隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「バンドでぬくぬくやってきたオレらとは・・・」~超一流ギタリストで漫遊!

2018年10月18日 13時17分55秒 | スピッツ

2018.10.14 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 先週のオープニングでのお話の続き。
 結局、「スピッツが気になる」という安室奈美恵さんの発言が載っている音楽雑誌は見つからなかったそうだけど、その代わり、別の「おもしろいもの」発見!と。
 高校の頃、近くのデパートにデビュー曲のキャンペーンに来ていた南野陽子と握手している写真!
 「友達が後ろから撮ってくれたんだけど、当時は撮影ダメとかなかったんだよね」
 南野陽子さんの顔はちゃんと写っていて、草野少年は後ろ姿。
 「後ろはメッチャかりあげてて、出しても(公表しても)オレだってわかんないんじゃないか」
 最近は羞恥心の種類が違ってきたのか?(笑)、「そのうち公表してもいいかな」って。
 青春時代の貴重な写真・・・。
 「デビュー当時の南野陽子はまぶしいしね」

 そして今夜は、「歌謡曲のロックギターで漫遊記」。
 草野「この番組始まって以来、初めての『全曲ヒット曲』。たぶんオレら世代は知らない曲ないんじゃないか?」
 草野くん曰く、
 「歌謡曲にはロックのエッセンスを巧みに取り入れている曲が多くて。当時は聴き流していたんですけど、今のロックの耳で聴くと、かっこいいフレーズ、かっこいいプレイが目白押し!なんですよ」
 去年の『ギター・マガジン』でも特集されていたそうで、「今掘り起こしがいのあるテーマかもしれない」。


 オンエア曲
 01 不死身のビーナス(スピッツ)
 02 危険なふたり(沢田研二)
 03 少女A(中森明菜)
 04 春一番(キャンディーズ)
 05 男達のメロディー(SHOGUN)
 06 チェリーブラッサム(松田聖子)
 07 大都会(クリスタルキング)
 08 闘牛士(Char)


 漫遊前の一曲はスピッツの「不死身のビーナス」(1994年、『空の飛び方』)。
 今でもライブで盛り上がる曲。というか、異様に盛り上がる曲。
 疾走感のある曲の力とギタープレイが気持ちをわくわくさせてくれる。

 最初は、沢田研二の「危険なふたり」(1973年、6thシングル)。
 ZO-3で聴かせてくれたこの曲のイントロと、「不死身のビーナス」のイントロ、「実は影響を受けていたりします」。
 リリース当時の雑誌のインタビューで読んだ記憶はあるし、たしかにそうだなと思いますよね。
 草野「歌謡曲とロックのブレンド感がたまらない一曲」
 ギタープレイは松木恒秀さん。
 草野「『ルパン三世』『犬神家の一族』などのサントラにも参加してロックなギタープレイを聴かせる」
 『ルパン三世のテーマ』を演奏したのがユー&エクスプロージョン・バンドというバンドで、松木さんはそのメンバーだった(作曲の大野雄二氏を中心に)。メンバーがみな一流のスタジオミュージシャンだったという。松木さんは昨年?亡くなっていますね。
 草野「そしてジュリー。沢田研二さんは歌謡曲の世界にロックテイストな音楽を持ち込んだ先駆者。そのロックなサウンドを構築するにあたっては、井上堯之さんの存在が大きい」
 偉大なギタリストでもある井上氏も今年亡くなりました。
 今回はギタープレイに焦点を当てているので、歌っている本人はあまり言及できないことをコメント。
 了解です。・・・それを承知で(笑)、ジュリーのかつての美しさ、思い出してちょっとうっとりします。

 草野「たとえば沢田研二さんのファンの方でも、バックで演奏しているミュージシャンが誰なのかに注目して聴いている人は少ないと思う。今はネットとか、『ギター・マガジン』などでマニアックなことを明らかになってしまう、というのはいい時代だと思う」
 彼の資料によると、70年代の歌謡曲のロックテイストなギターは、矢島賢、水谷公生、芳野藤丸、この三人の誰かが弾いていると言っても過言じゃないらしい。80年代になると、今剛、松原正樹らの名前もあがってくる。
 藤丸さんは作曲家としても知られているし、水谷さんは浜田省吾つながりでも名前を耳にする。
 それぞれの経歴をちょっと覗いてだけで、それぞれが関係した歌手や楽曲、アルバムの数はもう目が眩むほど。
 このあたりのギタリストを中心に選曲したそうだ。

 次は、中森明菜の「少女A」(1982年、2ndシングル)。
 ここでは矢島賢さんのギターが聴けるそうだ。
 草野「矢島賢さんはスタジオミュージシャンの第一人者」
 郷ひろみから吉田拓郎、長渕剛からアリスまでサポートしている「プロ中のプロ」。
 この楽曲では、チョーキングを使ったギタープレイ(「ギタープレイの基本」と)に注目して聴いてほしいと。
 「キューン」と音を上げて伸ばしていく、あれですね。マサムネくんの言う「ポルタメント」という奏法は、音から音に移行するときに、滑らかに少しずつあげていく、まさに「チョーキング」のことか。
 こういうふうに言われて注意して聴くと、また異なる面白さがある。
 そして、ちょっとアイドルっぽくないこの歌詞、結構刺激的でしたね。

 そして、70年代の大人気グループ、キャンディーズの「春一番」(1976年、9thシングル)
 ギターを演奏しているのは水谷公生さん。
 マサムネくんは個人的に縁があって食事をしたこともあるそうだ。
 水谷氏はちあきなおみ、渡辺真知子らをはじめとして数多くの楽曲でプレイ。プロデューサーとしても高名、と。
 合いの手で入るギターフレーズがかっこいいので、そこの注目して聴いてほしい、と。
 ホントだ。言われて初めて気づく・・・。
 草野「スタジオに入って楽譜を渡されて初見でカッティングやアドリブも入れて演奏してしまう、というのがすごい。バンドでぬくぬくやってきたオレらとは次元が違う」
 と、どこかうれしそうなかつてのギター少年。

 そして、SHOGUNの「男達のメロディー」(1979年、デビューシングル)。
 SHOGUNとは、スタジオミュージシャンが集まって結成されたバンド。
 草野「ギターを担当されている芳野藤丸さんは西城秀樹さんのバンドのギタリストとしてのほうが有名かもしれない」
 太田裕美「木綿のハンカチーフ」のギタープレイもすばらしい、と。
 スピッツ主催のイベントで、奥田民生・平井堅・草野マサムネのコラボで歌った楽しい思い出があって、カラオケでもよく歌うそうだ。
 いつのイベントだろう?
 私はまだ仙台で「ロックロックこんにちは」が開催されていた頃、スピッツのカバーとして「男達のメロディー」を聴いたことがあるなあ。このブログを始める前だから、2006年以前。
 草野「ギターももちろんなんだけどバンジョーのプレイもステキなので、そこに注目して聴いてください」
 かわいた感じの軽いボーカルもいい。SHOGUNには何人かボーカルが存在するようだけど、どなたが歌っているのかな?


 メッセージコーナー。
 福岡のミュージシャンについて。「水道局が水に何か特殊なものを混ぜているのではないか?」、それで多くのミュージシャンが生まれたのでは?というメッセージに。
 そんなに多い? でもたしかに芸能人は多いかな、のあとで、
 草野「たしかに子どもの頃から、目立ちたがり屋が多かった。目立ちたがりを許しちゃう風土があったかも。お祭りも多いしね」
 自分では意識していないけれど、芸能人(音楽家?)は多いかも、でも理由は謎・・・だそうです。


 そして、いよいよ松田聖子「チェリーブラッサム」(1981年、4thシングル)。 
 ギター演奏は今剛さん。
 草野「アイドルの曲なのにパワーコードのカッティングが刺激的で、当時としては斬新だったのではないか」
 ZO-3でリフを聴かせてくれて、ハスキーな「チェリーブロッサム」をちょこっと披露。こういうのがお得感です。ラジオならでは。
 気持ちよさそうに、「この曲を弾くためにZO-3は作られたのではないか」と、ちょっと照れも含めながらきっぱりと。
 今剛さんは「ユーミンから宇多田ヒカルまで、数えきれないほどの曲に参加されているすごいギタリスト」。
 若いころの聖子さんの声、私の記憶の中にあった声よりもずっと硬質でパワフルで、ステキだなあ。

 最後は、クリスタルキングで「大都会」(1979年、デビューシングル)。
 ギターはスタジオミュージシャンではなくバンドのギタリスト、山下三智夫さん。
 (「大都会」の作曲もこの方なんですね)
 草野「歌のバックのギターもギターソロもかなりエモーショナルで、すばらしい!と思います。メチャ好きです」
 草野氏にとっての「大都会」。
 ○ 「吉井和哉くんの武道館公演で二人でコラボした楽しい思い出」
  吉井さんはムッシュ吉崎さんのしゃがれた感じを完コピでちょっと笑いを誘い、マサムネくんはあの高音の伸びを聴かせた圧巻のコラボ。この人の声は高いけど細くはないんだ、ということを改めて感じさせてくれる。
 本家のツインボーカルがそれぞれを際立たせて聴かせるのとはちょっと違って、こちらのツインボーカルはとても寄り添って聴こえる。草野マサムネの声の太さも一因かと。
 ○ 「福岡県人会の飲み会に参加したとき、カラオケでこの曲を原口あきまささんとデュエットした」そうだ。
 「大都会」、久しぶりに聴いたけど、バックの演奏もボーカルも曲も、懐かしさだけじゃない感動を教えてくれる。


 そして最後は、「ちょっぴりタイムマシーン」のcorner。
 Charの「闘牛士
 草野「Charさんは今もばりばり活躍されていますが、70年代のお茶の間にほんまもんのロックを運んできた偉大なロックミュージシャンだと思います」
 ツイスト、原田真二、Charがロック御三家と言われ、その後、遅れてゴダイゴやサザンが出てきて、日本語のロックが大衆化していった経緯を説明。「彼らがいなかったら、スピッツもいなかったかも」
 草野「『闘牛士』は今の耳で聴くと歌謡曲的です。フェンダーのムスタングモデル、当時はやりましたね」
 そして、イントロのフレーズをZO-3で。「1時間弾き続けたいくらいかっこいいフレーズ」
 懐かしい場面がちょこちょこ現れて、ぐるっと回って消えていくなあ。

 最後に、
 草野「今日のSHUGUNやクリスタルキング、Charさんは十分ロックだと言う人もいるかもしれないけれど、オレの中では、歌謡カテゴリーの中のロックな音楽、という位置づけなので取り上げてみました」
 このへんの曲はネタもたくさんあるので、また漫遊したいそうです。

 そして、来週は「ツンタンビートで漫遊記」。
 ツンタンビート??
 「タンタンタコタコ」「シャッフル」に続いて「リズムしばり」のテーマだそうです。
 「僕のマリー」をZO-3で弾いて、「ツンタンツンタンと、2拍ずつで進んでいくビート」って言ってました。 

 そして、全然関係ないのですが、マサムネくんが大宮エリーさんのイベントで、「大都会」のツインボーカルの両方を歌っていたのを思い出しました。
 よかったら、ゆるゆるレポをどうぞ。
 https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/482a424bd78bda0a51d0f57cebc690d9


 昨夜遅くにまとめたので、雑なところご勘弁!


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