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隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「早口になるよ」~ロック好きな高校生の会話が楽しい!漫遊記

2022年01月20日 13時28分49秒 | スピッツ

2022.01.16
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 冒頭で、成人された方々へのエール、「前途に幸あれ!」と。
 努力が実るのもいいけれど、棚ぼたでもいいから、「いいことがたくさん起こりますように」。

 そして、【新春スペシャル・スピッツメンバーで漫遊記2022: 田村明浩編】 、先週に引き続いてのスピッツメンバーは、ベースの田村くん。
 「最初に言っとくけど、オレ、早口になっちゃうよ」に、「あ、いいよ」とあっさりOKしたホストでした。
 1年前は、「1987年、田村アキヒロ ライブ体験記」で漫遊したのでした(ココ)。


 オンエア曲
 01 ガラクタ(スピッツ)
 02 All Your Love(John Mayall & The Bluesbreakers)
 03 Fire - BBC Sessions(Jimi Hendrix Experience)
 04 Love Me Tender(Mick Ronson)
 05 You Shook Me All Night Long(AC/DC)
 06 Ain't Talkin' 'Bout Love(Van Halen)
 07 Peacock Suit(Paul Weller)
 08 ANOTHER DAY, ANOTHER NIGHT(Spiral Life)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、「あ、久しぶりです」、スピッツの「ガラクタ」(2016年、16thアルバム『醒めない』/先行シングル「みなと」のカップリング)。
 (スピッツのシングルのカップリングは遊び心もあり、たまにものすごいロック!もあり、ほんとうにお楽しみ)


 今回のテーマは、「マーシャルアンプで漫遊記」。
 「がらくた」でも、そのマーシャルアンプを使用している。
 田村「マーシャルアンプがなかったら、今のロックって生まれなかったんじゃない?」
 草野「そうだよね」
 ロック入門者にも、「アンプがいかに大事か」を伝えてくれる回になるんだそうだ。
 「かなりマニアックな話」になるらしいよ。(覚悟、覚悟・・・)
 「でも、ここで1962とか2100とか言ってもわかんないだろうから、そういうことは言わない」と。
 「オレもわかんない(笑)。楽器屋さんしかわかんないような話はしないってことね」と草野くん。


 最初の曲は、「エリック・クラプトンがクリーム結成前に在籍したバンド」」、John Mayall & The Bluesbreakersの「All Your Love」(1966年、アルバム『Blues Breakers with Eric Clapton』)。
 「All Your Love」はもともと1959年のオーティス・ラッシュのブルース。
 曲終わりで、 
 田村「『Black Magic Woman』(by Santana)に聴こえた」

 草野「似てたね~」


 さてさて、アンプとは?
 草野「ギターと大きい音を出すためのスピーカーの間にあるもの」
 音を増幅させる。
 もともとあったフェンダーのアンプは「きれいなクリーンな音しか出せない」。
 そのころロンドンにあったマーシャルさんの楽器屋さんにピート・タウンゼントらが訪れ、「もっとラウドな音が出るアンプを作ってほしい」と頼んだ。
 60年代のころは広い会場でライブをすることも増えてきて、そういう要望がミュージシャンから出たんだろう。
 そんな経緯で、マーシャルアンプ誕生!
 先ほどの「All Your Love」では、最初のマーシャルアンプではなく、「機材車で運べるボックス型のもの」と彼自身が注文したアンプで録音されている。
 このころのクラプトンが、レスポールをアンプにつないで音を出したパイオニア的な存在。
 どのアンプでレコーディングしているかはわからないことも多い。ライブで使っているアンプをレコーディングでも使っているかどうかはわからないし。
 それは、スピッツでも同様。
 田村「オレ、(実際にレコーディングで使った)PVとは全然違うよ」
 (ファンクラブの会報で、ときどき解説してくれますよね)
 草野「PVでは見た目とかで決めるでしょ。オレも、『大好物』では、ホントはストラトタイプのギター弾いてるけど、PVではグレッチ弾いてるし」
 田村「カッコいいしね」
 草野「グレッチのほうがかわいく見えるからね」
 (「かわいく見える」がポイントか~。おもしろいなあ)


 次は、「アメリカ出身だけど、イギリスに渡ってマーシャルアンプと出会ってしまった」、Jimi Hendrix Experienceの「Fire」(1998年、コンピレーションアルバム『BBC Sessions』)。

 ジミヘンは、「ストラト・フロント・ピックアップ・マーシャルかな? これもジミヘンから広まった感があるかな。正確に言うと、ジェフ・ベックが先にやってましたとかあるんだけど」と草野くん。
 今日はかけないけれど、ピート・タウンゼントのThe Whoがパイオニアだったりするケースがあるそうだ。
 田村「The Whoの影響でジミヘンが使ったという話もあるよ」
 草野「ジミヘンとThe Whoはウッドストックでも、どっちが先に出るかと出番でもめたんだよね」
 (先に出たほうがインパクトがあるって)
 ジミヘンもレコーディングではフェンダーアンプを使っている可能性もあるので、今日はライブバージョンで聴かせてくれたそうだ。
 (なるほど。そこまでこだわって・・・)
 曲終わりでは、
 草野「余談ですけど、これは結構エッチな曲なのかな?」
 田村「ふふ、じゃない?」
 草野「ジミヘンの声ってちょっとエロイなと思って聴いてましたけど」

 次の曲は、「師匠!」、Mick Ronsonの「Love Me Tender」(1974年、1stソロアルバム『Slaughter On 10th Avenue 10番街の殺人』/原曲はエルビス・プレスリーの「Love Me Tender」)。
 (かっこいい! ココで草野くんは特集をやっています)
 草野「彼独特の気持ちいいレスポール。あれはのちのちのブライアン・メイとかにつながったりするのかな」
 田村「かもね」
 そこで、「またまたマニアックな話だけど。あ、今日はマニアックでいいんだよね」「いいよいいよ」というやりとりのあとで、
 彼は、200ワットのメジャーという初期型のマーシャルを使っていて、これはすごく数が少ない。で、後期型でMick Ronsonの音を出そうとしてもなかなか難しかったそうだ。
 このワット数で違いが表れるそうで、マイケル・シェンカーの使っていた50ワットでは「中域が持ち上がったような音が出たり」(どんな音だ??)。
 田村くんが言うには、「200ワットの初期型は中域が出る」。
 去年、ライブハウス「FEVER」で「マーシャルアンプのオタクが集まるイベント」があって、そこで200ワット初期型のメジャーを聴いたら、「Mick Ronsonの音がしたんだよ~」と田村くん。
 (FEVERは実家の近くの新名所。こんなところが若いときにあったら、通っただろうなあ・・・)
 草野くんの「Mick Ronsonって独特の音だから、どうやって出してんだろうってテツヤともよく話してたんだけど」に対して、①200ワットの初期型のマーシャルアンプ、②表面をはがしたレスポール、③(またまたマニアックな)〇〇のマーク1というエフェクター、の組み合わせ、と田村解説。
 音を重ねたりもしていると。
 草野くんが言うには。Mick Ronsonと、モット・ザ・フープルやバッド・カンパニーのミック・ラルフスの音が似ているので、「同じ機材を使っているのかな」と思っていた、と。
 MICK RONSON, DAVID BOWIE & BRIAN MAY - heroes
 (これは、デヴィッド・ボウイ、ブライアン・メイ、そして彼です。)
 曲終わりで、「今は簡単に聴けるからいいよね」と田村くん。
 彼らの時代80年代には、ミック・ロンソンのソロアルバム、と言っても中古のレコード屋さんの店頭にはなかなか見つからなかったそうだ。

 次は、「ヤング兄弟ですよ」のAC/DCで「You Shook Me All Night Long 狂った夜」(1980年、7thアルバム『Back in Black』)。
 草野「アンガスはギブソンのSGをマーシャルに直につないでいるイメージだけど、マルコムもマーシャル?」
 田村「グレッチでもある。アンガスは直で、と言われているけど、レコーディングでもワイヤレスなんだよ」
 (素人には、「フ~ン、だからなんなの?」という感じですけど(笑)。だけど、ブースターとかで独特の音が出るようにしている・・・ということです。)
 草野くんは、ここ6~7年グレッチを使うようになって、「意外とハードロックにも合うよね」と。
 以前はグレッチはロカビリーみたいな音と思っていたので、マルコム・ヤングがグレッチを弾いているのを見て、「なんで?」と思ったりしていた。「でも一応ハンバッカーだから、ハードロックっぽい音が出るんだね」と。
 田村「草野のマーシャルも〇〇した音だから(わからん)、合うんだよね」
 草野くんのグレッチの音は、マルコム・ヤングの音に似ているそうだ。
 田村くんが言うには、ベンジー(浅井健一さん?)もそうだってサ。
 (さすがにこのアルバムは今でもたまに聴く。タイトでシンプルな感じがまさにAC/DC)
 AC/DC - Back In Black (Official Video)

 草野「(この話題は)楽器屋さんで実際に音を鳴らしながら、こんな感じね、ってYouTubeとかでやりそうな感じだね」
 田村「(ついてこれなくて)ゴメンね~って感じ」(笑)
 (いいよいいよ、高校生のロックオタクの二人が夢中になって話しているのを覗いている感じ? 悪くはないです)
 草野「何、話しているかわかんないけど、楽しそうだからいいやって」
 田村「オレ、楽しくなるほど早口になるから」
 (楽しいんだね~)


 そして、メッセージコーナー。
 娘さんとスピッツのライブに言っている76歳のお母さん。『SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE” THE MOVIE』を3回見てからは、「みんなステキだったわね、タムラもかわいかったし」と、呼び捨てで言うようになった、と。ちなみに以前は「ベースの人」。
 「田村さんは呼び捨てされて大丈夫ですか?」
 田村「全然OKよ。直接じゃなければ『タムタム』でもいいよ」
 (直接はちょっと・・・らしい)
 街で子どもに「タムラ~」と呼ばれても、「シムラ~、カトちゃん」みたいでいい!って。
 そうそう、草野くんは大学生のときゲーセンでバイトしていて、小学生に「マサムネ!」って呼ばれていた。
 「スピッツさんでも何でもいいんだけど、スピッツさんってつけろよっ!とかタムラって呼ぶなよっ!って言うこと自体がおっさんっぽくてヤダ」と。
 田村「でもワムラはヤだけど」
 草野「(笑)ワムラは違うから」
 (ずいぶん昔だけど、「ワムラ」は覚えているんですね)(笑)

 「最近気になっている東京のカレー屋さんは?」
 具体的に言うと、「個人でやっててこれ以上混むと困るな、という店もあるだろうし」。
 草野「オレ、最近好きなのは、松屋のカレーね」
 田村「うまいよね~」
 草野くんが好きなカレー屋さんは最近埼玉に移転して、それからは行けてないそうです。
 田村「作りながら喧嘩してるところね」(笑)
 (あの有名店かな??)


 次は、Van Halenの「Ain't Talkin' 'Bout Love 叶わぬ賭け」(1978年、デビューアルバム『Van Halen 炎の導火線』)。

 Van Halenは後期には自分のブランドをもっていたけれど、初期はまさにマーシャル!だったそうだ。
 Van Halenが奏でる独特の音をbrown soundと言うそうだ。「レスポールでもストラトでもないVan Halenの音」
 最近はYouTubeなどでギタートラックだけの音を聴くことができるチャンネルがあるそうで、「Van Halenの1stのギタートラックだけを聴くと、リバーヴがかかってるけど普通の音なんだよ。1stの音はみんなが『最高~!』とか神格化してるけど、結構普通なんだよ」と田村くん。
 だけど、バンドマジックで、ドラムとベースが入るといい感じになる。
 「たぶんリズム隊の演奏の勢いっていうのもあったんだろうね」と草野くん。

 曲終わりで、
 草野「中学高校のころ、オレ、バカだから、『叶わぬ賭け』を読めなくて、『とわぬ賭け』って読んでた」(笑)
 ローディーのコバさんは、ステージの音出しのチェックで、いつもこの曲を弾いています。

 最後は、「オシャレに行きます」、Paul Wellerの「Peacock Suit」(1997年、4thアルバム『Heavy Soul』)。
 (以前にココで特集)
 Paul Wellerは、マーシャルのリードアンドベースという混合タイプのアンプを使っている。70年代のヴィンテージもの。
 日本では、藤井謙二さんも使っているとか。
 田村くんが今、「ほしいんだよね~」。
 草野くんは、Paul Wellerはザ・ジャムでテレキャス使っていたころは、ボックスやフェンダーのアンプを使っていると思っていたけれど、「マーシャルからPaul Wellerモデル出ている」と田村くん。
 「試してみたくなった」と言う草野くんに、「でも50台限定だから」と田村くん。
 ここで「『50代限定』ならオレ買えるじゃん」と思ってしまった草野くん(笑)。


 特集の最後に一言。

 パンクな1曲も用意していたけれど、おしゃべりが長くなって、かけられなかったそうです。
 当時若いころ、雑誌の記事などを「真に受けて」、「あの人は直でやってるしいよ」なんて思っていたけど、みんなエフェクターとかいろいろ使ってやってたんだよね、と今になって思う・・・そんなやりとりも。
 そして、草野くんは「ロックファンにとってマーシャルアンプは、ギブソンとフェンダーと並んで憧れのブランド」と。
 (わからなくても(笑)、知っているバンドやミュージシャンの名前が次々に登場するだけでワクワクする、楽しい時間でした。早口で聴きとれないところもあったけど、許します)


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 イントロは、「海ねこ」のベースライン。
 曲は、Spiral Lifeの「ANOTHER DAY, ANOTHER NIGHT」(1993年、デビューアルバム『Further Along』/同時リリースのシングル)。
 特集のマーシャルアンプつながりならば、「人間椅子なんですよ」と。
 でも今日は「友達をかけてみようか」ということで、Spiral Life。
 当時、カセットでサンプルをもらった草野くんは、「あのころ乗ってたホンダ・シティで聴いてたよ」。
 田村「この人たち、オシャレだなあと思ってた」
 草野「このアルバム、いいんだよ、捨て曲なくて」
 で、田村くんはいつも石田ショーキチさんや車谷さんに「Spiral Life、やってよ」と言ってるけれど、車谷さんは笑ってるだけで、「ま、やらないんだろうけど」と。
 草野くんも「再評価するべきだよ」。
 田村「オレ、ベース弾きたいんだよ」
 草野「Spiral Lifeに入りたいんだ」
 田村「入りたい!」
 草野「(笑)オレもタンバリンとかで入ろうかな」
 (あ、大変なことになってる~)
 (活動期間は短かったけど、これからもっと人気出そう・・・というところで終わってしまった感がある)
 曲終わりで、
 草野「今聴くと、いろいろ新鮮な発見があるね」
 田村「お願いだから、石田くんも車谷くんもやってよ~。ベース弾かせてよ~」
 草野「(笑)伝わるといいですね」
 田村「よかったら、MOTORWORKSとの対バンで」
 (50代男子のおねだり。ファンはきっと喜んでるなあ)
Maybe true / SPIRAL LIFE【Official Music Video】
 (いいよなあ)


 そして、来週も【新春スペシャル・スピッツメンバーで漫遊記2022】で、「切り札が来ます!」。

 田村くん曰く、「いつもはドラムネタだけど、ボーカルかもよ(「え?」という草野くん反応もあり)。ファンクラブで歌ってからボーカルに目覚めたから」。
 お楽しみに~。

 そして、「草野さん、メッチャおもろい初夢見たのに、内容が全然思い出せません」
 (あるある・・・。今朝も、昔の友達とエスニック料理のお店ばかりのビルに入り込んで、どこに入ろうかとウロウロしている夢を長々と見たんだけれど、そのあいまの出来事がすごく愉快だったのに、具体的なことがまったく思い出せない。なぜか大坂なおみ選手がプロレスラーの新人たちの前で訓示をたれていたのは覚えているんだけど。愉快だったことはたしかなんだけどなあ)

 そして、
 草野「今日のゲストは、スピッツ、田村明浩でした。ありがとうっ!」
 田村「今年は元気でマーシャルでレコーディングしますよ!」
 草野「ロックで!」
 (なんだか最近、ロックロック!って言っているところをたびたび?見かけるんだけれど、期待していていいのかな)



                              


 昨日は胃がん検診で初めての内視鏡。
 数日前から不安で、なんとなく落ち着かなかったが、無事に終了。
 (ネットや知り合いの経験では、何ともなかった人、苦しくて二度と嫌だという人、いろいろだったので。)
 「市の検診では鎮痛剤等は使用しません」と説明書に書いてあったけれど、喉へのスプレーは何? あの麻酔?が効いたんだけど。
 病院のベッドに横になって、もうどうにでもして、という心境で脱力している私は、そのとき世界中でいちばん無防備なヒトだったのではないか。
 なんて、今は笑っているけど。


 さっき友人と、電話で北海道の話をした。
 一緒に行ったことはないけれど、私の北海道話にノッてくれる貴重な友人。
 零下20度の報道を目にして、思いを馳せる午後。
 さあ、がんばって仕事再開・・・。


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