メール送信画面
「とりあえずタイ行ってさ、エイズとか梅毒とかお土産袋にいっぱいつめて持って帰ろうぜ。これがほんとの菌玉袋ってか(爆笑)」
受信
「お前初日からテンションたけーな(笑)二日目無口とかやめろよ(笑)」
今思えばこれが布石だったのかもしれない。
タイランド旅行記 激動編 ~絆~
(仕様を変えてみました。動画を御視聴出来ませんので、PCからのアクセスをお願い致します。)
行き、成田空港にて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/8d/96e775eaa37f6a5f33e9a014d2a90553.jpg)
飛行機内
CA「Attention Please,Attention Please,」
俺「ハイテンションプリーズwwwwwwハイテンションプリーズwwww」
友「プルプルギャッポッポゥwwwwwwww」
中間地点 台北
~説明~
なるべく旅費を抑えたかったので、台北経由タイ行きのチケットだと安くすむ。直行便は値段が二倍くらい違うのだ。
俺「と、まあ次の飛行機まであと5時間くらいあるわけだが」
友「降りようぜ。」
降りるとは一回台北にはいっちまおうというとっても喜作で突飛な面白いお話なのである。
まず降りるには入国金というお金が掛かってくる。
俺「おいまてよ、降りるのだるくねえか、たけえし」
友「もうここで良くね?タイっぽいじゃん。ちょいジュース買うわ。」
俺「タイペーだぞタイペー。」
友「はいらねーぞ。」
俺「5台湾ドル・・・」
友「換金所もしまってるしなあ・・。」
俺「何も買えないってわけだ。」
友「やっぱ降りよう。」
俺「いやいやぜってえやめたほうがいいって、お前時間にルーズだしよ。」
友「誰がルイージだ。」
俺「なんも面白くねえよ、とにかく降りないからな。」
友「お、イチイチになる?(笑)」
俺「どんだけジュースが飲みたいんだよ(笑)」
二人の仲に亀裂が入っていった。
降りる作戦はやめにして、空港内でじっと5時間待つことにした。
二人の間は険悪なムードが漂っていた。
友「トイレ行ってくる。」
俺「一人でおしっこ切れる?」
友「切れないの。」
俺「一緒にいってあげる。」
トイレ出口
友「お前亀頭さわんのやめろよwwwwww」
俺「一人で小便切れねーっつたべやwwっつかおまえ小便の勢いやばすぎwww」
友「ずっと我慢してたんだよwww将来消防士になれるかもwww」
「ガハハハハwwww」
色々な店を二人で回った。
いつの間にか、二人は手を繋いでいた。
飛行機の乗り継ぎアナウンスが流れた。
俺「お、来たな。」
友「行こうぜ兄弟、いや、ブラザー。」
俺「ああファミリー。(ハグし両頬にフレンチ・キス」
二人の間になんとも気持ちの悪いムードが漂いはじめた。
タイ時刻、午前1時、タイにつく。
まずタイの観光ブックを広げ、バックパッカーの聖地といわれる「カオサンロード」というところに行くことにした。そして空港内で日本円をタイのお金、バーツに換金しておいた。
1万円で3300バーツくらい。
ここからが本番だ。
友「やっぱタイっつったら海辺でルービーっしょwwww」
俺「バドワイザーなバドワイザーwwwwww地元のマリーンと嗜もうぜ。」
友「やっぱルービーはアーミーと飲まなきゃな。」
俺「鼻の下がのびるねえ(笑)」
海外についただけで想像が膨れる。
二人とも鼻の下伸びてた。
空港から1時間半タクシーを使う。
事前交渉で350バーツ。だいたい1050円だ。
メーターはあるにはあるんだけど、事前交渉で済んでしまう場合が多い。
システムはそんな日本と変わらない。
タクシーの色がピンク色ということを除けば。
俺「大丈夫かこのタクシー、ラブホ直行か。」
友「別にそれでも嫌ではないけどな。多分個人の自由に出来るんだろうな、色々な色がある。」
俺「個人の自由って・・・。わかった。じゃあこいつの感性を疑うわ。」
友「そうしとけ。こいつは多分スケベ。」
俺「これを選ぶためにわざわざ並んだ俺らのがスケベ。」
友「ド変態だよな。」
俺「タクシーの駐留所、デパートの屋上みたいになってたもんな。」
友「ああ、あれは完全にゴーカート乗り場。なんだろ、威嚇してんのかな。」
運ちゃん「早く乗れよ」
タイのタクシーはかなり速い。
俺「なんだこれ、速すぎねえか」
友「急いでっていったっけ?」
時速150kmは出てるだろう。運転手は涼しい顔をしてスイスイとドライブと会話を
楽しんでいるようだった。
運「ジャパニーズ?サムラーイ(笑)」
俺「いやこっち向かなくていいから運転してください」
運「ハッハ、マッハgogogo(笑)」
友「いやマッハなのはお前な。」
日本のアニメとかで盛り上がりつつ速度にも慣れてきた。普通に楽しい。
カオサンロードにつく。
タクシーから降りたら気が引き締まる。ここからは何があるかわからない。
野犬が街を歩いている。
ガラの悪い若者たちがバドワイザー、シンガー片手に談笑している。様々な人種
が混ざり溶け合い楽しんでいる。いまの時刻は午前3時。ネオンが光り輝き、人が
絶えない。カオサンロードは眠らない街だった。
俺「俺ら運ちゃんに魔界村って言ったっけ?帰ろうぜ。」
友「ああ俺も同じこと考えてた。タイランドっつーかタイラントじゃねーかコードベロニカじゃねーか。なにあのゾンビ犬。」
道を歩くたび外人にからかわれる。
商売人に肩を叩かれマリファナを勧められる。
商売人に肩を叩かれセックスを勧められる。
ファッキンジャップ。
こういう時日本人はとてもか弱い人種なのだ。
一刻も早く慣れなければ。一刻も早くホテルを探さなければ。そして一刻も早く
帰らなければ。
頭では消極的なことばかり考えてしまっていた。
ガイドブックでカオサンロードのゲストハウスを調べる
ゲストハウスとは日本でいうと民宿のようなもの。格安(安いとこだと1日300円)
でバックパッカー御用達な宿なのだ。
日本人バックパッカーが集う日本人専用ゲストハウスがあるみたいなのでそこに
向かうことに。
一刻も早く同じ境遇な日本人の仲間に会いたかった。触れ合いたかった。
コンビニに行きお菓子やら雑貨やらを買った(物価はだいたいポッキーが30円くら
い、コーラも30円)
護身用といったら聞こえはいいがコンドームも買った。
そしてゲストハウスに向かう。
友「っくそ…外人どもめ。」
俺「お互い様だよ。」
ゲストハウスにつく。
友「あ、ここだここ。」
俺「ん、やってないみたいだな」
日本人専用ゲストハウスはボロボロになっており、入り口前はタイ人の不良がた
むろしている。
俺「帰りタイ(笑)」
友「どうやら日本人は排除されたみたいだ。」
希望を失った。
すがるものを失った。
これからは二人で生きるのみだ。
俺「・・・ここからは」
友「ん」
俺「ここからはみんな敵だと思ったほうがいい・・・俺もなァ!!!!!あ、待って。」
友「とりあえずそこ泊まろう。」
ゲストハウスではなく、結構いい感じのホテルへと足を運ぶ。
入り口前でおっさんに絡まれる。
俺「サワディーカップ(こんばんわ」
友「コープンカップ(ありがとう」
タイ人の対応にも慣れてきた。
ガイドブックで現地の言葉を学習した。これであらゆるパターンにも臨機応変に対応できるだろう。
フロントに着く。
俺「サワディーカップ」
友「コープンカップ」
ホテルマン「どの部屋にしますか?」
俺「サワディーカップ。」
ホテルマン「こんばんわ、どの部屋にしますか?」
友「コープンカップ(笑)」
ホテルマンは英語を使ってくれた。
ホテルマン「で、どこにしますか?」
俺「アロイ(おいしい」
友「アロイ(おいしい」
1日1050バーツ(一人1500円くらい)の部屋を借りる。
中は綺麗で思ったより広かった。
これで一人1500円は安すぎるであろう。
疲れがドッと押し寄せてきた。
ここまで二人で乗り越えてきた。
二人の友情はより一層深まり、気持ちの悪いものになっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/20/8083a5b20f8f9e591c45574054a378d5.jpg)
次回予告
刺客現る。二人組と合流。
俺達の旅が180度変わる。
タイ旅行記 潜入ピンサロ編 ~ポセイドン~ ご期待ください。
「とりあえずタイ行ってさ、エイズとか梅毒とかお土産袋にいっぱいつめて持って帰ろうぜ。これがほんとの菌玉袋ってか(爆笑)」
受信
「お前初日からテンションたけーな(笑)二日目無口とかやめろよ(笑)」
今思えばこれが布石だったのかもしれない。
タイランド旅行記 激動編 ~絆~
(仕様を変えてみました。動画を御視聴出来ませんので、PCからのアクセスをお願い致します。)
行き、成田空港にて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/8d/96e775eaa37f6a5f33e9a014d2a90553.jpg)
飛行機内
CA「Attention Please,Attention Please,」
俺「ハイテンションプリーズwwwwwwハイテンションプリーズwwww」
友「プルプルギャッポッポゥwwwwwwww」
中間地点 台北
~説明~
なるべく旅費を抑えたかったので、台北経由タイ行きのチケットだと安くすむ。直行便は値段が二倍くらい違うのだ。
俺「と、まあ次の飛行機まであと5時間くらいあるわけだが」
友「降りようぜ。」
降りるとは一回台北にはいっちまおうというとっても喜作で突飛な面白いお話なのである。
まず降りるには入国金というお金が掛かってくる。
俺「おいまてよ、降りるのだるくねえか、たけえし」
友「もうここで良くね?タイっぽいじゃん。ちょいジュース買うわ。」
俺「タイペーだぞタイペー。」
友「はいらねーぞ。」
俺「5台湾ドル・・・」
友「換金所もしまってるしなあ・・。」
俺「何も買えないってわけだ。」
友「やっぱ降りよう。」
俺「いやいやぜってえやめたほうがいいって、お前時間にルーズだしよ。」
友「誰がルイージだ。」
俺「なんも面白くねえよ、とにかく降りないからな。」
友「お、イチイチになる?(笑)」
俺「どんだけジュースが飲みたいんだよ(笑)」
二人の仲に亀裂が入っていった。
降りる作戦はやめにして、空港内でじっと5時間待つことにした。
二人の間は険悪なムードが漂っていた。
友「トイレ行ってくる。」
俺「一人でおしっこ切れる?」
友「切れないの。」
俺「一緒にいってあげる。」
トイレ出口
友「お前亀頭さわんのやめろよwwwwww」
俺「一人で小便切れねーっつたべやwwっつかおまえ小便の勢いやばすぎwww」
友「ずっと我慢してたんだよwww将来消防士になれるかもwww」
「ガハハハハwwww」
色々な店を二人で回った。
いつの間にか、二人は手を繋いでいた。
飛行機の乗り継ぎアナウンスが流れた。
俺「お、来たな。」
友「行こうぜ兄弟、いや、ブラザー。」
俺「ああファミリー。(ハグし両頬にフレンチ・キス」
二人の間になんとも気持ちの悪いムードが漂いはじめた。
タイ時刻、午前1時、タイにつく。
まずタイの観光ブックを広げ、バックパッカーの聖地といわれる「カオサンロード」というところに行くことにした。そして空港内で日本円をタイのお金、バーツに換金しておいた。
1万円で3300バーツくらい。
ここからが本番だ。
友「やっぱタイっつったら海辺でルービーっしょwwww」
俺「バドワイザーなバドワイザーwwwwww地元のマリーンと嗜もうぜ。」
友「やっぱルービーはアーミーと飲まなきゃな。」
俺「鼻の下がのびるねえ(笑)」
海外についただけで想像が膨れる。
二人とも鼻の下伸びてた。
空港から1時間半タクシーを使う。
事前交渉で350バーツ。だいたい1050円だ。
メーターはあるにはあるんだけど、事前交渉で済んでしまう場合が多い。
システムはそんな日本と変わらない。
タクシーの色がピンク色ということを除けば。
俺「大丈夫かこのタクシー、ラブホ直行か。」
友「別にそれでも嫌ではないけどな。多分個人の自由に出来るんだろうな、色々な色がある。」
俺「個人の自由って・・・。わかった。じゃあこいつの感性を疑うわ。」
友「そうしとけ。こいつは多分スケベ。」
俺「これを選ぶためにわざわざ並んだ俺らのがスケベ。」
友「ド変態だよな。」
俺「タクシーの駐留所、デパートの屋上みたいになってたもんな。」
友「ああ、あれは完全にゴーカート乗り場。なんだろ、威嚇してんのかな。」
運ちゃん「早く乗れよ」
タイのタクシーはかなり速い。
俺「なんだこれ、速すぎねえか」
友「急いでっていったっけ?」
時速150kmは出てるだろう。運転手は涼しい顔をしてスイスイとドライブと会話を
楽しんでいるようだった。
運「ジャパニーズ?サムラーイ(笑)」
俺「いやこっち向かなくていいから運転してください」
運「ハッハ、マッハgogogo(笑)」
友「いやマッハなのはお前な。」
日本のアニメとかで盛り上がりつつ速度にも慣れてきた。普通に楽しい。
カオサンロードにつく。
タクシーから降りたら気が引き締まる。ここからは何があるかわからない。
野犬が街を歩いている。
ガラの悪い若者たちがバドワイザー、シンガー片手に談笑している。様々な人種
が混ざり溶け合い楽しんでいる。いまの時刻は午前3時。ネオンが光り輝き、人が
絶えない。カオサンロードは眠らない街だった。
俺「俺ら運ちゃんに魔界村って言ったっけ?帰ろうぜ。」
友「ああ俺も同じこと考えてた。タイランドっつーかタイラントじゃねーかコードベロニカじゃねーか。なにあのゾンビ犬。」
道を歩くたび外人にからかわれる。
商売人に肩を叩かれマリファナを勧められる。
商売人に肩を叩かれセックスを勧められる。
ファッキンジャップ。
こういう時日本人はとてもか弱い人種なのだ。
一刻も早く慣れなければ。一刻も早くホテルを探さなければ。そして一刻も早く
帰らなければ。
頭では消極的なことばかり考えてしまっていた。
ガイドブックでカオサンロードのゲストハウスを調べる
ゲストハウスとは日本でいうと民宿のようなもの。格安(安いとこだと1日300円)
でバックパッカー御用達な宿なのだ。
日本人バックパッカーが集う日本人専用ゲストハウスがあるみたいなのでそこに
向かうことに。
一刻も早く同じ境遇な日本人の仲間に会いたかった。触れ合いたかった。
コンビニに行きお菓子やら雑貨やらを買った(物価はだいたいポッキーが30円くら
い、コーラも30円)
護身用といったら聞こえはいいがコンドームも買った。
そしてゲストハウスに向かう。
友「っくそ…外人どもめ。」
俺「お互い様だよ。」
ゲストハウスにつく。
友「あ、ここだここ。」
俺「ん、やってないみたいだな」
日本人専用ゲストハウスはボロボロになっており、入り口前はタイ人の不良がた
むろしている。
俺「帰りタイ(笑)」
友「どうやら日本人は排除されたみたいだ。」
希望を失った。
すがるものを失った。
これからは二人で生きるのみだ。
俺「・・・ここからは」
友「ん」
俺「ここからはみんな敵だと思ったほうがいい・・・俺もなァ!!!!!あ、待って。」
友「とりあえずそこ泊まろう。」
ゲストハウスではなく、結構いい感じのホテルへと足を運ぶ。
入り口前でおっさんに絡まれる。
俺「サワディーカップ(こんばんわ」
友「コープンカップ(ありがとう」
タイ人の対応にも慣れてきた。
ガイドブックで現地の言葉を学習した。これであらゆるパターンにも臨機応変に対応できるだろう。
フロントに着く。
俺「サワディーカップ」
友「コープンカップ」
ホテルマン「どの部屋にしますか?」
俺「サワディーカップ。」
ホテルマン「こんばんわ、どの部屋にしますか?」
友「コープンカップ(笑)」
ホテルマンは英語を使ってくれた。
ホテルマン「で、どこにしますか?」
俺「アロイ(おいしい」
友「アロイ(おいしい」
1日1050バーツ(一人1500円くらい)の部屋を借りる。
中は綺麗で思ったより広かった。
これで一人1500円は安すぎるであろう。
疲れがドッと押し寄せてきた。
ここまで二人で乗り越えてきた。
二人の友情はより一層深まり、気持ちの悪いものになっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/20/8083a5b20f8f9e591c45574054a378d5.jpg)
次回予告
刺客現る。二人組と合流。
俺達の旅が180度変わる。
タイ旅行記 潜入ピンサロ編 ~ポセイドン~ ご期待ください。