隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

2つの「無敵」~スピッツ「雪風」

2015年04月15日 20時57分50秒 | スピッツ

2015.4.15(水)


■いろんな言葉に囲まれて
 今日、スピッツの「雪風」の配信が始まる。

 http://sp.universal-music.co.jp/spitz/

 ジャケットの、幻想的で、それでいてしがみつくように広がる街の灯りが温かい風景。
 「草野マサムネが数年前に訪れた憧れの場所」ときけば、多くのファンが「ああ、あそこ?」とわかる。

 いつも以上に気持ちを抑えて優しく聴こえるボーカルの声と、心地よいアルペジオがスピッツらしい一曲。
 せつないほど美しいメロディーをこの人はいくつになるまで聴かせてくれるんだろう。
 
 いつもはジャケットに書かれた歌詞を読むのが好きで、この漢字を使っているのか、とか、ここはカタカナなんだ、とか見つけておもしろがったりしている。
 今回はまだわからないな。

 そして、今まで使ったことのない単語に出会うのも楽しみ。もちろん彼が好きな言葉を再び見るのも、それはそれでうれしかったりする。「かけら」もあったし(笑)。
 「無敵の微笑み」か~。この人は泣き顔より絶対に笑顔が好きって、どこかで言ってたなあ。
 「無敵」は初めて?と思ったら、『惑星のかけら』の「ハニーハニー」に「これでもう無敵だ 最後の恋♪」ってあったなあ。
 でも同じ「無敵」でも、向こうは無邪気でノー天気な恋を歌っていたけれど、47歳の「無敵」はもうちょっと深くて悲しくて、でも少しだけ力強いかな。そう、その間には23年のくねくねした川の流れがあるわけだし。

 言葉ひとつひとつを語りたくなるけれど、恥ずかしい「深読み」になっちゃうんで、それはあとでひっそりとひとりで遊ぼう。
 この前も書いたけれど、なぜか「これでいいかな ダメって言うかな」が心に残る。
 私自身が最近、自分に問いかけているからかな。

 「キミは生きてく」は強いメッセージだけれど、「壊れそう」で、「愚かなことばを誇れるように」があると、上っ面じゃない励ましをもらえる。
 「涙がかわいて パリパリの~♪」は、雪深い春山での合宿で、つらくて泣いたときの頬をつたう涙のあとを、何十年ぶりかに思い出させてくれた。

 最後に消えるように、自問自答する「まだ歌っていけるかい?」。
 草野の答えがあるとしたら、どんなふうに続くのだろうか。



 配信はカップリングがないから、ちょっと寂しい。
 でもステキなジャケットでよかった。


 夕方の空はこんなふうに不気味に揺れていました。

 

 


                      


●●高浜原発差し止め●●

 http://mainichi.jp/opinion/news/20150415k0000m070157000c.html

 多くの問題を先送りにして、不明朗な「安全」だけが独り歩きする怖さを、捨ててはおけない。
 そういうことを改めて示してくれる司法の判断だ。
 


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