パワーを増幅するサイバーダイン社製ロボットスーツ →いまそこにある未来

未来を強く感じさせるプロダクト。こんなものが既に現実化している。

それはロボットスーツ。

スーツというよりは身体に沿った骨組みというか、外骨格のような形をしたこのロボットスーツを身につけると、モーターによって、力が増幅され、通常を超えたパワーを発揮できるというしろもの。

それはまさにＳＦ的。サイズは小さいが、その本質はガンダムだ。（３０周年おめでとう）人間の身体能力を外部的な機械によって増強する。実はパワーショベルのような乗り物に近い機械である。それがスーツの形をしている。ガンダムというよりは、ロバート・Ａ・ハインラインのＳＦ小説「宇宙の戦士」に出てくる強化服パワードスーツに近いイメージ。

ある意味乗り物のような機械を運転する手段として、人間自身の動きをセンサーで感知してそれを機械の方がシミュレート、人間がやろうとしているのと同じ動きをロボットがなぞる。極めて合理的な操作方法だと思う。操作方法を覚えたり、操作を意識したりする必要がないのだ。

介護が必要な人をベッドから車いすに移す時のように、微妙な力加減と制御が必要な時に利用することをこのパワードスーツは想定している。

洗練されたＳＦっぽいデザインといい、コンセプトといい、未来を感じさせるテクノロジーである。なんか、こんなもんが現実に存在しているというだけでワクワクする。本当にパワードスーツを実現しちゃうなんて、すごいな。

なんか、意外に実用性がありそうでなさそうな、無意味なテクノロジーなような気もするけど。でも本気でこれにはワクワクするな。

この着用型ロボットが日本で生まれたことがなんだかうれしい。