ある男から電話が掛ってきた。
「もしもし」
俺「久し振りだな、で、こんなミッドナイトに電話してきてなんのようだい?」
「俺さ、大学通ってから自分がわかんなくなってさ。」
俺「らしくねぇな、昔のお前はドコいった?」
「単刀直入に言う。なぁ、海外いかねえか?もう三日後くらいに。」
俺「おい、ちょっとまてよ。そんなもん簡単に決めれるワケねーじゃねーか。」
「あのさ、自分探しがしてえんだ。見つけたいんだよ。」
俺「どういうことだよ、まず詳しく話せよ。」
男は自分が抱えている悩み、葛藤、心のうちを明かしてくれた。
俺「なるほどな・・・。それで海外か。」
「な、頼むよ。」
俺「フ、マイセルフ・・・。」
「え?」
俺「探しに行こうじゃないマイセルフ。そして見つけようじゃない、My Self」
「お、お前・・・。」
俺「マイセルフ?探せぇ。海外に置いてきた。」
こいつはいろいろな問題を抱えて、頼れるツテもなく、俺にすがってきた。
俺はこいつのピュアな気持ちを踏みにじりたくはなかった。
「ありがてぇ・・・。で、kakaoって車の免許持ってる?」
俺「は?いや車はないけど」
「俺免許合宿でもいいんだけど。」
俺は電話を切った。
プルルルル
俺「なんだよ!!ひやかしかよ!!」
「わりー、わりー嘘冗談だって」
俺「お前は海外なんて行きたくないよ。お前は。そんな免許合宿とかいってる時点で自分は探せてるよ。お前は。」
「冗談、で、どこいく?」
俺「そうだな、フィリピンとかどうだ?」
「フィリポか」
俺「フィリピンな。」
「フィリポか」
俺「切るぜ。」
「待てよ!」
俺「そんなウェカピポみたいな言い方するやつと行きたくない。」
「もういわない。」
俺「よし。フィリピンだったら俺の地元でもあるし、ホームだ。案内もできる。」
「お、いいねフィリピン!色んな果物あるんでしょ!ココナッツとか」
俺「ああ、あるぜ。それにキレイな海もな。」
「そうなのかベルナルド。」
俺「ミドルネームで呼ぶんじゃねえ!」
「いいな、おれもそんなこと言ってみてーよ。ミドルネームで呼ぶんじゃねえって。」
俺「今後ミドルネームで俺のことを呼ぶんだったら俺は行かない。」
「わかったわかった、ベルちゃん。」
俺「お前をココナッツの木の下に埋めてやろうか。」
「トロピカルな死だな。ロコモコー♪」
俺「ロコモコー♪じゃねえよ。なにおまえ、チャカしに電話してきたん?」
「悪い悪い、久し振りだからテンションあがっちまって。」
俺「で、どうなの、フィリピンは」
「でもフィリピンってあぶなくないの?テロリストとかベトコンとかさ」
俺「友達の友達がテロリストなんてよくある話だ。ベトコンはお前地域が違う。」
「でもおまえ言ってたじゃん昔、シルバニアの森がフィリピンで発売されてたけどなんか違かかったって。」
俺「あー、ベトコンの森な、あれはジョークだ、ただぱちもンだったのは間違いない。」
ベトコンの森とは中学時代俺がフィリピンのブティックで発見したエセモン、シルバニアの森に俺が勝手につけた名前のこと。
「シルバニアの森」とかそんな生易しいレヴェルじゃない。 シルバニアのうさぎに混じって兵隊がキャンプしてた。
まさに「ベトコンの森」。
商品のウリ
~枯葉剤を撒くとベトコンが出てくるヨ☆~
「まあ危ない国ってのは間違いないんだろ?」
俺「まあ間違いないな。お土産はエイズでいいだろ?」
「おいおいやめてくれよ。洒落になってない。」
俺「お前狂犬病のワクチン打ってる?昔」
「打ってるワケねーだろ。日本にいる犬みんなかわいい。病気ない。チワワとか」
俺「おいおい、だからお前はダメなんだよ。あっちはチワワとかでもケロベロスだからよ。」
「怖くなってきたぜ。」
俺「あとジャップ(日本人)は基本海外行くとバカにされる」
「どゆこと?」
俺「嘘を信じてしまうから。」
「詐欺とか?」
俺「そそ。」
「俺らマゲでいくか。」
俺「いいな、刀差してくか。」
「うーん、でもフィリピンってどうなんだろ。」
俺「ん?」
「だってお前は知ってるわけじゃん。」
俺「まあ、そうだな。」
「俺はなるべくお前のタメにもなる旅がしたいわけよ。知ってる土地じゃなにも培えないって。」
俺「お、お前・・・。」
「だから新境地に行くべきじゃないの?お互いのためにもさ。」
俺「そうだな。そうするか。」
「どこいきタイ?」
俺「タイ。」
「タイ行きタイ?」
俺「ありがタイ(笑)」
「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
タイ出発の1週間前のことである。
「もしもし」
俺「久し振りだな、で、こんなミッドナイトに電話してきてなんのようだい?」
「俺さ、大学通ってから自分がわかんなくなってさ。」
俺「らしくねぇな、昔のお前はドコいった?」
「単刀直入に言う。なぁ、海外いかねえか?もう三日後くらいに。」
俺「おい、ちょっとまてよ。そんなもん簡単に決めれるワケねーじゃねーか。」
「あのさ、自分探しがしてえんだ。見つけたいんだよ。」
俺「どういうことだよ、まず詳しく話せよ。」
男は自分が抱えている悩み、葛藤、心のうちを明かしてくれた。
俺「なるほどな・・・。それで海外か。」
「な、頼むよ。」
俺「フ、マイセルフ・・・。」
「え?」
俺「探しに行こうじゃないマイセルフ。そして見つけようじゃない、My Self」
「お、お前・・・。」
俺「マイセルフ?探せぇ。海外に置いてきた。」
こいつはいろいろな問題を抱えて、頼れるツテもなく、俺にすがってきた。
俺はこいつのピュアな気持ちを踏みにじりたくはなかった。
「ありがてぇ・・・。で、kakaoって車の免許持ってる?」
俺「は?いや車はないけど」
「俺免許合宿でもいいんだけど。」
俺は電話を切った。
プルルルル
俺「なんだよ!!ひやかしかよ!!」
「わりー、わりー嘘冗談だって」
俺「お前は海外なんて行きたくないよ。お前は。そんな免許合宿とかいってる時点で自分は探せてるよ。お前は。」
「冗談、で、どこいく?」
俺「そうだな、フィリピンとかどうだ?」
「フィリポか」
俺「フィリピンな。」
「フィリポか」
俺「切るぜ。」
「待てよ!」
俺「そんなウェカピポみたいな言い方するやつと行きたくない。」
「もういわない。」
俺「よし。フィリピンだったら俺の地元でもあるし、ホームだ。案内もできる。」
「お、いいねフィリピン!色んな果物あるんでしょ!ココナッツとか」
俺「ああ、あるぜ。それにキレイな海もな。」
「そうなのかベルナルド。」
俺「ミドルネームで呼ぶんじゃねえ!」
「いいな、おれもそんなこと言ってみてーよ。ミドルネームで呼ぶんじゃねえって。」
俺「今後ミドルネームで俺のことを呼ぶんだったら俺は行かない。」
「わかったわかった、ベルちゃん。」
俺「お前をココナッツの木の下に埋めてやろうか。」
「トロピカルな死だな。ロコモコー♪」
俺「ロコモコー♪じゃねえよ。なにおまえ、チャカしに電話してきたん?」
「悪い悪い、久し振りだからテンションあがっちまって。」
俺「で、どうなの、フィリピンは」
「でもフィリピンってあぶなくないの?テロリストとかベトコンとかさ」
俺「友達の友達がテロリストなんてよくある話だ。ベトコンはお前地域が違う。」
「でもおまえ言ってたじゃん昔、シルバニアの森がフィリピンで発売されてたけどなんか違かかったって。」
俺「あー、ベトコンの森な、あれはジョークだ、ただぱちもンだったのは間違いない。」
ベトコンの森とは中学時代俺がフィリピンのブティックで発見したエセモン、シルバニアの森に俺が勝手につけた名前のこと。
「シルバニアの森」とかそんな生易しいレヴェルじゃない。 シルバニアのうさぎに混じって兵隊がキャンプしてた。
まさに「ベトコンの森」。
商品のウリ
~枯葉剤を撒くとベトコンが出てくるヨ☆~
「まあ危ない国ってのは間違いないんだろ?」
俺「まあ間違いないな。お土産はエイズでいいだろ?」
「おいおいやめてくれよ。洒落になってない。」
俺「お前狂犬病のワクチン打ってる?昔」
「打ってるワケねーだろ。日本にいる犬みんなかわいい。病気ない。チワワとか」
俺「おいおい、だからお前はダメなんだよ。あっちはチワワとかでもケロベロスだからよ。」
「怖くなってきたぜ。」
俺「あとジャップ(日本人)は基本海外行くとバカにされる」
「どゆこと?」
俺「嘘を信じてしまうから。」
「詐欺とか?」
俺「そそ。」
「俺らマゲでいくか。」
俺「いいな、刀差してくか。」
「うーん、でもフィリピンってどうなんだろ。」
俺「ん?」
「だってお前は知ってるわけじゃん。」
俺「まあ、そうだな。」
「俺はなるべくお前のタメにもなる旅がしたいわけよ。知ってる土地じゃなにも培えないって。」
俺「お、お前・・・。」
「だから新境地に行くべきじゃないの?お互いのためにもさ。」
俺「そうだな。そうするか。」
「どこいきタイ?」
俺「タイ。」
「タイ行きタイ?」
俺「ありがタイ(笑)」
「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
タイ出発の1週間前のことである。