
「学校はもう行かない。仕事」
って。学校はもう卒業して、「ワタシは働いているのよ」という、ほのかな誇りが感じられました、ホントよ。「誇り」なんて言葉の意味はわからないだろうな。でも意味なんてどうでもいいことなの。
あの元気のいい「オハヨー!」には、見知らぬ私にも自慢したくなるくらいの「誇らしい」気持ちがこめられていたのね。
ちょっと仕事にいきづまっていた私は「しゃんとしなくちゃ」と思ったそうです。メモにはそう書いてありました。
「電車で行くの?」
と尋ねた私に、あなたは腕を大きく振って、
「歩いて、歩いて」
そう言って、横断歩道を渡っていきました。
二度目にあなたに遭遇したのはそれからどのくらいしてからだったでしょう。
あなたはまた私の肩をつかんで、「オハヨー!」って。あなたはもちろん私のことなんて覚えていなかったから、きっと誰かにすれちがうと、そうやってあなた流のあいさつをしていたんでしょうね。マーケットの脇の道は、あまり人通りもなかったけれど。
そのときも少しおしゃべりをして、そして私がこう言ったの。
「急に肩をつかまれるとビックリしちゃうから、『おはよう』だけでいいのよ」
そうやって誰かを驚かせて、あなたに悲しい思いをしてほしくなかったから。
あなたに私の言葉はたぶん届いていなかった。不思議そうな表情をしただけだったし。
それから何度あなたの「オハヨー!」に驚かされたことでしょう。もうだいぶ慣れてはきたけれど、何か月ぶりかに会うと、やっぱり私はビックリしてしまうし。
そのたびに私は言ったのね、「『おはよう』だけでいいのよ。ビックリしちゃうから」って。無駄なのかなと思いながら、でも…ってね。
今朝は台風明けの秋空が本当に気持ちよくて、陽射しが少し暑いくらいの朝でした。
夏に会って以来だったかしら。
あなたは私の横に来て、「オハヨー!」って。相変わらず大きな声だったけど、でも初めて肩をつかむことはしなかった。
うれしかったな、ちょっと泣きそうになった。
「『おはよう』だけでいいのよね」
そう言った私に、あなたは、
「ビックリした?」
って。
私は笑っちゃったのね。私が何度も言っていた「びっくり」を覚えていてくれたんだ。
ちょっとキツイこともあって気持ちが沈んでいたんだけど、でも本当にうれしかった。
ありがとう。
また次に出会ったら、元気よく「オハヨー!」を聞かせてね。
がんばろうね。
★話は変わって…
トータス松本さんのソロとしてのライブ、よかったみたいですね。
JAPANの兵庫氏のブログ(ココからどうぞ)でも、いつもながらの(笑)ねじれた表現で「絶賛」しています。コチラにはレビューもあり。
私の若いスピ友のY子さんも参戦したそうで(彼女はウルフルズの大ファンでもあり、いろんな音楽や映画にも興味をもっていて、新しい情報で私をいつも刺激してくれます)、熱いレポを送ってくれました。
そのほんの一部を。
アルバムを聴いているだけだと、「これをウルフルズでやればいいのに…。」と何度も思ったりしたけれど、実際に生で聴いて、見て、「ソロじゃなきゃできないことだったのかもなぁ」と、何となくですがトータスさんの思いが伝わってきました。
というか、あんないいライブを見たら、文句なんて言えないって思っちゃいました。
言葉よりも、ライブで納得させられてしまったような・・。
それがまた複雑だったりもしますが、またいい形でウルフルズが復活できるために必要なことだったんだと思えるようになってきました。
ね、伝わってくるでしょ、ライブがいかにステキだったか。
エレファントカシマシの日比谷野音のライブもすばらしかったみたいで、40代ロッカーたちから目が離せない?
スピッツの6年ぶりのDVD 「SPITZ JAMBOREE TOUR 2009 “さざなみOTR カスタム” at さいたまスーパーアリーナ」を視聴した方たちからは絶賛の声が届いています。こちらも楽しみですねぇ。
Y子さん、ゴメン。無断で引用させていただきました。